なんでもノート

デュッセルドルフより、
非日常的な日常の記録。

クリスマス市 in 洞窟&アーヘン

2009年12月05日 | ちょっとおでかけ
業務繁忙期でこの土曜日は出勤を覚悟していましたが、なんとお休みできることに。アーヘンのクリスマス市に行こうと調べていると面白い場所を発見したので、さっそく行ってみることにしました。

アーヘンに程近いオランダのファルケンブルグという街には洞窟にクリスマスマーケットがあるらしいのです。詳しくはオランダ政府観光局のサイトこちらをどうぞ。
外観。外には食べ物の屋台が並んでいます。


中に入ると…暖かい…。採石場跡地なので、けっこう大きな空間が広がっています。でもドイツのマルクトとは違い、駅構内の売店のような、チープなグッズを扱うお店が多く、オランダらしい…。CDや靴下まであってこんなところで誰が買うんだ?と思ったらけっこうみんな買い物をしており不思議。
 

そして、大聖堂で有名なアーヘンへ。
クリスマスマーケットは規模が大きく、良い感じのお店が並んでいて、周囲の町並みもあって趣があります。左は市庁舎から見た、大聖堂前のマルクトの様子。右は反対側の市役所前の様子です。文句なく美しい。
 

でも、なにしろ大混雑です。左はグリューヴァインというホットワインのスタンド前で、みんな立って飲んでいます。
 

アーヘンの街はうそのようにきれいで、でも買い物も楽しめそうで、ぜひもう一度来たいと心に決めつつ。

フランクフルトへ

2009年11月22日 | ちょっとおでかけ
今日は東京から出張で来ている知人に会いに、フランクフルトへ。
いつものICEでデュッセルから1時間半ほどで到着。デュッセルフランク間は、ICEの専用軌道があるので200キロ以上で新幹線のように走ってくれます。


フランクフルトはFrankfurt am Mainと呼ばれ、ライン川の支流マイン川沿いの町。合間に川沿いを落ち葉に埋もれつつ散策。こんな摩天楼があるのはドイツの中でも珍しくて少しうれしくなります。
 


摩天楼の奥右手には旧市街の大聖堂などが見えています。


夜景になりました。


フランクフルトも何回か訪れている割には、いろいろと見て回る時間がないのが残念ですが、同じドイツでも違う街の空気は新鮮です。

オペラ@ケルン

2009年11月08日 | ちょっとおでかけ
芸術の秋の週末の日曜日、今宵は機会があってオペラを見にケルンにでかけました。何を隠そう、オペラを見るのは初めてです。

題目はプッチーニの「ラ・ボエーム」。初心者にもわかりやすい好カード。インターネットであらすじを読み、You Tubeで曲をいくつか聞いて予習をしてからでかけました。
それほど大きくないオペラホールです。オペラはドイツでも基本的にはイタリア語で上演されるものらしく、この劇場では字幕付きでした。(ドイツ語字幕でもないよりはましですが、よく分からない上に全く無視もできず気が散るのも事実。)

 

舞台の様子はこちらのHPで。

オペラというと、長くて、大変なイメージでしたが、ほぼミュージカル同様に楽しめました。偶然にもこの「ラ・ボエーム」は5月にワシントンで見たブロードウェーミュージカル「レント」の元になった作品でもありました。両作品とも私が選んだわけではなかったのですが、偶然の仕合せ有り難く。

モネ展@ヴッパータール

2009年11月07日 | ちょっとおでかけ
今週末は芸術の秋シリーズ、というわけではないですが、雨のようだし、前から大々的にポスターが出て気になっていたモネ展に出かけることにしました。
美術館は依然懸垂式モノレールSchwebebahnに乗りに行ったヴッパータールにあります。

デュッセルから近郊列車に乗り、30分ほどで中央駅に到着。街の中心部の歩行者天国のショッピングゾーンの真ん中辺にある美術館まであっという間に到着。
…してびっくり。なんと美術館の前に長蛇の列が!
 

ドイツでもモネは人気があるのか…と思いつつ寒い雨の中待つこと30分あまりで入場できました。

世界中の美術館からモネが集められており、このことで同じ時期のおなじモチーフの作品(例えばルーアンの大聖堂など)を何点か同時に見ることできます。作品を相対的に理解することができる部分があり、新鮮でした。(以下の絵は同展のHPより)


そしてやはり圧巻は睡蓮。オランジュリーのような大作品ではありませんが、自然光を取り入れた展示室の中は、人があふれているにもかかわらず、透明感にあふれていました。
この美術館、すべての表示はドイツ語なので、睡蓮はドイツ語ではSeerosen(海/湖のバラ)ということに気付きました。英語ではWater lilyですよね。
 

 

ミュージアムカフェで贅沢にケーキを。
 

ノルデナウ(奇跡の水)

2009年11月01日 | ちょっとおでかけ
デュッセルドルフからそう遠くないところに、「奇跡の水」があるらしい…ということで、本日のドライブの目的地は、「ノルデナウ」。いままで何をやってもだめだった病気がよくなった…という系のスポットです。ガイドブックには当然載っていません。
どこなのかよくわからないながらも、住所をナビに入力して言われるがままにアウトバーンを走り、通行量も少ない小さい街が続くなだらかな山を走ること2時間。周囲にはスキー場などもある山の避暑地のような印象の場所につきました。

HOTEL TOMMESに到着。奇跡の水は敷地内の廃坑の中で湧き出しているのです。
こちらが入口。
 

1時間ごとに入れるとのことで、待合所でしばし待機の後、いよいよ入場。進んでいくと、すぐに洞窟の広場に出ました。この回20名ほどの参加者は、ベンチや椅子にマットを敷いて思い思いに座り、20分間ただただ静かに過ごします(エネルギーが高い(?)のでそれ以上いるとかえって体に良くないとか)。
みんな大きな空き容器を持ってきており(無欲な私はペットボトル1本しか持ってきておらず後悔)、担当のおじさんが瞑想中に水をつめてくれます。


以上で終了、7ユーロ也(え!もう終わり!?)。

小さいペットボトル(左)もついてきます。ホテルのレストランでお食事。なかなかよいホテルで、食事もおいしく。「Sinioren Potion=お年寄り向けの量」という少ない量のメニューも選べて、満足です。
 

(おまけ)道中、こんなふうに木を育てているのかな?という所をいくつかみかけました。


帰りにはゾースト(Soest)という城壁の残った木組みの家々が美しいという小さな街に寄ってみました。どうも妙に人出が多い…と思ったら旧市街の真ん中にはキルメス(移動式遊園地)の機材が!どうやら次の水曜日から5日間の開催前なのに、すでに賑わっている様子。木組みの家や、美しい聖堂の雰囲気が台無しですけど…?
 

奇跡の水の効果はいつ出てくるのでしょう?
ただ、やたらと寒い洞窟の中で20分間瞑想するというのはある意味貴重な機会ではありました。さして画期的な着想があったわけではないのですが。

ライン川下り&ケルン再び

2009年07月31日 | ちょっとおでかけ
さて、友人がデュッセルに来てくれたので、本日は標記のデュッセルから日帰り旅のベストコース?へお出かけ。

以前5月に訪れたコースなので安心、とデュッセル中央駅からライン川下りの始点、リューデスハイムを目指しましたが、さりげなく電車が遅れ、コブレンツでの乗り換えが成らず。コブレンツから先はローカル電車で一時間に一本なので、思わぬコブレンツ散策となりました。

※ドイツではよくあることなので、気を長く持たねばいけません>来訪予定の方。

リューデスハイムからのゴンドラから見た見事なブドウ畑。左手がライン川。


ローレライ。船上ではローレライの歌が流れます。ちなみに船上の放送は、ドイツ語→英語→日本語→中国語の順で流れ、日本人観光客のプレゼンスが伺えます。


サンクト・ゴアールで船を降ります。パン屋さんで、ローレライチョコ発見。うん、似てる(!?)


先ほどとは逆のライン川左岸を電車で走り、再びコブレンツ乗り換え。今度は写真のように後ろの黄色い電車から前の赤い電車へ、スムーズに乗り換え。ケルンへ向かいます。
駅前の大聖堂(世界一便利な世界遺産ではないでしょうか)は今日も大盛況。
 

夜のケルンはまた別の顔。


 

写真では静寂ですが、実は駅前の側の聖堂前は夜も大賑わい。音楽をかけて、頭でくるくる回って踊ってる人たちもいて、そうか、世界遺産の前でヒップポップ?の練習してもいいんだ…でも日本ではないよね、と妙に感心しました。

コブレンツ/マインツ(ライン川ドライブ)

2009年07月19日 | ちょっとおでかけ
友人の車でマインツを目的地にライン川ドライブへ。

コブレンツ。ドイチェスエック(「ドイツの角」)といって、ライン川とモーゼル川の合流点です(川の色がくっきりと分かれています。手前がライン川)。
対岸の丘の上にある要塞にリフトで上ると、雨雲が。雨が近づいてくる前と、通り過ぎた後の2枚です。





さらに上流の街、マインツへ。このマインツからコブレンツ間がいわゆる「ライン川下り」の区間になります。

お目当ての聖シュテファン教会。シャガールの青いステンドグラスがあります。教会内は青く、これまでにない雰囲気があります。
 

マインツ大聖堂。
 

帰りはライン川沿いを走り、ローレライ再び。今日は平和な、大きな岩です。
 

これで8時頃でしょうか。すでに日が暮れるのは徐々に早くなってきていますが、この時期は日が長いので、でかけるのにはとてもよい季節です。

クローラー・ミュラー国立美術館へ(オランダ)

2009年06月07日 | ちょっとおでかけ
友人が車を出してくれるというありがたいお話に、オランダのクローラー・ミュラー国立美術館をリクエスト。デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園という自然保護区のなかにあります。

デュッセルから車で2時間弱。高速ではなぜか馬を乗せた車(ふつうのセダン)を何台も見かけました。


広大な公園では、入場料7ユーロを払うと、白い貸自転車に乗ることができます。ブレーキはハンドルのところにはなく、ペダルを反対回しにして止まる方式なので、少し練習が必要です。


クローラー・ミューラー美術館はゴッホコレクションで知られます。見たことのある作品がずらりと並び、息をのみます。
写真を撮れるのが欧米の美術館のうれしいところ、というわけで代表作を何点か。



 




ケルンへ

2009年05月03日 | ちょっとおでかけ
本日はデュッセル訪問中の友人とケルン(Köln)へ。デュッセルドルフからは電車で20~30分ほどの距離です。なんといっても世界遺産でもある大聖堂の街ですが、人口100万人あまり、ベルリン、ハンブルグ、ミュンヘンに次ぐ第4の都市でもあります。

大聖堂。大きくて収まりませんが、圧巻です。
 

聖堂内部。


509段の階段で、塔に上ることができます。


電車で15分ほどのブリュール(Brühl)にある世界遺産のアウグステゥス城(Schloß Augustusburg)にも足をのばしました。ガイドツアーによる見学のみですが、ツアーがドイツ語のみなので(英語の説明書を貸してくれますが)いまいちよくわからないものの、見事でした(内部は撮影禁止)。




お昼はケルンの地ビール「ケルシュ」、夜はデュッセルドルフの地ビール「アルト」を飲み比べました。相変わらず飲めませんが、違いはわかります♪

ランゲン美術館(ノイス)

2009年04月04日 | ちょっとおでかけ
(前の記事からのつづきです)
ランゲン美術館は、安藤忠雄の設計(欧州4番目の作品)で、2004年9月オープン。
NATOのミサイル基地跡地を再生しています。なので住所は"Raketenstation Hombroich 1"。
おりしも今日は、北朝鮮がミサイル発射を予定しており、さらにNATOの60周年首脳会議がドイツ・ケールとフランス・ストラスブールで開かれています。こんな日にここに来てしまうとは。

インセル・ホンブロイヒ美術館を出て、道を渡り畑の中を歩いて15分ほどのランゲン美術館に向かいます。


忽然とさくらが現れました。




コンクリートとガラスと水と緑。館内は珍しく撮影禁止だったため外観のみ。大部分のスペースが地下になりますが、展示は案外少なく、時期ごとに入れ替えて展示をしているようです。ランゲン財団は日本作品のコレクションを持っており、Japanraum(日本の部屋)があり、今日は宗教関連の掛け軸特集でした。室町時代の白衣観音の画をとても気に入りました。






美術館を出て裏手に回ると、NATO基地の施設がほぼそのまま残っているようでうです。一部活用されている雰囲気はありますが、使っている施設の雰囲気ではなく、その中に平和に草が生えていたりして(もとい迷彩でしょうが)、ラピュタの現代版のようです。






管制塔と桜。2種類の木が組み合わさって一つに見えている変な桜発見。
 

バスを待って帰ります。


しかしこのあと無事乗れたところで気が抜けて、間違ったところで降り、ノイスの街中をさまようことになりました。本日25,000歩。