なんでもノート

デュッセルドルフより、
非日常的な日常の記録。

アメリカへ(NY)

2009年05月31日 | 
今日はNYへ移動。迷った末、アムトラックのアセラ特急(Acela Express)で。DCからNYまで3時間弱、9時発の便は150ドルあまりです。鉄道不毛の地と言われるアメリカにあっては例外的に早くて快適な列車で、東京大阪間のように、飛行機と競合する路線でもあります。

ワシントン・ユニオン駅構内の待ち合い所。


席は指定がなく自由ですが、検札で座席が確定され、席の後ろに票が差し込まれます。私が乗ったのは「Quiet Car」で携帯等でうるさくしてはいけない車両でした。
 

定番、食堂車。軽食が売っています。ドイチェバーンより安く、コーヒー1.6ドル。


さりげなく遅れつつもNYに到着。こちらに駐在中の友人におつき合いいただいて、いざ街へ。

この日は「Japan Day」がセントラルパークで開かれていました。多くの地元の人たちでにぎわっていました。NYだと日本人も雰囲気がローカライズされているし、日系やアジア系のアメリカ人も多くて見分けがつかないのが、デュッセルとの大きな違いです。


そして念願の『The Noguchi Museum』へ。マンハッタンから出てクイーンズのBroadway駅から15分ほど歩いたところにあります。
静かで凛とした空気の中に、イサムノグチの作品がたたずんでいます。これだけ多くの作品を一度に見られるのは初めてで、もったいないような気持ちがします。






 



NYの街角。都会です…。日本はもちろん欧州と比べても道路など街はきれいとはいえないけれど、スピードと活気と自由な空気があります。
 

夜はマンハッタンのビルの屋上の穴場に連れて行っていただきました。寒いのでお店が貸し出している赤い上着に皆包まれて。エンパイアステートビルのライトアップも至近です。
 

デュッセルとはだいぶ違うNYライフの話を聞いてちょっとカルチャーショックを受けつつ、NYの夜は更けていきました。

アメリカへ(ワシントンDC)

2009年05月30日 | 
今日は一日ワシントンDCで。私にとっては一年前のいろいろなことがフラッシュバックしてきます。

ジョージタウン大学。ポトマック川の対岸、アーリントンからの眺めです。


土曜日ですが同窓生のイベントが開かれていて、賑わっていました。


友人らとブランチ、ミュージカル「RENT」を見た後、ワシントン市内を適当にお散歩、しているだけなのですが、ワシントンらしい写真が撮れました。

Capital Hill(国会議事堂)。


ホワイトハウス、正面と裏側。




モール内、National World War II Memorial
第二次世界大戦での犠牲者を悼み、平和への貢献をたたえるものです。"HERE WE MARK THE PRICE OF FREEDOM"という碑が鮮やか。戦勝国だ…と新鮮です。このようなストレートすぎるメッセージは特にワシントンには散見されますが、薄っぺらく感じられる一方、不思議な説得力があって、とてもアメリカ的と感じます。




夜は思い出のイタリアンで、あっという間にワシントンの時間が過ぎました。
…一年前よりもモードがドイツ的になっているらしく、気を抜くと真顔で無愛想になりすぎてしまいます。アメリカではもっと軽いノリで、フレンドリーにしないといけません(!)

アメリカへ

2009年05月29日 | 
昨年のこの時期4~6月は米国(ワシントンDC)に滞在していました。なので、ドイツの生活はよく日本、米国と比較しながら見ています。1年たった今、欧州からアメリカに行ったら、どんなふうに感じるかな?と思い、週末+αの3泊5日でD&NYに出かけてみることにしました。

安かったのはパリ経由Air France便。往復で340ユーロ弱です。ワシントンまで8時間半、時差は6時間。


機内はフランス語とフランス英語でよくわからなかったのですが、どうやら空港の悪天候で着陸待機がかかっており、結局2時間あまり遅れて着陸しました。




<アメリカ的エピソード①>
ワシントン・ダラス空港に着き、米ドル両替をしようとインフォメーションで両替所の場所を尋ねると……お兄さんに個人的な取引を持ちかけられました。
彼は来月パリに行く予定があるそうで、ユーロが欲しいとのこと。確かにお互いにfeeを節約できる"win-win deal"だということで、その場でyahooサイトで現在のレートを調べ、このレートでどう?make sense?と交渉。
そして彼は勤務中にもかかわらずカウンターを離れいそいそとATMへ。156ユーロと220ドルを交換しました。

これは日本ではもちろん、ドイツでも絶対に起こらない現象だと思うのですが。(空港内「i」カウンターからも見通しのきくATMで、決して危ない環境ではなかったのでご安心ください。)

というわけでこれ以上もなくアメリカ的にアメリカ開始。夜は日本から昨年の私同様にこちらにきている友達のパーティー、Japan nightに参加させていただきました。

ドイツ的なもの

2009年05月27日 | デュッセル生活
週末から米国へ。おみやげは白ソーセージ!とリクエストがありましたが、米国は肉製品持ち込み禁止です!なので、スーパーを一周してドイツ的なものをピックアップ。上左からミルカチョコレート、ハリボー(グミ)、レトルトマッシュポテト、マスタード、ザワークラフト、クラッカー。


チョコレート屋さんに行くと「Maikäfer(マイケーファー)」が並んでいます。日本語ではコフキコガネ?ですが、この時期5月(Mai)に現れる虫で、ラッキーアイテムのようです。




気味悪がられないとよいけれど。


"shwarzfahren"その後

2009年05月20日 | デュッセル生活
5月2日の"schwarzfahren"(無賃乗車)事件が無事解決しました。

自分のドイツでの交渉能力のなさはわかっているので、ここは重大局面につき現地スタッフに交渉をお願いしました。難しいけど、少なくともDiscountしてもらえるように交渉してみる、と彼女。

当初、運行会社Rheinbahnに2日間ほど電話をかけつづけるも、全くつながりません(さすがドイツ…。別の窓口からでもつなげてもらえず、対面対応中はスタッフは機密保持のため電話に出ることを禁じられている、と開き直られたとのこと)。
そこで書面で事情を説明し(居住して日も浅く、料金システムを正しく理解しておらず悪意はなかった旨、罰金を払う意思はあるができれば減額してほしい旨)、Faxにて送付したところ、2週間近くたって回答レターが届きました。

曰く、本来一人40ユーロのところ、5ユーロにする、とのこと。特段理由は書かれていませんが、めでたくfalsch fahren(間違った乗車)と認められたようです。定期券を忘れて検札に引っかかった際の料金と同一なので、この適用かもしれません。二度目はないからね、と釘を刺されつつ。

罰金の「割引」や書面での申し立て、というのは日本にはない発想で、大変良い経験になりましたが、各方面に大変ご迷惑をおかけしましたm(__)m

ロンドン途中下車

2009年05月19日 | 
今日はグラスゴーからロンドン経由でデュッセルへ帰ります。雨模様のグラスゴー、ジョージ・スクエア。


ロンドン・ヒースロー空港。ロンドンで所用のため途中下車です。前回買った「Oyster Card」にチャージして地下鉄で市内へ向かいます。都会でうれしくなります。
 

ロンドン市内から空港までの戻りは「ヒースローエクスプレス」で。16.5ポンドもしますが、パディントン駅から15分で到着します。パディントン駅といえば、"パディントンベア"(誰も注目していません)。


★お買いもの★
ロンドンでは、ポンドが比較的リーズナブルなのと、商品の表記が読めるので(ドイツではすべてドイツ語表記)、私には貴重な買いもののチャンス。特に細かい説明を読みたいものが多いドラッグストアなどは大喜びです。

ということとは直接関係ありませんが、Oxfamの店舗に立ち寄りました。貧困克服の民間国際協力団体ですが、このショップでは寄付された品物を販売しています。持ち込みも自由とのこと。手頃なベルトを発見し、購入。9ポンド。


★キャッチコピー★
空港のボーディングブリッジ等々の広告のコピーで2つ気に入ったものがありました。

①"Make it happen" by RBS (Royal Bank of Scotland)
~"happen"というのは偶然起こることを表現する言葉なので論理矛盾だと思うのですが、それを起こしちゃおう、というのはちょっと無理やりで楽しいような気がします。


②"The world's local bank" by HSBC(香港上海銀行)
~どんな世界規模のことも、結局はローカルなんだ、と日頃思っていたので、勝手に共感。


かといって両銀行に全く用はありません。

グラスゴー(スコットランド)へ

2009年05月18日 | 
今日は出張でグラスゴーへ。イギリス北部、スコットランドの首都はエディンバラですが、最大の都市はグラスゴーのようです。商工業、文化の中心地で、人口75万人を誇ります。

デュッセルから直行はありませんが、最も早くたどり着けそうなのは「Flybe」というイギリスの格安航空の路線。荷物やクレジット決済にも課金され、座席を指定するのも有料なら機内サービスも当然有料です。

窓の外には羽の下のプロペラ等の部分が見えます。離着陸時にはここからタイヤが出てきて、バウンドしてるのも観察できました。エディンバラで乗り換えです。
 

目的地グラスゴー大学に到着。
 

グラスゴー大学はアダム・スミスが教鞭をとっていた大学です。過去に知人が大学関係者にゆかりのものがあるか尋ねたところ、「Adam Smith Building」があるが、みすぼらしい建物と聞き、やはり経済学(Economics)がdismal science(陰気な学問)と言われているからだろうか、と盛り上がった(両者とも法学部系)いう話を聞きましたが、見に行く時間がなく残念。
ただ聞いたところによれば、「銅像」もあるとのこと。建物は本当にみすぼらしいらしいですが、経済学部が独立した60年代に建てられたものなので致し方ないようです。


夜はスコットランド料理。"ハギス(Haggis)"はスコットランド名物で、羊の肉のミンチとオートミール,スパイスなどを羊の腸につめて蒸したものですが、これはベジタリアンハギスなので、あっさり。添えてあるのはマッシュポテトとマッシュカブ。


サーモンも有名です。


中心部の街の様子。


このあとたどり着いたホテルでは、空港バスの情報もろくに知らず、はじめに案内された部屋は掃除がされていませんでした。次の部屋では窓が閉まりませんでしたが、あきらめて枕を隙間に詰めて就寝(確かに安い宿だけど、日本ではこういうことは絶対に起こらないよな…)。

出会った人々はみんな親切で親しみやすく、スコットランド訛りもドイツ語に比べれば遥かに分かりやすく。でも会話の中でふつうに「将来イングランドから独立したら…」と出てきたときには驚きました。イギリスも多様で、北部自然のエリアなどもぜひ訪れてみたい場所です。

正しい休日

2009年05月10日 | デュッセル生活
今日は完全オフを決め込みましたが、あまりにもよい天気なので、公園で書類を読むことにしました。日曜日でもやっている貴重な近所のダンキンドーナツでコーヒーとドーナツを買って、ご近所ホフガルテン(Hofgarten)へ。この上ない、贅沢。

 

シュパーゲルの週末

2009年05月09日 | デュッセル生活
さて4月中旬から6月半ばまではシュパーゲル(Spargel)のシーズン。レストランでもシュパーゲルメニューが出揃っています。せっかくなので、現地スタッフに調理法を聞き、試してみることにしました。

まずは買い出し。市場にたどり着く前にスタンドを発見。立派なシュパーゲルが500gで1.9ユーロだったので購入。次いでスーパーにより、付け合わせに生ハム、トマトを購入。ゆで汁をバターと小麦粉を炒めた中に入れて(ホワイトソースの要領)スープを作るということだったので、小麦粉とバターも購入。
 

作ったのは翌日日曜日ですが、こんな感じに出来上がりました。シュパーゲルは皮をむいて、砂糖と塩とレモンを入れて茹でるだけです(少し茹ですぎました)。


スープがホワイトでないのは…小麦粉がvollkornmehl(無精白小麦粉?おそらく)だったため。
さらにバターは無塩なのかなー、と思ってよくよく見たら、バターでなく、「das Butterschmalz」というバターから水分と蛋白質を取り除いてあるものでした…。冷暗所で数ヶ月もつらしく、高温になり、しかもバターのように焦げないようです。難しすぎです!がスープ自体はおいしかったので、よしとします。

ケルンへ

2009年05月03日 | ちょっとおでかけ
本日はデュッセル訪問中の友人とケルン(Köln)へ。デュッセルドルフからは電車で20~30分ほどの距離です。なんといっても世界遺産でもある大聖堂の街ですが、人口100万人あまり、ベルリン、ハンブルグ、ミュンヘンに次ぐ第4の都市でもあります。

大聖堂。大きくて収まりませんが、圧巻です。
 

聖堂内部。


509段の階段で、塔に上ることができます。


電車で15分ほどのブリュール(Brühl)にある世界遺産のアウグステゥス城(Schloß Augustusburg)にも足をのばしました。ガイドツアーによる見学のみですが、ツアーがドイツ語のみなので(英語の説明書を貸してくれますが)いまいちよくわからないものの、見事でした(内部は撮影禁止)。




お昼はケルンの地ビール「ケルシュ」、夜はデュッセルドルフの地ビール「アルト」を飲み比べました。相変わらず飲めませんが、違いはわかります♪