なんでもノート

デュッセルドルフより、
非日常的な日常の記録。

週末ベルリン旅~アート編2

2010年01月17日 | 
ベルリン二日目の日曜日は、美術館・博物館を訪れることにしました。
ベルリンには多くの施設がありますが、「博物館島」は世界遺産にもなっていて、5つの大型館が集中しています。共通券14ユーロを手に、そのうちのいくつかをまわりましたが、特に以下の二つは注目です。

●ペルガモン博物館
古代ギリシアのペルガモン(現トルコ)「ゼウスの大祭壇」。巨大な遺跡がそのまま室内に再建されています。この見せ方、スケールに唖然とします。
 

古代バビロニアの「イシュタール門」とそれに続く「行列通り」です。ドイツの考古学者による略奪云々とはよく聞きますが、規模が違い感心するばかり。どこにいるのかだんだん分からなくなってきます。
 

●新博物館(Neues Museum)
第二次世界大戦で大きな被害を受け、修復工事が進んでいましたが、この10月に70年ぶりに再オープンし、大きなニュースになっていました。コレクションの中心は古代エジプト関連ですが、なかでもネフェルティティ像はエジプトから返還を要求されていて、話題になっています。
 

雪の新博物館前(左)とベルリン大聖堂(右)。この日は雪で、気温はマイナス10度近くまで下がっていました。この雰囲気は好きですが、長時間のお散歩はきびしく、動物園に行くのは思いとどまりました。
 

博物館島をわたったところにある「●DDR博物館」にも立ち寄りました。DDR(Deutsche Demokratische Republik=ドイツ民主共和国)とは旧東ドイツのことで、当時の市民の暮らしぶりなどが展示されています。社会主義体制の厳しさを感じる一方で、どこか日本の戦後の昭和チックな懐かしさも感じます。

後ろ髪をひかれながらも、この時期の鉄道はダイヤもいつも以上に乱れがちなので、早めの電車に乗りデュッセルへ戻ることにしました。ベルリンは私にとってはデュッセルから来るととてもリフレッシュできて、本当に住んでみたいような街です。

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