なんでもノート

デュッセルドルフより、
非日常的な日常の記録。

ジャズライブハウス

2010年01月31日 | デュッセル生活
知り合いからのリクエストにより、デュッセルのジャズライブハウスを探して行ってみることになりました。

よく通っている旧市街の通りの一角の地下に、その名も「Dr.Jazz」というお店がありました。明かりがともると存在に気がつきます。


この日はジャズではなく、ちょっといい年のおじさまたちのバンドが繰り広げるロックンロールでしたが、会場は結構賑わっており、みんなまじめに聞いている雰囲気。曲はほとんど英語でも歌い終わると、「Danke Schoen!」というところがドイツでした。


デュッセルにこんなところがあったとは、新しい発見でした。

週末ベルリン旅~アート編2

2010年01月17日 | 
ベルリン二日目の日曜日は、美術館・博物館を訪れることにしました。
ベルリンには多くの施設がありますが、「博物館島」は世界遺産にもなっていて、5つの大型館が集中しています。共通券14ユーロを手に、そのうちのいくつかをまわりましたが、特に以下の二つは注目です。

●ペルガモン博物館
古代ギリシアのペルガモン(現トルコ)「ゼウスの大祭壇」。巨大な遺跡がそのまま室内に再建されています。この見せ方、スケールに唖然とします。
 

古代バビロニアの「イシュタール門」とそれに続く「行列通り」です。ドイツの考古学者による略奪云々とはよく聞きますが、規模が違い感心するばかり。どこにいるのかだんだん分からなくなってきます。
 

●新博物館(Neues Museum)
第二次世界大戦で大きな被害を受け、修復工事が進んでいましたが、この10月に70年ぶりに再オープンし、大きなニュースになっていました。コレクションの中心は古代エジプト関連ですが、なかでもネフェルティティ像はエジプトから返還を要求されていて、話題になっています。
 

雪の新博物館前(左)とベルリン大聖堂(右)。この日は雪で、気温はマイナス10度近くまで下がっていました。この雰囲気は好きですが、長時間のお散歩はきびしく、動物園に行くのは思いとどまりました。
 

博物館島をわたったところにある「●DDR博物館」にも立ち寄りました。DDR(Deutsche Demokratische Republik=ドイツ民主共和国)とは旧東ドイツのことで、当時の市民の暮らしぶりなどが展示されています。社会主義体制の厳しさを感じる一方で、どこか日本の戦後の昭和チックな懐かしさも感じます。

後ろ髪をひかれながらも、この時期の鉄道はダイヤもいつも以上に乱れがちなので、早めの電車に乗りデュッセルへ戻ることにしました。ベルリンは私にとってはデュッセルから来るととてもリフレッシュできて、本当に住んでみたいような街です。

週末ベルリン旅~アート編

2010年01月16日 | 
しごとが立て込んでいる1月の遠出はあきらめていたのですが、ふっと時間が空いた週末。・・・世界一といわれるベルリンフィルの券が残り3枚で取れました。行こうベルリン!

なんとこれでベルリンは5回目(出張含む)となり、電車の乗り方などを考えなくてよいので、コンテンツに集中できます。朝のICEに乗り込み、4時間半。お昼にはベルリンに到着し、夜まではショッピング。

コンサート会場へは、おなじみのポツダム広場から歩いて10分ほどです。


ベルリンフィルの本拠地であるコンサートホールPhilharmonie。サントリーホールのモデルになったそうですが、独立した建物です。


今日のプログラムはBernard Haitink指揮でブラームスの交響曲第3番とピアノコンチェルト1番。と聞いても私にはよくわからないのですが、Haitink氏は世界的に有名な指揮者で、ブラームス3番は私でも耳にしたことのあるメロディー。なかなかの好カードのようです。

客席の様子(撮影禁止だったようですが許してください)。ちなみに私の席は2階席右手で80ユーロ。ホールは客席自体は日本とも大差ないと思いますが、開演前や休憩時間のロビーは満席の今日でもゆったりとしていて、混雑ストレスがないのが不思議です。オレンジジュースを飲んで、CDを買いました。
 

世界一といわれるベルリンフィルは、すっきりしたきれいな音に聞こえ、演奏者が手にする楽器が、いつもより小さく見えました。大変満足です。

冬籠り

2010年01月10日 | デュッセル生活
東欧旅行で体力を使い果たしたのか、今週は低調な暮らしを決め込んでおりました。おりしも以下のような事情から、家にひきこもるのが正解のような今週。

★2010年問題
年が明けて、ドイツでは「2010年問題」が発生。いまや懐かしいいわゆる「2000年問題」と同様の問題で、西暦下二桁が"10"になったことにシステムが対応できていないもの。銀行ATMからキャッシュ引き出しができなくなる事態が多発。さらにデュッセルドルフでは、地域交通ラインバーンのシステムが壊れ、路面電車の行き先表示もできなくなり、紙を張って走っていました。職場のビルのエレベータのカード制御の不調も同様の問題が疑われます(業者が休暇中のため!不明)。

★寒さと雪
デュッセルドルフに1日に帰ってきてから、毎日零下で、昼間でも0度を割り込む寒さが続いています。路上にも常に雪がある状態で、ドイツでは積雪時に路上に撒く塩と砂の不足が話題になっています。
この週末は大雪警報が出ており、欧州全体とドイツでも特に東北部は大雪で混乱が続いているようですが、デュッセルドルフはあまり降らずにちょっと期待外れ?

それではと、ふと思い立って、お散歩がてらライン川沿いにある展望台、ラインタワーに登ってみることにしました。ほぼ1年ぶりです。
168mの高さから見下ろすデュッセルドルフ市街方面。意外にに大都会です。


塔の南側、ハーフェンと呼ばれる地域。手前に変わった建築物が見えます。右はNRW州議会(10月に見学)の建物。
 

塔を降りたのは5時過ぎですが、すっかり夜になりました。これがラインタワーです。右は近くの公園からみた風景です。
 

久々に大掃除や料理もして、少し人間らしくなった週末でした。

ウィーンのお正月(冬休み旅:最終日)

2010年01月01日 | 
元旦ながら、日本のようなすがすがしい空気は見当たらないウィーンです。
昨日から施設関連はほとんどが休みで、どこに行こうか迷いますが、午後のフライトまで少し時間があるので散策がてらシェーンブルン宮殿へ。

けっこう人も出ており正しい選択だった様子。庭園がとても広く、動物園や温室などもあります(動物園はパンダの写真に惹かれつつも時間がなく断念)。
庭園内の丘にそびえる休憩所、グロリエッテから見下ろす宮殿とウィーンの街です。


とても天気が良く、まるで東京の冬の日のようでした。宮殿初詣気分で。
午後はフランクフルトでお供を見送り(カリーブルストにたどり着けなかったのが無念)、ICEに乗って無事デュッセルに戻りました。

…しかしなんか寒い…雪も積もっています。このあとしばし、零下の日々が続くのでした。長い旅にお付き合いいただき、ありがとうございます。