なんでもノート

デュッセルドルフより、
非日常的な日常の記録。

夏時間開始

2009年03月29日 | デュッセル生活
今日からEU圏では夏時間となりました(3月最終週の日曜日から10月最終日曜日まで)。日本との時差は7時間となります。

午前2時~3時の間が夏時間移行となり、時計の針を1時間進めなくてはいけません。

我が家にはほとんど時計がありませんが、電子レンジやラジオなどにも時計が付いており大変です。こんなことなら就業時間を1時間ずらした方が楽なんじゃないだろうか?人の時間の認識を変える方が大変なのだろうか?


今夜は三日月。これで20時50分(夏時間)です。(おっとデジカメの時計も直さねば…)


ちなみに、夏時間は
英語では"summer time"、
米語では"daylight saving time"、
ドイツ語では"Sommerzeit"のようで、米語が一番難しいですね。

※3/15~17、BW州旅を本日アップしました。

花の便り

2009年03月22日 | デュッセル生活
今日の午後は公園散策&美術館へ。
まずは、家からもほど近いHofgarten(ホーフガルテン)を抜けます。

ガイドブックによればホーフガルテンは、敷地面積2万7千㎡。かつて宮廷の狩場だったところで、1769年に造られたドイツ発の市民公園。園内には池や小川のほか、美術館や博物館、劇場が点在、美術作品も多くあります。

柄になく、今日は花を中心に。

青い絨毯。なんという花でしょうか。




スイセン&クロッカス。




Museum KunstPalast(クンスト・パラスト美術館)に到着。
ドイツ語でまくしたてられ、英語でと言ったら「No」と言われるものの(観光施設なのに…)、多くは「Geschlossen(閉鎖)」しているけど一部公開部分は「frei(無料)」ということで、見学。


屋外のシュールな作品。


ライン川ほとりのRheinpark(ライン公園)へ。
クロッカスの大群生を発見。「schön!」とみんな写真を撮っています。意外にドイツ人も日本人並みにデジカメや携帯で写真を撮っているのをよく見かけますが、むしろ日本よりもカメラを向けることに抵抗がないようで、助かっています。


実はクロッカスが地面に咲いているのを見たのは初めてです。(水栽培するものだと思っていました。)


正面、クロッカスの向こう側がライン川です。


東京の桜とはちがった色で、デュッセルでも春を感じられました。

買い出し@デュッセル

2009年03月21日 | デュッセル生活
今日は早起きをして、同僚とMarkt(マルクト=市場)ツアー。
まだ人通りの少ないケーニヒスアレーがこの上なくすがすがしい。


まずはパン屋でFrühstück(朝食)。


Altstadt(旧市街)のCarlplatzのマルクトへ。
土曜日だけではなく平日も常設で食料品から日用品など、いろいろなお店が並んでいる一角で、日本の市場のような形式です(金沢の近江町のような市場を小さくした感じ)。

以下一部ですが、目についたお店です。



野菜・果物。




”Hokaido Kürbis(かぼちゃ)”!?


ドイツらしい加工肉製品。ちなみにハム・ソーセージ類と乳製品は全般に日本では考えられない安さです。




”yes, we can”テキサスビーフ?


パンや。


花。


人出の多い日です。Altstadt(旧市街)。


デュッセルの目抜き通りKönigsallee(ケーニヒスアレー)。暖かくなって、天気も良くなってきたので、この1~2週間で路上にカフェが一気に出現しました。


アイスも食べました。一玉(?)1ユーロ。


今日の収穫です。手前のビニール袋に入っているのは、オリーブです。しかし紫色の野菜は、使い方がわかりません(生でもスープにしても合いませんでした)。誰か教えてください?


本も買いました。なぜかドイツ人の英語学習本を購入。面白そうです。


このように土曜日にはお買い物をするのが正しい過ごし方のような気がします(日曜日はお店は原則すべてお休みです)。
デュッセルドルフに来てくださったら、ご案内いたします。
これからよい季節、お待ちしております!

BW州(主にマンハイム)

2009年03月17日 | 
前日にマンハイム(Mannheim)入り。マンハイムは人口約32万人、BW州第二の都市でこの地域の経済的文化的の中心地です。

整然とした碁盤目状の計画都市です。(英語でもlike a chess boardと表現されていた。ドイツ語では?不明。)



街のシンボルとなっている給水塔(Wasserturm)。


街の感じがどことなくデュッセルドルフと似ている。


翌朝、給水塔から広場を望む。


珍しく早起きをして、街中を散策。


ごみ箱の設置はデュッセルと同じ様子。これは色別のガラス瓶用のコンテナ。


隣には古着、靴の回収ボックスがあります。ドイツでは一般的で、左は街が設置したもののようですが、場所によっては赤十字等の団体などが主体になる場合もあるようです(ローカルスタッフ談)。


18世紀に築かれたドイツ最大のバロック様式の宮殿。現在は大学等にも使用されているようです。


帰路。マンハイム駅で。


ICE(InterCity Express)車内。1等車ではコーヒーも頼むことができます。


以上おつかれさまでした。

BW州(主にチュービンゲン)

2009年03月16日 | 
ドイツで打ち合わせというと、コーヒー(ポット)と水・ジュースが準備され、好きなものを飲みながらとなります。場合によってはクッキーなども添えられますが、この日はパンがありました。



シュツッツガルトからいくつか用事の後、午後にはデュービンゲンに立ち寄りました。人口約8万人のうち2万人が学生の大学街ですが、ヘッセなど多くの作家や哲学者が青春時代を過ごしたことで知られ、旧市街の細い坂道に色とりどりの家々が並ぶ、ネッカー川沿いの美しい街です。

ネッカー川から市街を望む。美しい。


右手の赤い建物が、ヘッセが4年間見習いとして働いた「ヘッケンハウアー書店」。


「H&M」もここではこんな素敵な建物に入居(赤い文字の看板が見えますか?)。


市庁舎。


こんな小道がそこかしこにあります。


美しい川も、よく見ると生活排水が入っている気がします(写真右)。そんなことを気にしている人はまったくいませんが…。こういう泡、日本では昨今あまり見ないような気もするのですが。
 

バーテンビュルテンブルグ州へ出発

2009年03月15日 | 
本日からバーテンビュルテンブルグ(Baden-Württemberg)州へ2泊で向かいます(仕事です)。
BW州はドイツの南西に位置し、フランスとスイスに接している州で、首都はシュツッツガルト、黒い森やバーデンバーデン、ハイデルブルグなども同州にあります。



さて、今日はシュツッツガルトまで移動です。IC(InterCity)で4時間ほど、道中ライン川の西側を通り、ローレライなども見られました。しかし、道中資料に目を通したりしていたので、写真は食堂車と車内の様子のみです。



食堂車。




一等車に初めて乗りましたが、電気は壊れてつかず、訴えても「Kaputt(壊れてる)!」と放置するのみなので、ついているところに移動しました。さすがドイツ。

ロンドン再び(オイスターカード)

2009年03月10日 | 
今日から一泊でロンドンに出張。
フライトは1時間と日帰りも可能な距離ですが、イギリスはEUとはいえ通貨が違う上に、シェンゲン協定※外のため入国審査があり、時差も1時間と外国感があります。

※1985年にルクセンブルグのシェンゲンで締結された、共通国境管理の漸進的撤廃に関する協定(85年シェンゲン協定)及び90年に締結されたシェンゲン実施条約からなる。当初は仏、独、蘭、ベルギー、ルクセンブルグの5ヶ国のみが参加していたが、現在は英、アイルランドを除くEU13加盟国が締約国である。また、EU非加盟のノールウェー、アイスランドは、協力協定を締結している。

デュッセルドルフの空港でもロンドン行の便は簡単なパスポートチェックのポイント(写真中央)を経て、遠くの搭乗口にたどり着きました。


今回は出張のため、楽しみは移動だけ。というわけで、空港から市内までのUndergroundに乗るため、「オイスターカード」を買ってみました。
これはSuicaやPASMOと同じような非接触型ICカードで、地下鉄やバスなどに共通、自動的に一番安い料金を選んで決済してくれるすぐれものです。高くて有名なロンドンの地下鉄も、ゾーン1の切符を買うと£4ですが、オイスターカードで乗ると£1.6になります。デポジットが£3。


改札口。手前の黄色い所にかざします。


ドイツのアナログな改札システムからは考えられないシステムです。
街中の人の動きもロンドンはデュッセルの約2倍速。

大変気に入ったので、また使いに来なくては。

ブンデスリーグ(Bayer04 - VfL Bochum)

2009年03月08日 | ちょっとおでかけ
ドイツといえばブンデスリーグ(と人は言う)。
一度は行かねば、ということで知り合いがチケットをとって声をかけてくれたので、連れてってもらうことに。

会場はデュッセルドルフ市内のLTUアリーナ(←ネーミングライツ)。
52,000人収容の2004年にできたドイツでも屈指の立派な全天候型スタジアムのようです。メッセ会場の隣にあり、交通も非常に便利。
試合開始(17時)の1時間ほど前になると続々と人が集まってきます。





やはり定番はビールとBratburst(ブラットブルスト)。後者は焼きソーセージ(パン付)で、ホットドッグとはちょっと違います。巨大なパンも売っていました。
ちなみに私はApfelschorle(アプフェルショーレ)といってこちらではメジャーなりんごジュースの炭酸割りで。ビールやジュースのプラスチック製のカップは"Pfand"と呼ばれるデポジット制になっており、返すと1ユーロが戻ってきます。
 

2階席です。32ユーロ。


選手入場。


バイヤー・レバークルーゼ側。デュッセルの近くのチームで、現在ホームグラウンドが工事中のため、LTUアリーナをホームに使っています。赤黒の一団。


VfLボーフム側。ボーフムはちょうど昨日行った街です。カラーは青。


会場全景。


休憩中の様子。


こんなシーンも。


試合運びは、全般にレバークルーゼ優勢に進んだものの、決定力不足により数多くのゴールシーンを得点に結び付けられず、1-1で終わった、という感じ(たぶん)。息をのむシュートシーンののち外れるゴールに周りのドイツ人がガクッとなるのが面白かったです。

というわけで、人生二度目(!)のサッカー観戦を満喫。

ボーフム(Bochum)へ

2009年03月07日 | ちょっとおでかけ
今日もおひる近くに目が覚めたものの、デュッセルから近郊の旅を。

今日の行先はルール地方の中から、ルール工業地帯を代表する商工業都市、Bochum(ボーフム)。人口約37万人。
友人が小さいときに住んでいたと聞き、気になっていました。
資料によれば、19世紀には産業革命が進展する中で炭鉱の町として発展、戦後の炭鉱の閉鎖に伴い、大学設置や学術振興などの新たな道を模索しているとあります。
旧炭鉱町といえば、日本では地方財政破綻の話題につきものですが、ルール地方の状況は?と興味津津。

デュッセルドルフからはRE(Regional Express)またはIC(Inter City)で40分ほど。BahnCard50(ほとんどの電車が50%引きになる)を適用するとなぜかICの方が安そうなので、ICで出発!


運んでいるのはもしや石炭?鉄鉱石?


Bochum中央駅に到着し、街に出て観光案内所を探す。地図を持っていないので、矢印をたどれど、人に聞けど、なぜかなかなかたどり着けない。ようやくついて鉱山博物館への行き方を聞くと、5時に閉まるから今からじゃ遅いといわれる…。
では、今日はプラネタリウムへ行くことに変更。

Zeiss Planetarium Bochum。17時からの番組「Fantastische Planeten」を見る。5.5ユーロ。




ロビーにあった子供向け世界地図のJapan(ヤーパン)付近。


公園の中のオブジェも炭鉱を思わせるもの。


中央駅近くの目抜き通り。
このあと爽やかな青年2人組に声をかけられ、英語で言ってくれる?と言ったら珍しく嬉しそうにすると思ったら、アメリカ人でした。教会ボランティアに従事中とのこと。宗教と出身地のアンケートにのみ協力(I'm not religious, from Tokyo!)。


次回はぜひ、鉱山博物館へ。

ヴッパータール(モノレール:Schwebebahn )

2009年03月01日 | デュッセル生活
今日もお昼頃目覚めてショックを覚えつつも、デュッセル近郊のヴッパータール(Wuppertal)という街へ。近郊列車で20分ほどの距離です。
1990年にできた世界最初の懸垂式モノレール、シュヴィベバーン(Schwebebahn)が目当て。

とりあえずWuppertal Hbf(中央駅)へ来てみたものの、日曜日のため観光案内所も堂々とお休み。ようやくみつけたドイチェ・バーンの窓口でいろいろと聞いて、本屋で地図を買い込み、いざホームへ。


こんな感じで、ヴッパー川にそって走っています。ちょっと首都高風?


東側の終点、Oberbarmen駅付近。




再び電車に乗り込み、西側の終点まで乗車。全長13キロです。
車窓から見ると周囲が高くなっており、渓谷の一番低い所を走っているのがわかります。


西側の終点、Wohwinkel付近。こちら側は道路上を走っており、多摩モノレール的なつくりです。でも形式は千葉モノレール。


Schwebebahnは観光路線としても有名ですが、この街では主要な公共交通機関。結構地元の人で混んでいました。
なんとなく雰囲気が沖縄のゆいレールと似ている気がしました(敷設が100年以上違いますが)。

おまけ。Wohwinkel駅前のカフェで。「ラテ・マキアート」と言うと、デュッセル辺りではこのようなグラスに入ったものが出てきます。