なんでもノート

デュッセルドルフより、
非日常的な日常の記録。

Apfelstrudel事件

2009年08月27日 | デュッセル生活
アムステルダムで別れた友人がベルギーを経て、デュッセルにやってきてくれました。夜はデュッセルの地ビール、アルトビールの醸造所のレストランへ。

アルトビールとドイツ料理を堪能し、アルコールじゃない飲み物をということで、それなら私がいつも飲んでいるアプフェルショーレがいいよ!というわけで「einmal apfelschorle, bitte!」と言ったら…

ほどなくこれが運ばれてきました。こんな日に限ってちゃんと3人用にザーネ(生クリーム)もしぼってあってドイツらしくなく気が利いている…けど、これはApfelstrudelです…!
アプフェルストゥリューデルはドイツ、オーストリアの定番のケーキで、アップルパイに似ていますが、パイではなくクレープ状の生地が特徴。バニラソースや生クリーム、バニラアイスを添えて。


やり直し、こちらがApfelschorleでございます。Apfelsaft(りんごジュース)をWasser mit Kohlensaeure(炭酸入り水)で割ったもの。


どちらも私のお気に入りですが、まだまだ修行が足りないようです。よろこんでApfelstrudelも食べてくれてありがとうm(__)m

アムステルダムへ(2/2)

2009年08月23日 | 
アムステルダムの朝は爽やか。日曜日の静かな朝です。
 

花市場。玉ねぎのような球根がたくさん並んでいます。


国立美術館を訪れました。オランダの黄金時代17世紀に焦点を絞って幅広い展示がありますが、レンブラントの「夜警」が圧巻。フェルメール(手紙、台所女中)などもあります。

そして空いた時間にちょうどいい場所にあるから、という理由で、Heineken Experienceというハイネケンのアトラクションへ行ってみました。入場料がなんと15ユーロという強気の設定ですが、(相変わらず)ろくにビールを飲めない私ですらかなり楽しめて、ハイネケンファンになってしまいそうな非常によくできた秀逸な施設でした。オランダにもかかわらず、館内の第一言語が英語だったのが意外です。
 

友人らは明日からブリュッセルへ。私は職場の移転があるため一足先にデュッセルドルフへ戻ります。

アムステルダムへ(1/2)

2009年08月22日 | デュッセル生活
日本から来ている古い友人に合流すべく、今日から一泊でアムステルダムへ。デュッセルドルフからICEでたった2時間あまりで、ドイツ国内の主要都市よりも近いけれど、そこは違う国。

駅からダム広場に向かうと、人がいっぱいで、ごちゃごちゃしています。友人が「なんか新宿みたい」と指摘しましたが、言い得て妙です。雰囲気がどこかアジア的。


でも大通りから運河沿いに入ると、静かな趣ある運河の街の顔になりました。


まずは運河クルーズで街を一周してみます。


船内解説によれば、家々のハザードの上には必ず鍵の形のものがついていて、これは荷物引き上げるためのものとのこと。そういえばアムステルダムはホテル相場も高めですが、運河で利用できる土地が限定されているのかもしれません。この辺が新宿との共通点で、街の雰囲気やつくりを規定しているのかも、と勝手に想像。


コロッケなどの自動販売機がよくあります(といっても後ろでおばさんがコロッケを入れていましたが…)。開けるとアツアツ。B級グルメは土地によりユニークです。
 

市電でゴッホ美術館へ。ゴッホの作品が、年代、場所ごとに解説付きで展示されていて、37年という短い生涯の出来事をたどりながら、作品を理解することができます。セキュリティーの担当者に「日本人?今朝Princeが来ていたよ」と言われて「?」と思ったら、どうやら秋篠宮ご夫妻がオランダの通商400周年で訪問中だったようです。

夜はアンネ・フランク・ハウスへ。かの「アンネの日記」が書かれた家ですが、アムステルダムにあったという認識はありませんでした。家自体は外出不可能という状況ではなければ、それなりに住み心地のよさそうな家ですが、ナチスの影響が、ドイツからは全く別の文化圏にあるここまで強く及んでいたということに改めて驚きます。
館内のベンチに座っていたら、イスラエルから来たというユダヤ人から、「どうしてここに来たのか?」「どう感じたか?」と話しかけられましたが、なんと答えたらよいものか、迷ってしまいました。

夜の運河。

在外選挙による投票

2009年08月21日 | デュッセル生活
本日、デュッセルドルフ総領事館にて、衆議院選挙の在外投票に行ってきました。在外公館での投票は19日から23日までの期間です。

平成10年にはじまった在外選挙ですが、今回から初めて比例代表に加え小選挙区でも投票できるようになったとのこと。投票のためには、あらかじめ選挙人登録が必要で、若干ややこしくわかりにくい制度になっています。

実際の投票は、国内の不在者投票に似ていますが、さらに封筒が付け加わって、面倒になった感じです。外封筒には立会人のサインもされます。日本国内で一般郵便で使われると思われる、封筒も作成します。
小選挙区、比例とも、分厚い全国のリストの中から自分の選挙区の候補者/政党一覧を探して、記入しなくてはいけないので、この時点で相当難しい気もしました。選挙公報も見られません。
また私の場合、近所に総領事館があるので、不在者投票の感覚で投票ができますが、管轄地域はNRW州全域ですので、遠くの人にとっては大変だと思われます。

今回の在外選挙制度について、詳しくはこちら

ベルリン出張再び(2日目)

2009年08月19日 | 
本日は一日、ベルリンでお仕事です。

大量の東京からの出張者の皆さんとご一緒し、多くは私の元同僚でもありました。ベルリンにミニ東京モードが出現し、非常に不思議な感じがします。
一緒に働いたドイツ人のみなさんの対応が非常によく、ドイツファンになりそう、というコメントを耳にしたのはうれしい限り。

しかし皆さんはあっという間に東京に戻られて、またまた私は一人デュッセルに戻るのでした。

ベルリン出張再び

2009年08月18日 | 
先週に引き続きベルリン出張。今回は1泊です。

諸業務の合間に、ひょんなことから世界陸上の会場、オリンピックスタジアムを少しだけ訪れることが出来ました。会場前には各テントが並んでいます。日本関係では、スポンサーであるトヨタや、オリンピック誘致ブースなどもありました。
 

 

スポーツ観戦音痴の私にはやり投げと女子400mをやっていたことしかわかりませんでしたが、選手を追うカメラや諸設備に感心しながら見入っておりました。

諸事情により宿泊先のホテルの部屋は超モダン。くつろげるようなくつろげないような。
 

バイエルンの休日(ガルミッシュ)

2009年08月17日 | 
ツークシュピッツェを目指すドイツアルプスの観光基地、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンは、ガルミッシュとパルテンキルヘェンという二つの街がナチス政府により冬季オリンピックのために合併させた街。
昨日は滞在したパルテンキルヘェン側を見ましたが、帰りにガルミッシュも散策してみました。


伝統的な衣装を扱うお店も発見。


再びローカル電車に乗られ、ミュンヘン市街散策をしてから、空港に向かい短いお休みは終わりとなりました。この上ないお天気に恵まれて、のどかな田園地方と山を満喫した3日間でした。

・・・このあと怒涛の日々が続くのですが。

バイエルンの休日(ツークシュピツェ)

2009年08月16日 | デュッセル生活
さて今日はドイツ最高峰、ツークシュピッツェを目指します。3000メートル近いアルプスの山ですが、登山電車とロープウェーで軟弱な私でも到達できる、ありがたい所のようなのです。

ノイシュバンシュタイン城をあとに、ローカルバスに2時間ほど揺られ、拠点となる街、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンに向かいます。

ツークシュピッツェ登山鉄道に乗りこみます。
 

最後は長いトンネルを通り(こんなものを掘ってしまったなんてすごい…)、1時間あまりで、2600mの地点に到着です。しばし氷河散策です。すばらしいお天気のおかげで、風は強いけれどそれほど寒さは感じません。ドイツでもっとも高いところに位置するチャペルもあります。
 

ここから山頂ロープウェイに乗り頂上へ。2,962mですが、オーストリア側からもロープウェイが来ており、かなりの大規模施設です。
 

360度のパノラマは見事というしかありません。
 

はらごしらえ。


山頂の十字架を目指します。施設内からの出口には、これ以降の安全は保障できない、自己責任で、的なことが書いてありましたが、一歩踏み出して本気であることがわかりました。岩場ははしごや鎖の設備があるものの、本格的な岩山。経験なく軽装備のわれらには、かなり危険で相当緊張しましたが、ここまで来たからにはと一歩一歩慎重になんとか登頂。
 

 

帰りはロープウェーでアイプ湖(995m)まで15分で一気におります。
 

アイプ湖からは再び登山電車に乗って、街に戻りました。
パルテンキルヘェンの町も美しく趣があり、のんびりとした心地よい空気がながれています。
 



こんなところに暮らしたら、どんな気持ちでしょうか。

バイエルンの休日(ノイシュバンシュタイン城)

2009年08月15日 | 
土日に一日お休みをつけたして、今日から3日間夏休み気分でバイエルン州のアルペン街道へ。

今日はノイシュバンシュタイン城を目指し、ミュンヘン空港でパリからのお友達と合流し、いざ出発。空港駅からミュンヘン中央駅を経由し、3時間ほどロカール電車を乗り継いで、フュッセンという町へ到着。ここでバスを待っていると、中国人の女の子2人組からタクシー同乗を持ちかけられ、4人で乗合あっという間にお城へのチケットセンターへ到着。奇しくも予約してあった見学時間に間に合いました。

ホーエンシュヴァンガウの町はまさに平和な温泉町。資源である温泉はノイシュバンシュタイン城です。宿(写真右手の黄色いホテルでした)に荷物を置きます。


まずはホーエンシュヴァンガウ城を見学。ノイシュヴァンシュタイン城を作ったルートヴィヒ2世が子供時代を過ごした夏の狩りの城です。


さていよいよノイシュヴァンシュタイン城。
特筆すべきはこの完全に自動化された予約システム。ふもとのチケットセンターでしか買えないチケットには番号がふられていて、時間になると電光掲示板に番号が出ます。合致するチケットをかざすと自動改札機が開き、中に入れる仕組み。時間ごとに言語ごとのツアーが組まれており、トラッキングされていきます。私は英語ツアーを指定したので、この時間、周囲にはアメリカ人、マイナー言語の人々が多くなりました。ロマンチックな感じからは程遠いけれど、見事!


中は残念ながら撮影禁止ですが、このお城、私のイメージとは全くちがってびっくりの一言でした。そもそもできたのは19世紀後半なので、新しく、歴史的なものではありません。ルートヴィヒ2世が完全に趣味で作ったお城で、「シンデレラ城のモデルになった」というより、そのものがテーマパーク状態です。私が最も気に入った点は、お城の中に「鍾乳洞」をつくってしまっていることでした。

お城外観。右はマリエン橋からの眺め。非常にのどかで豊かな地域です。
 

夜空に浮かぶライトアップされたお城は、ちょっとこわい感じが。


ガイドブックなどで確かに”ルートヴィヒ2世の夢の城”というようなフレーズをよく見かけましたが、行って初めてその意味がわかりました。とても面白いのですが、日本人がヨーロッパに期待するお城とはかけはなれたモノなのになぜこんなに日本人に人気があるのでしょうか?私にとっては非常に意外な展開でした。

ベルリン出張

2009年08月13日 | 
この日はベルリンへ日帰り出張。
暗い中家を出て、一番の飛行機6時40分に乗ると、ベルリンテーゲル空港に7時45分に到着します。バスに乗って市内へ出て、まだ少し余裕があったので、カフェでお茶して打ち合わせへ。

ベルリン市庁舎。赤の市庁舎として観光地ともなっていますが、まだまだ現役でした。


日本大使館。写りきっていませんが、とても立派で警備も厳重。ティアガルテンの向かいにあり、隣はイタリア大使館です。


ベルリンの玄関口、テーゲル空港は首都空港とは思えないほど簡素な空港。セキュリティーもゲートごとに行うなど、運用もユニークです。
(※先日ベルリン空輸で有名なテンペルホーフ空港が閉鎖されたところですが、新空港ベルリン・ブランデンブルク国際空港が建設中で、これができるとテーゲルも閉鎖される予定です。)
19時10分の最終便で、デュッセルに戻ります。
 

日帰り出張は疲れるけれど、旅支度が不要で、空港が近いので便利です。