くまのポーランド生活

ポーランドでどんな生活してるの?
こんな生活してます。

昨日の散歩道

2007-11-04 00:37:39 | 普通の生活
  

昨日の散歩道の先には、プライベートの病院があります。
3~4年前に出来たらしく立派です。

実はこの道を通り度に思い出すことがあります。(ちょっとお恥ずかしい、でも今だから話せる)

それは、私が初めてグダンスクに同居人を訪ねて来たときのことです。
滞在中、お尻のほっぺにちょこんと腫れ物が出来ました。
始めはすぐ治るだろうと軽くみていたのですが、日に日に腫れが大きくなり
痛みも増してきた。そして、とうとう座れなくなるくらい痛くなってしまった。

さすがに私は異国でどうしたらよいか分からず(腫れ物の場所も場所なので)、
同居人に訳を話しました。
同居人もどうしたらよいか分からない様子。
しばし考えて、まずは医者に行かなければという結論に達し、国の病院には行けないので、
最寄のプライベートの病院を探したところ、それがこの写真のスイスメッド。

何科に行ったらよいかも分からず、まずは同居人、病院に電話してみた。
症状を話したところ、外科かな?ということで外科に電話は繋がれ、同居人は
私の症状を外科医に説明。
先生はたまたま時間があって、すぐに来なさいとの事。
すぐに、車に乗って(ちゃんと座れなかったので”はんけつ状態”で)行ったのでした。

病院に行ったところ、同居人が電話をしたので先生はてっきり男性が来るものと
思っていたところに、この辺りでは世にも珍しいアジア人(日本人)+女性だった。
先生、しばしビックリして無言、、。
その後、先生、気を取り直して私に話しかけた、”こんにちは”と。
今度は私がビックリ!なんで日本語?
私も”こんにちは”と挨拶した後、同居人が先生に症状を説明。
(こんなところで遊んでいる暇はない、ホント痛いんだから、なんとかしてぇ~と私は心の中で思っていた。)

そしていよいよ診察開始。
患部が患部だけに、すごく恥ずかしかったけど、背に腹は変えられない。
腫れている部分を出して看てもらった。
なんでもず~と座っていると小さいサイズの腫れから大きくなってしまうと。
細菌にも感染したらしい。(詳細はよく覚えていないです)

さっそくメスを持ってきて切開し化膿している部分をぎゅ~~と出した。
ぎゃ~~、痛~い!!んん~~~、たまらん~。(でもがんばって我慢している)
処置が終わって顔は涙やら鼻水やらでめちゃくちゃに、、。
本当に本当に痛かった!!

腫れが本当に引くまでちょっと時間がかかる模様。
それまで座るときはいつも”はんけつ”。
数日間、その病院に治療の為通ったのでした。

そういう訳で、ここを通り度に、あの痛~~~い処置&治療を思い出し、いまだに
お尻がきゅっとなるのでした。(すっかりトラウマです)

そして、あの外科医の先生、なんで私に日本語で話しかけたか最後の治療の日に聞きました。
アジアの言葉は日本語の”こんにちは”と”さよなら”しか知らなかったと。
言うまでもなく、最後の治療の日、先生は私に”さよなら”と言って
私は”ありがとう”と言ってお別れしたのでした。

ポー国、初っ端から”痛い経験”から始まったのでした。
この道は、思ひ出の道、、。いででで、、。

 今日のポ語 

szpital (病院)

”しゅぴたる”

ポー国は医療費はタダです(今のところ)。でも、国の病院のお話。
プライベートの病院の数は結構あります。
国の病院は治療を受けるまで時間がかかるとかプライベートの方が
丁寧とかさまざまな理由でお金はかかるけどプライベートの病院に通う人たちも多いようです。