くまのポーランド生活

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万聖節&死者の日

2007-11-02 05:17:32 | ポーランド
    

11月1日は、日本のお盆のようにご先祖様のお墓参りの日です。
ポ語で、Wszystkich S'wietych (万聖節)、S'wieto Zmarl~ych (死者の日)といいます。

家族によってはお墓参りを数箇所しなければならない事もあり、前日の昨日から
お墓参りは始まっていました。
この日は人々が大移動するので、昨日と今日のニュースで大きく報道されました。

日本のお盆もそうですが、ここでも車は大渋滞です。
そして、電車もです。昨日、駅に行ったときに駅の切符売り場は長蛇の列。
近郊に住んでいる人はお墓参りの為に帰省するのだと思います。

    

お墓は土葬が多いので大きめです。
そしてお隣との間隔も狭いので結構ぎゅ~ぎゅ~です。
(写真のお墓あたりはそうでもありませんが、同居人のお墓あたりは狭かった)
お墓にはキャンドルとお花(ほぼ菊の花)が供われています。
お墓では家族の方々がお墓の近くに座り、しばらくの間、故人のことを話しているようでした。

万聖節は去年、私がここにきてすぐのイベントだったので、どんな感じかいっしょにお墓参りに行きました、しかも夜に。
去年はすごく寒くてその日の夜は初雪でした。
聞いていた通り、夜はキャンドルが墓地全体を覆うように綺麗に灯され、とても幻想的でした。
お墓+夜だし、怖いかな?と思っていたのですが、人が多いこととキャンドルが美しいことで
全く怖いとか不気味という感じはありませんでした。

2度目の今年は夕方にお墓参りに行きました。
すごい人です。道路を閉鎖して臨時駐車場にするくらいです。
墓地に着くと神父さんが説教をしていました。

私は人ごみで同居人を見失わないように必死にくっついて行ったのですが、
どうも同居人、去年同様自分のご先祖様のお墓の場所を忘れている模様。
同じようなところをぐるぐる回って、他人様のお墓の脇を何度も通ったので、
きっとお墓の下で”うるさいなぁ~、早く自分のお墓見つけてくれよ~”って
言っているんじゃないかとハラハラしました。
お墓では静かにしたいですから。

彼は、やっとのことでお墓を見つけ無事にキャンドルに火を灯しました。
お祈りする時に、つい手を合わせて拝んでしまいそうになりましたが、いやいやここはポー国ということを
思い出し、あわてて同居人のマネをして十字をきりました。
お線香の匂いがしないので(当たり前ですが)、墓地にいる気がしませんでした。

   

墓地の周りにはお店屋さんや露店がいっぱい出ていました。
そして、人が集まるところには、必ず物乞いさんたちもいます。
いたるところで見かけました。

   

お墓に行く途中には墓石屋さんもあります。
色んな形の墓石があります。
お値段はいくらくらいなのか興味深いところですが、分かりませんでした。

 今日のポ語 

s'wieca (ろうそく)

”しふぃぇつぁ”

お墓に供えられるキャンドルは↓です。
znicz ”ずにちゅ”といいます。
実に色んな種類があります。(値段もピンキリ)