翌檜(あすなろ)   asunaroちゃんの to enjoy life―gather life's roses

  
木曽の御嶽山を見ながら 育った あすなろちゃんです~
  

歌舞伎(中津川市茄子川)

2013-12-12 09:07:47 | イベント

歌舞伎(東美濃ふれあいセンター)

東濃歌舞伎大会を 見に行って来ましたよ~ (12月8日)

 

      恵那山   私の母なる山です。

 薄らと雪化粧をして 翌檜ちゃん 久しぶり~  と 微笑んで 歓迎してくれているようです!

     

 

    御嶽山 父なる山です  雄大です。

        御嶽山の前の山あたりに リニアの駅が出来るとか!

     

 

 アルプス山脈 友なる山です。 子供の頃一緒に遊んだ友 今頃何をしているのだろうか・・・

     

 

東濃歌舞伎大会  この地方は歌舞伎保存会が11地区あり 「岐阜県の宝」に認定されています。

今日は中津川保存会・上矢作保存会・蛭川保存会の皆さんの素人 お芝居ですよ~

               

   白浪五人男(青砥稿花彩画、稲瀬川勢揃いの場)花道からのお出ましです!

                           (あおとぞうしはなのにしきえ いなせがわせいぞろいのば)

        

 

 日本屈指の盗賊「白浪五人男」のたんかを切る場面です 一番の見所です!

              歌舞伎で一番良く演じられる お芝居だそうです

””知らざぁ言って聞かせやしょう”

 日本 駄右衛門

          問われて名乗るもおこがましいが、生まれは遠州浜松

            十四の年から親に放れ、身の生業も白浪の沖を越えたる夜働      

           盗みはすれども非道はせず、人に情を掛川から金谷をかけて宿々で
           
     義賊と噂 高札にまわる配付の盥越し
                    
     危ねぇその身の境界ももはや四十に人間の定めはわずか五十年
                  
     六十余州に隠れのねぇ 賊徒の首領 日本駄右衛門        

                          

弁天小僧菊之助

        さてその次は江ノ島の岩本院の児あがり、
                ふりそで  まげ 
        ふだん着慣れし振袖から髷も島田に由比ヶ浜、
                          つつもたせ
        打ち込む浪にしっぽりと女に化けた美人局、
                  こぶくろざか
        油断のならぬ小娘も小袋坂に身の破れ、
              たつ くち 
        悪い浮名も竜の口 土の牢へも二度三度、
               
とりいかず      うじこ
        だんだん越える鳥居数、八幡様の氏子にて鎌倉無宿と肩書きも


         島に育ってその名さえ、弁天小僧菊之助。

               

忠 信 利 平

        続いて次に控えしは月の武蔵の江戸育ち、幼児の折から手癖が悪く、
        ぬけまい                    さいごく
        抜参りからぐれだして旅をかせぎに西国をまわって首尾も吉野山、
               おおみね
        まぶな仕事も大峰に足をとめたる奈良の京、
         ごう       てらでら ごうか                みたけ つみとが
        碁打ちと言って寺々や豪家へ入り込み盗んだる金が御嶽の罪科は、
         けぬけ    ふたえみえ
        蹴抜の塔の二重三重、重なる悪事に高飛びなし、後を隠せし、
            おなめぇがた
        判官の御名前騙りの忠信利平。

                  

 

 赤 星 十三郎

        またその次に列なるは、以前は武家の中小姓、故主のために切取りも、
          やいば     とがみがはら        と
        鈍き刃の腰越や砥上ヶ原に身の錆を磨ぎなおしても抜き兼ねる、
             ふかみど やなぎ  やつしちごう はなみずばし
        盗み心の深翠り、柳の都谷七郷、花水橋の切取りから、
         いまうしわか                  つきかげがやみこしがたけ
        今牛若と名も高く、忍ぶ姿も人の目に月影ヶ谷神輿ヶ嶽、
                              ほしづきよ
        今日ぞ命の明け方に消ゆる間近き星月夜、その名も赤星十三郎。

                

                  

南 郷 力 丸

         さてどんじりに控えしは、潮風荒き小ゆるぎの磯馴の松の曲りなり、
                            よぶね       ふなぬすびと
        人となったる浜育ち、仁義の道も白川の夜船へ乗り込む船盗人、
                  しらは           しょ         つみとが
        波にきらめく稲妻の白刃に脅す人殺し、背負って立たれぬ罪科は、
               とらがいし
        その身に重き虎ヶ石、悪事千里というからは
            しま  き  そら         しぎたつさわ
        どうで終いは木の空と覚悟はかねて鴫立沢、しかし哀れは身に知らぬ
           きれ
        念仏嫌えな南郷力丸。

               

 

  

  役人に追われて 5人の盗賊が捕まえられる場面です。

  

  

  

  

明日も歌舞伎で「染模様妹背門松」「義経千本桜」です