録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

楽天モバイルでSMS料金使っていたらしい

2021-03-30 11:27:27 | モバイル機器
前回書いたゴジラ、動作確認したところ、右足が動かないというアクシデントが発生したので皮を剥いで再点検中。その際に木製の骨がさらに二本折れ、かつなんで足が動かないか分からないという最悪の事態に。見えないところでケーブルが断線とかしてんのかなぁ。なんか追い詰められてきた。

まぁそれはおいておきまして。
一年間無料キャンペーンが切れる前に、と楽天モバイルに入って約二か月、我が家が正式な楽天エリアになるのは今日か明日か、と待っております。で、「my 楽天モバイル」で確認すると、「月間プラン料金1年間無料(2022/02/28)」となっており、間違いなく無料対象期間であることが確認できています。ところが、2月の支払いが「3円」になっているんです。あれ? 完全無料じゃなかったっけ? ひょっとしたら支払いの表記だけあって支払いはされないのかも・・・と思っていたら、ちゃんと登録したクレジットから3円引き落とされていました。
この3円ですが、当初はユニバーサル料だと思っていたんです。ところが、「my楽天モバイル」から見るとちゃんと「通話料」と書いてあるんですね。いつの間に通常通話なんかやっていたんでしょうか。わたし、2月の間は楽天の通常通話ができるスマホが手元になくてローミングによる通信しかしてないはずなんですが。
と、もう少し詳しく明細をみてみると、2月28日にSMSを送ったことになっています。やった覚えなど全くありませんが、何かのはずみでアプリが勝手にSMSを送った可能性はあります。一応AUはつながっているのでSMSを送ることだけはできた、ということなんでしょうか。SMSってそういうものなのでしょうか。受信はできないのですが。
そういうわけで、いつの間にか通話料が発生している、という謎現象が楽天モバイルで起きた、というだけの話でした。わずかな金額ではありますが、一応注意しておきましょう。
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「ゴジラをつくる」完成(仮)

2021-03-28 09:24:47 | 特撮・モンスター映画
映画「シン・ウルトラマン」の公開が事実上延期になり、特報がその旨を伝える部分だけ差し替えになったものになった・・・のですがなんとなく登場怪獣のCG臭さが緩和された気がする、気のせいか、と思っていたのですが、色味を変えるなど少し手が加えられていたそうです。そうなると公開延期も悪いことばかりではないですね。某映画のように日本限定で送れるのでさえなければ・・・。


あまり書いてはないですが、この2年ほどの間、ディアゴスティーニの週刊「ゴジラをつくる」をずっとやってました。ただ、わたしはメーカー直の定期購読なので来るのは月一回であまり週刊という印象はなかったのですが。ただ、何度くじけそうになったことか・・・。このキット、回によって難易度がマチマチで、ギアボックスにフレームさしてグリス塗ったギアを差し込むだけ、蓋を閉めてボックス完成は次回、なんて難易度もへったくれもない回もあれば、一回分の指定で一か月の休日のほとんどを消化する高難度のことも。特にゴジラの足の皮に穴をあける作業は不器用なわたしにとって神の領域に達するむずかしさでした。実際指定と少しズレた結果になってしまっているのですが、まぁ用は足りるので気にしないことにしています。

しかし、その苦労の甲斐あって内部のメカ部分はここまで完成。まぁ本来なら顔の皮も外した状態で撮影すべきなんでしょうが、アレも着けるの大変だったもので、できれば二度と外したくないです。入るときは本当にスポ、って感じで収まるんですけどね。外部の皮の加工もほとんど終わっているので、週刊「ゴジラをつくる」第80号の課題はこのボディに皮を着せて本体を完成させること。もちろん大変です。


このように外皮を「着せる」と呼ぶのが正しいような作業をするんですよ。おまけに「ハサミで切って後で瞬間接着剤でくっつける」とか恐ろしいことを平気で要求するわけで、正直怖いです。実際力を入れすぎまして。


このように足の木製の骨が折れる事態に(泣)。さほど重要ではない部品でしたのでボンドでくっつけておきましたが、もっと重要なところでこのような失敗をしでかさないかと冷や冷や・・・。とはいえ、なんとか皮を一通り着せることには成功しました。一応の完成はみたゴジラですが、せっかく作ったのでリモコンで操作して遊びたいところ。ですが、どうも使い勝手は悪いのです。

なにせこの「ゴジラ」、メンテナンス性が非常に悪いのです。ゴジラは電池で動くので、なくなったら交換をしたいところ。その電池を入れるボックスは背びれを外した下にあるのですが、その背びれが本体と電源ケーブルとつながっており、かつケーブルの長さに余裕がないので扱いが面倒になります。正直ケーブルは外した方が作業効率がいいのですが、基本外すことを前提としていない、外しにくい位置にコネクタがあるのでこれまた四苦八苦。実際、背びれの基盤と垂直になっているコネクタの一つを90度曲げて水平状態にしてしまいました。戻してはおきましたが、弱ってしまったことに変わりはなく、何度か繰り返すと金属疲労で取れてしまうのは確実です。これは先の骨が折れたとは次元の違う問題ですので、背びれの基盤の該当部分を補修部品として取り寄せた方がいいかも知れません。また、皮の装着が瞬間接着剤に頼りすぎているために分解や再組立てが非常にしづらいのも難点です。これが理由で一部接着をあきらめている部分もあるくらいです。組立てホビーといいますとラジコンやミニ四駆、はたまたパソコンのように後で内部をいじりやすいのが利点の一つですが、「ゴジラ」はそれを一切考慮に入れていません。そもそもこうした「つくる」シリーズというものが総じてそうなのかも知れませんが。
些細と言えば些細、重要と言えば重要な問題の一つが電源ボタンの押しづらさ。胸の真ん中にボタンがあるのですが、当然皮でおおわれているので「押した」感がなく、うまく押せたのかどうかよくわからないのです。一応対策として電源オンオフがあるごとにゴジラの背びれが光り、また電源オンのまま放置しておくとやはりゴジラの背びれが光って警告してくれるギミックが搭載はされています。が、この「押した」感のなさはどうにもスッキリとしません。そのため、まだ頭部の皮を胸部分と接着できないでいます。胸の皮をめくって電源ボタンを確認しながらでないとうまく押した、という感触を得ることができないからです。

と、した理由に加え、少しケーブルの見直しとかもしたいのでまだ皮を接着していないのですが、一応完成と言える状態まで持っていけました。もっとも、動くのはオマケ、重量感たっぷり質感のいい、大きなゴジラが組み立てられた、それが一番重要なことなのですから、内部のメンテナンスがやりにくいことなど二の次でさっさと接着してしまってもいいのかも知れません。

なお、週刊「ゴジラをつくる」自体は100号まで続き、75号から残りの号でゴジラを飾るジオラマの作成が行われています。わたしはゴジラで手一杯だったのでまだ手付かずでいますが、まぁこっちは本気で急がないのでゆっくりやるつもりです、最悪ジオラマは完成しなくてもいいし。
ちなみにディアゴスティーニではこの完成ゴジラを収録できる透明ケースも販売するそうですが、お値段32000円・・・。さすがに高すぎ! と思うのですが、ジオラマごと収録できると思うと、「飾る」ためなら、うーん。完全に心理を見透かされてますねぇ。さすがです。
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阿鼻叫喚! YouTubeにネタバレ(多分)な動画

2021-03-24 21:49:19 | 特撮・モンスター映画

わたし待望の新作映画「GODZILLA vs. KONG」が世界の多くの国で3月24日より公開され始めました。一週間くらい遅れる地域もあるようですが、大半の公開される国では3月中には公開されるようです。

その例外なのが我らが日本・・・。公開日は2か月近くも先の5月14日です。主役の片方は日本産の怪獣なのに・・・(泣)。

 で、わたしはそれまでは目一杯映像に触れようと、YouTubeで海外の予告編を見まくってきました。前回貼ったパロディ動画などはそれによってYouTube側のAIに引っ掛かり、紹介された動画だったのですが。で、今日からは少なくとも海外の考察系動画は避けようと思っていました。いやでもプログラムなどの写真が掲載され、必要以上のネタバレが起こると思ったからです。

ところが、プログラムどころじゃない・・・。すでにスマホか何かで劇場とかで撮影したと思われる画質悪そうなサムネの同作のネタバレ動画がガンガン上がっています。もちろん絶対知りたくないようなテキスト入りタイトルで。
グワ・・・。やるなよ、こういうことを。まぁ個人がある程度のネタバレをどこかに書いてしまうのは仕方ないと思いますよ。わたしだって映画初回鑑賞後には興奮冷めやらぬうちに感想書いたりしますし。ただ、それでも理性が勝つ限りネタバレはあくまで映画を楽しむ上でプラスになりそうな話に限定、特に内容に関しては映画の中では一切説明のないお楽しみ要素を知識の追いつく限り書くだけにしているつもりです(公開からだいぶたってあちこちで普通にネタバレされている作品に関してはこの限りではありませんが)。もちろんそんな話ですら一切知りたくない、という人もいるでしょうから、なるべく序盤はどうでもいい話を書いて、ネタバレ部分が目に入らないうちにタイトルだけですぐブラウザバックできるようにしているつもりです。
動画というのはそういうのが一切ないシロモノです。まして画質の悪い核心部分の動画なんて絶対見たくないもの筆頭です。まぁさすがにYouTube側が見つけ次第どんどん消してくれると思いますが、数日は近寄れないなぁ。
さらに悪いことに地域によっては配信公開もあるんですよねぇ、もちろん日本の劇場公開より先に。劇場でこっそりなんかよりはるかに低いリスクで撮影され、核心部分だけがまたYouTubeに上がり続けられる危険性は非常に高いです。数日待てば削除されて無くなるどころかいくら消しても新しくアップされてAIがおすすめにあげる、鼬ごっこになりそうな予感がします。だから公開と同時の配信はやめてくれ、と言ってるのに。正直2か月もブロックし続ける自信はないです。それだけ時間がたてば海外ユーザーは当然もう見たいやつはみんな見ただろうという判断をし、ネタバレ感想発信をガンガンやってくるでしょうから、大なり小なり避けようはなくなります。仕方のないことではありますが、はぁ、楽しみなだけに気が重い・・・。2014年の「GODZILLA」も日本は遅い公開でしたが、同時配信ではなかったし、少なくともネタバレはしても大して構わない内容でしたからまだよかったのですが、今回は予告編でいろいろ謎要素をちりばめているからなぁ。時間差はまだいろいろ事情はあるんでしょうが、同時配信公開は本当にやめて欲しかった。本作だけでなく今後にも悪影響がありそうです。

晴れて日本で公開となった暁には、事前に知っても楽しむには支障のない、むしろニヤリとできる程度の内容でわたしも感想を当ブログに書きたいと思っています。もっとも、面白ければ面白いほど書くこと、ってあまりなくなるのですけど。それまではなんとか耐えるしかないですね。
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動画貼っておく

2021-03-21 11:59:33 | 特撮・モンスター映画

猫パンチのあまりの威力に爆笑したので貼っておく

 

メイキングも公開されていました。予想の三倍くらい本格的な作り。もう尊敬するしかない。

 

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国会招致された東北新社社長の作った映画

2021-03-18 11:31:44 | 特撮・モンスター映画
東北新社およびその子会社に所属する現総理の息子が総務省を接待していたことから火が付いた問題。単なる接待だけでなく、それによって接待した企業が特別扱いを受け、行政がゆがめられているのではないか・・・。との疑念が広がり、東北新社およびNTTの社長が国会に招致され、質問を浴びせられました。NTT側は、この手の話に慣れている人なのか、のらりくらりとかわして尻尾を見せない答弁に終始していたようですが、東北新社の社長の方は割とスパスパ答えたようで総務省側の発言と食い違うものが少なからずあったとか。そうしたところから、東北新社の社長は、都合の悪くなりそうな部分はボカすような受け答えのできない、裏表の行きかう世界で育ってきた人ではないんだろうなぁと言う印象です。
それもそのはず。現東北新社社長は中島信也氏。CMディレクター出身の人です。一番有名なのはチマチマ動く原始人やマンモスが画面に出てきた後に「hungry?」の一言が印象に残る日清のCMでしょう。そして映画「ウルトラマンゼアス」の監督であり、その主題歌の作詞者(名義は"じんましんや")でもあります。主題歌の方はとんねるずによる「ゼアスゼアス」の連呼部分が出光のCMで使われ続けたこともあって、聞いたことくらいはある人も多いかと思います。歌詞はそれまでのウルトラマンのような「救う」ものではなく「なんとかしたい」という完全ではない存在が自分を鼓舞するような内容になっており、コミカルな印象もあって他とは一線を画す存在です。歌詞が作詞者の人となりや感性が出やすい存在と考えると、あえて王道を外したがるやや捻った考え方を持つ人だという印象です。
 
映画の「ウルトラマンゼアス」はそれが如実に出ている気がします。ウルトラマンゼアスは、出光のガソリン「ゼアス」とタイアップしたイメージキャラ。中島氏はその出光のCMも手掛けていた、ということなのでその関係で映画の監督も、という話が回ってきたのだと思いますが、人選からして出光側の思惑は、CMの延長のような映画、出光ゼアスのイメージをよくする内容、イメージキャラに相応しいウルトラマンゼアスの活躍が見られるを期待していたのではないか、と思うのです。
で、実際の映画の中のウルトラマンゼアスはと言いますと・・・。潔癖症、というヒーローには最高に問題のある欠点を持っていました。おかげで人間時では全然仕事ができず、変身して必殺技の練習をやっても手が汚れただけですぐに中断、体に汚れが移らないようにムチャクチャ頭を引きながら手を水で洗うシーンはその象徴です。もちろんその状態では怪獣相手にまともな戦いもできず、バトルに入っても最初のうちはやはり汚れるのを嫌がり、汚れた池におっかなびっくり近寄って引く、という無様さ。ただ、途中からは開き直ったのか正義の心が勝ったのか汚れをいとわず怪獣と戦ってウルトラマンの名を冠するにふさわしい活躍を見せ、人間になっても極端な潔癖症は克服したらしく汚れながらも気にせず一所懸命仕事をするシーンで映画は終わっています。どう見ても「汚れるのをこわがっていちゃ何もできない」というテーマで、従来型よりも環境を汚さないことをアピールしていた出光ゼアスの大義から言えば逆、とまではいかないまでもかなりズレた方向を向いていた作りになっていた、と言わざるを得ません。本作を出光はどう思ったのか・・・は分かりませんが、この後続編「ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影」が作られた際に監督は交代し、その戦いぶりも出光ゼアスの大義を反映したようなものになっていたところからなんとなく察せる気がします(2は2でスポコン王道ヒーローもので面白いです、念のため)。
 

と、どちらかと言えば上のいうことをただ聞く人ではない、とわたしは思っているのです。それだけに東北新社のとったやり方を見ているかぎり、経営だとか法律だとか細かいことを知らずに相対していたとしか思えません。そういう意味で言えば、知名度はあっても経営者として有能ではないんでしょうねぇ。前にも書きましたが今頃になっての一部チャンネルの認可取り消しは厳しすぎると思っています。とはいえ、中島氏は社長なのですからこの問題の責任はキッチリとっていただきたいと思っています。もちろんNTTや総務省・当時の総務大臣と言った関係者もですが。

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日本映画専門チャンネルでゴジラ4Kリマスター版放送中

2021-03-15 00:12:44 | 特撮・モンスター映画
海外では間もなく「GODZILLA VS. KONG」が公開されますね。うらやましい。日本では5月14日と遅いので・・・。配給の東宝の都合なんだろうから海外と同時は難しくともせめてもう少し早くしてほしかったものです。日本ではその前に「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」が公開されますが、アニメだしなぁ。アニメのゴジラだと、どうにも例の三部作が思い出されてもう一つ乗れる気がしないんだよあぁ。PVを見た限りだと理解しづらい設定の説明セリフ羅列ものになりそうだし・・・。まぁ半分期待しないくらいに肩の力を抜くくらいでちょうどいいでしょ。

一方、BSの日本映画専門チャンネルでは「GODZILLA VS.KONG」の公開を記念し、ゴジラ作品のうち八作品の4Kリマスター版を"最恐画質"と称して八か月連続で放送中です。もちろん4K放送でなければ2Kへダウンコンバートされた映像になってしまうわけですが。個人的には、従来版があまりいい画質と言えない「ゴジラの逆襲」が飛ばされているラインナップには少々不満はありますが、一部だけでも新リマスターで見られるのはいいところ。
3月はそのトップとして当然第一作「ゴジラ」が放送されました。ので、もちろん録画して以前の日本映画専門チャンネルで放送されたHDリマスター版と見比べてみました。
さすがに「最恐画質」と呼ぶだけあり、以前のHDリマスター版では取り切れていなかった、ややぼかした背景の縦ノイズやざわつきが恐ろしく軽減されており、70年近く前の古いフィルムから作った映像であるのが信じられないレベルです。特に山根博士のスーツの細部などがまるで触る時の感触まで想像できるほど細部が再現されたレベルになっています。半面、肝心の特撮部分が黒を強くし過ぎる故か、ゴジラがむしろ旧版に比べて見にくくなってさえいます。特に人々が路地に逃げ込んだ脇をゴジラが通過するシーンで顕著で、旧版では通過するゴジラの足や尻尾がはっきり見えているのに、新盤では真っ暗というより真っ黒でよくわかりません。全体的に特撮に関しては細部表現より艶出しに振った感じで、必ずしも最高画質ではないです。もっともわたしが見ているのは2Kダウンコンバート版なので、4K映像を直接見ると違うのかも知れませんが。人間ドラマを重視するなら新4K版、ゴジラそのものが見たいのなら旧2K版の方が好印象でした。
ビットレートはいつの間にか大幅に増していました。旧版はもちろん前に全チャンネルを調査した際に日本映画専門チャンネルのビットレートは、約14Mbpsといったところだったのに、今回の4K版ゴジラ・ダウンコンバート版は約20Mbps。これは4K版だけ特別なのか? それとも日本映画専門チャンネルの帯域が増えたのか? いろいろと謎です。ぼちぼちまた調べた方がいいのかも知れません。

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ザ・シネマ4Kのみの認定取り消しは正しいか? を考察

2021-03-13 15:57:48 | Weblog
世間をにぎわせた東北新社による総務省接待問題。どちらかと言えば他社による総務省接待もあった、という方向に情報は膨らんでいますが、その一方で東北新社に対してはどうなるか、なんらかのペナルティーはあるのか、に個人的に注目していたわけなんですが、そちらも動きがあるようです。


東北新社の問題点とは、"放送法の規制に違反し、外国資本の出資比率が20%以上だったにもかかわらず、総務省が認定した2017年1月の手続きに「重大な瑕疵」があった"ところにあります。おそらく以下の放送法の条文に抵触したためでしょう。

第九十三条 基幹放送の業務を行おうとする者(電波法の規定により当該基幹放送の業務に用いられる特定地上基幹放送局の免許を受けようとする者又は受けた者を除く。)は、次に掲げる要件のいずれにも該当することについて、総務大臣の認定を受けなければならない。

七 当該業務を行おうとする者が次のイからルまで(衛星基幹放送又は移動受信用地上基幹放送の業務を行おうとする場合にあつては、ホを除く。)のいずれにも該当しないこと。
イ 日本の国籍を有しない人
ロ 外国政府又はその代表者
ハ 外国の法人又は団体
ニ 法人又は団体であつて、イからハまでに掲げる者が特定役員であるもの又はこれらの者がその議決権の五分の一以上を占めるもの
ホ 法人又は団体であつて、(1)に掲げる者により直接に占められる議決権の割合とこれらの者により(2)に掲げる者を通じて間接に占められる議決権の割合として総務省令で定める割合とを合計した割合がその議決権の五分の一以上を占めるもの(ニに該当する場合を除く。)

(一部のみ抜粋)

ちなみに東北新社の外国資本の議決権、つまり外資の比率は2017年3月末で21.23% 。五分の一は確実に超えていますので、これに違反します。それによって東北新社および子会社の持つチャンネルのうち、ザ・シネマ4Kのみ認定を取り消す、という方向に話が進みそうです。これに対して世間では「他の東北新社のチャンネルの認定は取り消さなくていいのか!?」と言う疑問や不満の意見が多いようです。東北新社にはスターチャンネルやファミリー劇場、例の囲碁・将棋チャンネルと言ったものまり、それはどうなっているんだ? ということのようです。
あくまでわたしが抜粋した部分がその放送法違反の該当分の全部だ、と仮定して(それ以外は見つからなかったもので)考えましょう。条文には「当該業務を行おうとする者」が該当に関して認定を受けるとあり、他の部分では「受けようとする者」と「受けた者」は明確に区別されています。つまり認定を受ける際の基準を現しているだけであって、すでに認定を受けている業者は対象外であり、後から認定を取り消す、という類の法律ではないとみなすことは可能と思われます。さらに言えば例の接待問題が絡む時点での東北新社関連の認定は4K放送に限られるため、そうでない放送に関して言えば対象外とされてしまうでしょう。悪く言えば認定の時だけ帳尻を合わせれば、あとから違反状態になってもせいぜいバレたら指導が行われるくらいでそれを理由に無暗に取り消しなどは行われないのが通常だったと思われます。ゆえに他のHDやSD放送は問題にならなくても個人的には不思議ではありません。

しかし、まだ疑問はあります。東北新社およびその系列会社の4Kチャンネルはザ・シネマだけではありません。スターチャンネルの4K放送もあり、こちらはお咎めなし、となりそうだからです。東北新社と言えばスターチャンネル、このイメージを持っている人も少なくないだろう看板です。なぜこちらは認定取り消しとならないのでしょうか。
総務省の資料をほじくり返して見てみましょう。


少し下部を見ますと、「2017年1月にBS・110度CSにおいて、NHK、民放キー局系5社を含む11社19番組の認定を行い、2018年12月1日から、順次実用放送(新4K8K衛星放送)が開始されており(表1)、更に数多くの4K・8K番組が視聴可能となりました」との文とともに認定を受けたチャンネル名と会社の名を入れた表が掲載されています。それによりますと、ザ・シネマは子会社である「東北新社メディアサービス」での認定だったようですが、スターチャンネルは「スカパー・エンターテイメント 」での認定となっています。つまりスカパーへの委託であり、そちらが大丈夫ならスターチャンネル4Kは大丈夫・・・ということは在り得るのではないでしょうか。正直やるならHDSD放送の例からしてスターチャンネルがBS、ザ・シネマがスカパー委託によるCSでの申請だろうと思うのですが、ひょっとしたら「こんなこともあろうかと思って」逆にしておいたのかも知れません。その場合、スカパーにある程度の調査責任があると言えますが、さすがにスカパーの認定取り消しとなればもう4K放送自体成り立たなくなります。

と、いうわけで、あくまでわたしの解釈ではありますが、理屈で言えば「東北新社のお咎めはザ・シネマ4Kのみで当然」と結論になりました(最初は「ザ・シネマ4Kのみ重くて他チャンネルが何もなしはおかしくないか? という動機で調べ始めたんですがねぇ)。むしろ規定外の申請を通してしまった、という過ちを犯した総務省および当時の総務大臣に責任がある話であり(条件を満たさなくても申請はできるはず。それを理由に認定は下りないだけ)、法律上も「受けた者」は別扱いである以上、ザ・シネマ4Kの認定外しは重すぎると言わざるを得ません。個人的には無暗に一度認可したチャンネルの認定を取り消すべきではないと考えています。「報道の自由」に事実上の検閲が行われるからです。このままでは本来責任を取るべき総務省や総務大臣に、むしろ放送認可取り消しという大きな力を与えてしまうようにさえ思います。これが後で負の方向に尾を引かなければいいと願うばかりですが、どうなるか。
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楽天だけでネットを済ませられるか

2021-03-10 15:24:42 | モバイル機器
毎月9日は我が商売にとって重要な日。外部業者に商品をまとめて販売する日です。伝票上はともかく商売の上では決算と呼べる日で、「相手を失望させない質を提供できるか」「相手に購入してもらえる分野の品物を提供できるか」「店が十分な利益を得られるか」「ちゃんと来月も業者さんたちに来てもらえるか」が毎月心配で頭を悩ませており、この日が近づくと、昔ほどではないにせよ胃が痛みだして下痢になったりします。
それだけに、終わると解放気分になり、「ああ、今月も無事終わった・・・」と安堵。つい友人と無駄なおしゃべりに時間を費やしてしまいます。と、言ってもこのご時世で直接会うのは気が引けるのでオンラインなんですが。

昨日の話題の一つは、わたしが最近取り上げている楽天モバイルの件。友人は先行で楽天モバイルを契約しているのです。その時もやたら進められたのですが、「紹介キャンペーン」狙いが見え見えだったのと、当時の体制より料金を増す気がなかったので断りました。今は使わなければ無料を楽天自身のプランで実現できるという条件を作ってきたので契約していますが。
その友人、わたしとは離れたところに住んでいるのですが、最近まで楽天の電波は届かず、AUによるパートナー回線のみで使っていたようです。ただ、先月になって地区まるごと楽天エリアに入るようになり、電波も比較的強く、常時20Mbpsを超える速度だとか。先日わたしが「現在の楽天の実力」と書いたときは8Mbps程度しか出ませんでしたが、これは当然地域によって違うのでそれだけ出るところもある、ということでしょう。ついでに言えば友人が住んでいる地区は正直近代化がそれほど進んでいない(おそらく行政も開発する気がない)ため、電波受信の障害になるような建築物が少ないのも速度が出る一因かと思います。
友人の話というのは、「楽天一本に絞っても大丈夫だろうか」と言うこと。まぁ大丈夫でしょ。仮に楽天モバイルがうまくいかなかったとしても、一度設置されたアンテナや基地局はなにかしら使われるはずなので当分いきなりつながらなくなる、ということはないはず。そう答えたら「いや、むしろモバイルは他の遅くても安い契約なら追加したいくらい。俺が言っているのは家の有線回線を完全解約して楽天だけでネットを使うのはアリか?ってこと」
うーん・・・。確かにモバイル通信だけで全部のネットを賄えるのは費用からいっても理想。まして楽天は料金の上限はあっても利用量の月間上限は無し、としているので理論上は使える、と言えます。が、正直まだまだ細いと言っていい楽天回線のみ~AUのパートナーエリアもありますが、順次使えなくなっていく、とのことですし~でネット生活を送るのは推奨し難く、この体制がいつまで続くか分かりませんし、それはやめておいた方がいいのでは・・・と答えたのですが、実は先月いっぱいで有線回線は止めていて、すでに楽天だけのネット生活を始めている、そうなのです。ただ、完全解約だと工事費がかかるし、やっぱり有線は必要となると手間がかかるので現状いつでも戻せるように回線とモデムのレンタル料のみ払う契約にしているのだとか。楽天のSIMは旧型のiPhoneをタダ同然で入手し、設定を変更して楽天を認識させ、電話とテザリングを利用したルーター代わりとして使っているそうです。ちなみに友人はパソコンも利用していることもあって、今月だけ(まだ9日)ですでに利用量は約30GB。このペースだと月間100GBに到達しそうです。ちなみに月間利用量の制限はなくとも一日の利用は10GBを超えれば制限がかかることがあるというのは楽天が公式に小さな字で謳っているいる話ですが、この制限にもすでに一度なったそうです。ただし、よそでよくある「直近〇日〇GB制限」のような繰り越されて最大数日ということはなく、あくまで制限を超えたその日のうちだけ制限がかかる方式で翌日には解除されたとか。あくまでまた聞きなのでわたしが確かめたわけではないですが、本当ならかなり緩い制限です。友人はこの制限の緩さを持って「楽天だけでイケる」と考えているようですが、わたしは楽天回線が同じ体制をいつまで継続できるとは思えない、という理由で反対しておきました。なんか聞く耳持っていなかったようですが・・・。

ちょっと前、一年ちょい前くらいまでやはり「利用量定額で無制限」を謡った〇〇WiFi、が市場を席捲したことがあります。あれも「これだけでネット回線は大丈夫」と考えて有線回線を解約してしまって一本に切り替えた人が続出したことや、それを使ってテレワーク利用が増大し、耐えきれなくなってつながらなくなり、その多くが制限ありプランの変更や新規受付の停止、事業撤退という有様です。わたしが具体的に確かめたわけではないですが、聞いた話によるとアレはどこもやり方は一緒で「クラウドSIM」という形式で主にソフトバンクと契約したもののようです。クラウドSIMだとSIMカードを端末が持たないので複数のSIMを一つの端末で、一つのSIMを複数の端末で同時に使うことが可能になります。だからと言って一つのSIM契約に容量制限があることに変わりはないのですが、例えば10人分のクラウドSIMで10人で使えるようにしておく、ヘビーに使うのは一人か二人、それほど使わない人がその容量をヘビーユーザーに使わせて料金だけみんなで負担すれば実質無制限、というかなり平等性に欠けるやり方だったという話です。ソフトバンクの使えないところではドコモやAUの回線が補助的に使えるようでしたが、こちらは直接ではなくMVNO経由だったようで遅く、実際にはほとんど使われなかったようですね。まぁメインはあのソフトバンク回線ですし、そんなやり方なら破綻して当然です。
楽天はもちろん無制限WiFiと全く違うやり方ではありますが、ヘビーに使う人数が少ないから実質無制限でいられる、という点だけでは同じかと思います。4月で一年間無料受付を終了するとのことでどうやら先行の300万人には到達したようですが、多分その多くはわたしのように「維持費無料だからとりあえず契約しておく」な人でしょうからね。現在急ピッチで回線工事は行われているようですが、アンテナを立てたくとも要地ともいえる場所にはすでにドコモやAUのアンテナが立っていて設置する余地がない、などのケースもあるでしょうしそう簡単には拡大できないでしょうね。

あくまで楽しい雑談の中で、でしたから(多分そのオンライン雑談も楽天回線でやってたんだろうなぁ)友人のやり方には強く反対はしませんでしたが、容量無制限で制約も緩いから有線回線の代用に楽天回線を使う、というのは個人的には賛成できません。場合によっては破綻の方が回線充実よりも早く来てしまうこともありうるからです。ライトにしか使わないだろう身としては、一番維持してほしいのは今の料金体制なんですよねぇ。せめて一時無料や割引になる楽天ひかりと併用にするべきでしょう。
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Rakuten Linkを無理やり試してみる

2021-03-01 12:06:58 | Weblog
先日書きました楽天モバイルの話。現状の実用性を考えたらAUローミングによる通信ができれば十分なのですが、お試しというだけでも楽天そのものの通信や電話、特に利用料無料をうたうRakuten Linkを使ってみたい、というのがわたしみたいな人間の性であります。調べたところ、相変わらず我が家周辺はまだ楽天モバイルの回線は届いていませんが、2~3キロほど、急いで歩けば30分くらいで行ける場所まで回線は届いている、ということらしいのです。今年の夏までに人口カバー率96%を予定、とのことでしたから、急ピッチで範囲拡大に努めているようですね。ただ、我が市の場合、人口の多い住宅地区と開発されて商店も多いオフィス街が後回しにされ、やや過疎化している旧市街地が優先されているという謎開発状況なのですが。
そこで先日、ちょっとスマホを持って楽天回線が来ている、とされているところまで行ってきました。うまくいけばRakuten Linkの設定ができるかも、と思ったからです。ですが、うまくいきません。いくらやってもAUにしかつながらず、楽天につながりません。回線の自動接続を切ってRakuten4Gに合わせてみてもAUローミングにつながってしまいます。機内モードを行ったり来たりしたり、エリアで再起動してもダメ。ちなみにつながりやすくなるLTE Onlyをやめて初期設定に戻すと約10分おきに回線につながっては即断を繰り返す挙動が起こるのですが、この場合3~4回に1回くらいの割合で楽天回線を見つけることがあるので来ているのは確かなんですが、繋がってくれません。結局貴重な休日を一日潰して楽天回線を求めてさまよいましたが、まったくうまく行かずに諦めました。我が地元みたいな開発中に地域ではAUの方が電波が拾いやすすぎてそっちが優先されてしまうのでしょう。特に今使っているZenFone MAX PRO M1はその傾向が強いようです。
うーん、困りました。自己満足に過ぎないとはいえ、回線整備が不十分な今だからこそやってみたいこともあるんだけどなぁ。なので仕方ありません、新しいスマホを買いましょう。接続料格安のサービスを使うために機械を新しくするのは本末転倒ではありますが、新しい機械を買うのはわたしのストレス解消にもなりますし。本当はPCの中身とかそろそろ新しくしたいんですが、AMDのZen3はもうTDPが低めに設定された新型が出てもおかしくないくらい発売開始から日がたっているのに新型どころか最初に発売されたCPUですら軒並み入手困難という異常事態。一方Intelの第11世代、Rocket Laks-Sが今月末くらいに出るという話もあります久々にアーキテクチャを変更したとかで使ってみたいんですが、これを買うのならZen3(出来ればAPU、まぁ当面無理か)と比較したいですしねぇ。と、いうわけでちょっとPC関連が買いづらい以上、モバイルのガジェットにお金を回します。
探したところ、良さそうなのはPOCO X3というスマホ。これは「楽天回線につながるらしい」「AUのローミングバンドには対応していないらしい」ということで実験には最適。欠点は国内正規流通版がなく、海外向けグローバル版を使うしかなくて、いろいろ問題がありそう、という点です。まぁいいか、と買ってしまいました。あくまで実験が主な購入目的です。

さて、届いたので(最初から保護シートとか貼ってあるし、一応レベルでもケースが付属していたりと好印象)、休みを利用してまた楽天エリアに行くことにしましょう。楽天SIMを挿してみますが、事前の調査通りAUのローミングしか使えない我が家ではつながりません。その状態で各種ソフトをインストールしたのち、楽天エリアまで足を運びます。これまた事前の調査通り、楽天エリアで見事回線がつながりました。とりあえずブラウザを立ち上げてネットにつながっていることを確認しますが、大丈夫。そこで今回の主役、Rakuten Linkを使います。これは楽天の会員登録した時のメアドとパスワード、それと楽天の電話番号に届くSMSが必要になります。うまくつながればこのRakuten Linkを通す限り、IP電話にはなりますが無料通話が可能になるという便利もの。さすがエリア内、無事SMSが届きました。そのうえ、こちらがコピペしなくても自動的にRakuten Linkにワンタイムパスナンバーが入力される新設設計。もちろんRakuten Linkを通してmineoのSIMの入った電話と送受信ができることが確認できました。
驚くべきことに、このRakuten Link、設定さえやってしまえば楽天もAUも受信できない、家の有線回線をWiFiルーターで無線化したものしか通信手段のない環境でも電話の送受信が可能です。送信はできると思ってましたが、受信ができたのは、事前に噂には聞いていましたが自分で試してみるまでは信じられませんでした。さすがに受信は電話回線で直接やると思ってましたので・・・。できて驚愕です。つながるまで少し時間かかりますけどね。なので手持ちのmineoのdサービス契約をしたSIMの入ったモバイルルーターを「節約モード」にしておき、楽天SIMの入ったPOCO X3と一緒に持ち歩けば、ドコモ回線でつながる無料楽天電話、という奇妙な環境が実現します。音質はお察し、レベルではあるでしょうが。なんならmineoのSIMもPOCO X3に指してうまく認識させられれば一台で完成するかも知れませんが、まぁ実用性が高くなるわけではないのでやめておきます。
ただし、さすがに楽天SIMを抜いてしまうとさしものRakuten Linkもつながりません。まぁ当たり前ですね。SIMを抜いて再起動し、Rakuten Linkを立ち上げるとまたSMSによるワイタイムパスナンバーを要求してきます。こうなったらまた楽天エリアまで行くしかありません。しょうがないので店を閉めた後、えっちらおっちら行ってきました。
ついでに回線速度も測っておきます。時間は22時、つまり夜10時に楽天エリアの、まぁ真ん中ではありませんがアンテナ表記は最大の場所です。もちろん4Gです。

上り 1.5Mbps  下り 8.6Mbps

という結果でした。地域によって違うでしょうが、わが地区においてはおそらく利用者は少ない~居てもAUの方で使っている人が多そう~でしょうからこれが現状の楽天の実力と言えます。MNOと考えると非力ですが、MVNO利用者視点で見れば高速とは言えなくても十分な速度です。少なくともわたしが合格ラインと考えているモバイルPCが特に不足なく使える速度、下り4Mbpsは超えているわけですから。

そうこうしているうちに、またドコモがahamoを適用前から値下げすると言い出したり、MVNO関連でも動きがあったりとモバイル通信におけるカオス状態は続いています。多くのSIMフリースマホで使えるわけではない、というつまらない部分はありますが、そこをクリアできるのなら楽天モバイルを料金節約のためにとりあえず契約しておく、というのはアリなんではないでしょうか。
コメント
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