去る14日から、4K8K放送の帯域確保のための一環として、日本放送協会のBS放送、BS1が「従来の1920x1080から1440x1080に」なりました。
NHK BS1などBS放送の解像度が横1,440ドットに。新4K/8K放送に向け帯域削減
これは最初の一歩にすぎません。現状日本放送協会系のBS放送だけですが、他のキー局系放送も帯域も22日以降減らし、その分4K8K放送に使用することはすでに決まっているからです。また、4K8K放送との直接的な関係は薄いようですが、CS放送の帯域も再編されるとのことです。
なら、その「再編後」に備え、現在のビットレートはどのようになっているのか、の資料を作っておく必要があるのでは、と思い立ち、久々に各BS放送の解像度とビットレートを調査してみることにしました。前回の調査が2014年の5月でしたから、約4年ぶりの調査となります。ただし、今回はBSの無料放送のみ、とりあえずめについた分だけ、という手抜き調査です。これは全放送調査にはお金かかるからです、ご了承ください。BS/CSの再編成が確認された時点で改めてやりたいと思います。なお、わたしは今の日本で進めている4K8K放送に対して積極的無視の立場でありますので、こちらは調査しません。多分できないようになっているだろうし。
101 NHK BS1
1440x1080 16824Kbps 256Kbps(2ch)
103 NHK BS プレミアム
1920x1080 15146Kbps 256Kbps(2ch)
141 BS日テレ
1920x1080 19246Kbps 256Kbps(2ch)
※マルチ放送
141 1920x1080 13166Kbps 256Kbps(2ch)
142 720x480 6284Kbps 256Kbps(2ch)
151 BS朝日
1920x1080 20251Kbps 192Kbps(2ch)/384Kbps(5.1ch)
161 BS-TBS
1920x1080 17151(最大23833)Kbps 192Kbps(2ch)
171 BS JAPAN
1920x1080 18136Kbps 256Kbps(2ch)
181 BSフジ
1920x1080 15701(最大21878)Kbps 256Kbps(2ch)
211 BS11
1920x1080 18061Kbps 256Kbps(2ch)/384Kbps(5.1ch)
222 BS12 TwellV(トゥエルビ)
1440x1080 13646Kbps 192Kbps(2ch)
231 放送大学
1440x1080 8375(最大16197)Kbps 128Kbps(1ch)
258 Dlife
1440x1080 146544Kbps 192kbps(2ch)+192Kbps(2ch)
見ての通り、BS1だけでなく、すでにBSプレミアムでも再編は始まっており、以前とくらべるとビットレートが下がっています。個人的にその映像ややザワザワしていたように感じましたが、もっとデジタル放送の苦手な映像や見慣れた映画などで比べないとわからないでしょう、どうしても色眼鏡はかかりますし。
また、1440x1080に減らされたBS1ですが、引き続き大相撲の放送でマルチ放送を行っています。そのビットレートの様は、数字を移すよりグラフを見ていただいた方がいいでしょう。
途中の極端に減っている部分のみがマルチ放送を行っている時間帯です。表の大相撲は別にマルチ放送が始まったからと言って番組が一度終了するなどのことは全くなく、何事もなかったかのように進行しています。BS放送は大相撲と言っても一般的関心の低い十両以下の取り組みしか放送されないため、周囲の観客の動きなども少なく、力士の一瞬のぶつかり合いを除けば動きの少ない映像となっていますので、目立つ劣化は分かりませんでした。エンコーダーが昔より高性能化しているのは確かなようです。また、他のBS放送も以前よりビットレートが激しく動くケースが目立ちました。こちらも4年の間にエンコーダーを変えたのかも知れません。ちなみにBS日テレはBS1と放送大学以外にマルチ放送を行う唯一のキー局系列の放送局で、現在は「長七郎江戸日記」の放送の時にマルチを行っています。ただし、裏の放送はただの通販番組ですが。なんか一時総務省に通販番組ばかりやるな」と通達を受けてだいぶ通販を減らしたBS局ですが、少し増えた気がします。ネット通販が充実している時代に通販番組の売り上げがどれだけあるのか、知りたいものです。
とりあえず今日の時点はここまで。この資料を比較用として、他局の変更が確認され次第、再調査を行う予定でいます。
追記:22日以降、BS朝日およびBS-TBSの2局においてビットレート・解像度の変更が確認されましたが、他局の変更スケジュールが29日に控えているため、それを待って再調査を行う予定です。
また、本記事内では大相撲の録画を行い「大きな劣化は見られない」としたBS1ですが、本日アメリカンフットボールの試合がマルチ放送で行われていたので視聴したところ、アメフト好きが怒るんじゃないだろうか、と思うくらいには試合内容について行ってない画質になっていました。ただ、過去のアメフト試合の画質チェックの経験がないため、劣化したかどうか、までは断言できません。
NHK BS1などBS放送の解像度が横1,440ドットに。新4K/8K放送に向け帯域削減
これは最初の一歩にすぎません。現状日本放送協会系のBS放送だけですが、他のキー局系放送も帯域も22日以降減らし、その分4K8K放送に使用することはすでに決まっているからです。また、4K8K放送との直接的な関係は薄いようですが、CS放送の帯域も再編されるとのことです。
なら、その「再編後」に備え、現在のビットレートはどのようになっているのか、の資料を作っておく必要があるのでは、と思い立ち、久々に各BS放送の解像度とビットレートを調査してみることにしました。前回の調査が2014年の5月でしたから、約4年ぶりの調査となります。ただし、今回はBSの無料放送のみ、とりあえずめについた分だけ、という手抜き調査です。これは全放送調査にはお金かかるからです、ご了承ください。BS/CSの再編成が確認された時点で改めてやりたいと思います。なお、わたしは今の日本で進めている4K8K放送に対して積極的無視の立場でありますので、こちらは調査しません。多分できないようになっているだろうし。
101 NHK BS1
1440x1080 16824Kbps 256Kbps(2ch)
103 NHK BS プレミアム
1920x1080 15146Kbps 256Kbps(2ch)
141 BS日テレ
1920x1080 19246Kbps 256Kbps(2ch)
※マルチ放送
141 1920x1080 13166Kbps 256Kbps(2ch)
142 720x480 6284Kbps 256Kbps(2ch)
151 BS朝日
1920x1080 20251Kbps 192Kbps(2ch)/384Kbps(5.1ch)
161 BS-TBS
1920x1080 17151(最大23833)Kbps 192Kbps(2ch)
171 BS JAPAN
1920x1080 18136Kbps 256Kbps(2ch)
181 BSフジ
1920x1080 15701(最大21878)Kbps 256Kbps(2ch)
211 BS11
1920x1080 18061Kbps 256Kbps(2ch)/384Kbps(5.1ch)
222 BS12 TwellV(トゥエルビ)
1440x1080 13646Kbps 192Kbps(2ch)
231 放送大学
1440x1080 8375(最大16197)Kbps 128Kbps(1ch)
258 Dlife
1440x1080 146544Kbps 192kbps(2ch)+192Kbps(2ch)
見ての通り、BS1だけでなく、すでにBSプレミアムでも再編は始まっており、以前とくらべるとビットレートが下がっています。個人的にその映像ややザワザワしていたように感じましたが、もっとデジタル放送の苦手な映像や見慣れた映画などで比べないとわからないでしょう、どうしても色眼鏡はかかりますし。
また、1440x1080に減らされたBS1ですが、引き続き大相撲の放送でマルチ放送を行っています。そのビットレートの様は、数字を移すよりグラフを見ていただいた方がいいでしょう。
途中の極端に減っている部分のみがマルチ放送を行っている時間帯です。表の大相撲は別にマルチ放送が始まったからと言って番組が一度終了するなどのことは全くなく、何事もなかったかのように進行しています。BS放送は大相撲と言っても一般的関心の低い十両以下の取り組みしか放送されないため、周囲の観客の動きなども少なく、力士の一瞬のぶつかり合いを除けば動きの少ない映像となっていますので、目立つ劣化は分かりませんでした。エンコーダーが昔より高性能化しているのは確かなようです。また、他のBS放送も以前よりビットレートが激しく動くケースが目立ちました。こちらも4年の間にエンコーダーを変えたのかも知れません。ちなみにBS日テレはBS1と放送大学以外にマルチ放送を行う唯一のキー局系列の放送局で、現在は「長七郎江戸日記」の放送の時にマルチを行っています。ただし、裏の放送はただの通販番組ですが。なんか一時総務省に通販番組ばかりやるな」と通達を受けてだいぶ通販を減らしたBS局ですが、少し増えた気がします。ネット通販が充実している時代に通販番組の売り上げがどれだけあるのか、知りたいものです。
とりあえず今日の時点はここまで。この資料を比較用として、他局の変更が確認され次第、再調査を行う予定でいます。
追記:22日以降、BS朝日およびBS-TBSの2局においてビットレート・解像度の変更が確認されましたが、他局の変更スケジュールが29日に控えているため、それを待って再調査を行う予定です。
また、本記事内では大相撲の録画を行い「大きな劣化は見られない」としたBS1ですが、本日アメリカンフットボールの試合がマルチ放送で行われていたので視聴したところ、アメフト好きが怒るんじゃないだろうか、と思うくらいには試合内容について行ってない画質になっていました。ただ、過去のアメフト試合の画質チェックの経験がないため、劣化したかどうか、までは断言できません。
解像度がそのままでスロット削減になるBSプレミアムは影響を受けそうですが、違いを認識できるようなケースは稀でしょう。
マスターソースがHDVだと元々解像度が1440*1080iですので解像度が落ちることになる民放も影響を感じることがないのでは?
4Kからダウンコンバートしたコンテンツは長方形ピクセルへ変換されることになるのでアレかも知れませんね
あと、BSフジはアナログハイビジョン放送が終了するまで1440*1080でしたので元に戻る感じですし、BS-TBSなんて2011年10月まで1440*1080だったのでBS全体が2Kだったのは、ほんの数年
問題は解像度やビットレートが変わることより、トランスポンダの移動が3回にわたって行われるのでその対応をするのが面倒な感じが。。。
4/8Kと言うより、幾度か噂に上っているHDチャンネルの拡充が主目的なのかな、という気もしますね。
個人的には日テレプラス、TBSCh2、NECO、AT-X、東映あたり実現して欲しいところですが。
1/24(水)未明に、スカパーも停波してのメンテナンスが行われるようで、一連の変更が行われるかもしれません。
マルチ時はやはり厳しそうですね
まぁ解像度の移り変わりに関しては、わたしは昔からやってますし。まぁ画質よりも中身の方が大事なので、変更がある間は趣味で続けます。
>2018-01-21 22:17:11さん
NECOは開始当初からCS系最低画質の立場を貫いている割に中身がわたし好みなので、なんとかしてほしいかなぁと思ってます。
今回のはBSなので、CSは無関係ですね。平行して弄るみたいですけど。
>2018-01-23 23:39:18さん
一応、現状は何もないみたいです。ただ、再び訪れた寒波と大雪でまた衛星放送が映らない orz ので調べられないんですが。
>2018-01-24 01:24:19さん
マルチ時はかなり厳しくなりますね。今までBS1はスポーツ系最高画質のチャンネルだったのに、他と同等程度に落ちたのは少し悲しいです。
HDはサブチャンネル化