傾向を見ると、やっぱり動画をサンプルとして取り上げると盛り上がるんですねー。わたしもサンプル作って上げようと思ったんですが、なにせ肝心のSandy Bridgeが手元に無いもので、CUDAとかIMSSのサンプル動画をアップしてもあまり資料的価値はなさそうだし、やめときます。だって、みなさんもうTMPGEnc Video Mastering Works 5(TMPG5とでもします?)買ってらっしゃるようですし、今更ソフトの購入を迷っている人向けのサンプルを作っても仕方ないでしょ。
ただ、その中でSpursEngineだけはちょっとおかしいぞ、という気がします。基本的にハードエンコードだし、それほど大きく変化しないはずなのですが、ほぼ同じような設定にすると、TMPGEnc 4.0 XPress(TMPG4としときます)よりファイルサイズが少なくなる傾向にあるのです。小さいだけならばいいのですが、画質もファイルサイズが小さくなった分劣ることがありました。なので、こんなこともあろうかと思ってTMPG4を残してあるウチの環境でビットレートの傾向を調べてみることにしましょう。
まずは、エンコード時間の計測です。Vsta32HomePre・PhenomIIx6 1055T・PxVC1100・GeForce9800GTといういつものPCでBSデジタルから録画した適当な30分のMPEG2(TMPGEnc Mpeg Editor 3でカット編集したためPS)ファイル、1920x1080のものをTMPG4とTMPG5のSpursEngineで出力したものをビットレートと速度で比較します。設定は6000VBR・インターレースの解除を行わない、リサイズもしない、29.97fps出力というもの。TMPG4のGOPはTMPG5のデフォルト250に近づけるために249にしてあります。どちらも"ビットレート制限を厳しくする"チェックを入れてあります。
TMPG4(グラフのMAXが25000!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/3c/d27c297671f5ddf4f953e7eeebb6cd07.jpg)
エンコード時間 21:14(1274秒)
TMPG5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/db/43bf4ddee0dfb3ae140f7eb580d5affc.jpg)
エンコード時間 25:01(1501秒)
TMPG5の出力はもう一つ安定していなくて、30分かかることもありましたが、一番早かった結果を書いておきます。それでも速度で言えばTMPG5比で一割五分ほどTMPG4が高速になります。また、TMPG4はかなり上限の指定を無視してビットレートを高め、AVGはなるべく守ろうとしているのに対し、TMPG5は一割ほどアベレージを抑えている上、上限も控えめ気味です。
これ以外にTMPG5+SpursはなぜかVBRだとビットレートを8000Kbpsまでしか指定出来ません。CBRならオーバー出来ますが、やはり厳密に守っているとは言い難いビットレートの動きが見られます。
以下は全てTMPG5+Spursで出力したものになっています。
CBR 12000Kbps
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/c7/92a1c68dfac58f25be4c4e0c6a1e41ac.jpg)
VBR 8000Kbps
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/fe/024335a5a718edb9365b0bbed0b2f655.jpg)
CBR 6000Kbps(グラフのMAXが10000までになっていることに注意)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ed/97561895999139d4a2732e1bcb550588.jpg)
と、VBRCBR関係ないビットレートの動き。指定した値を元にアベレージと上限を別に計算しているような印象さえ受けます。
うーん、現状ではSpursはTMPG4で使った方が良さそうですよ。
今日はこの後忙しいので追加アップ出来ませんが、"ビットレート制限"を外してみるとどうなるのかも調べてみたいです。
ただ、その中でSpursEngineだけはちょっとおかしいぞ、という気がします。基本的にハードエンコードだし、それほど大きく変化しないはずなのですが、ほぼ同じような設定にすると、TMPGEnc 4.0 XPress(TMPG4としときます)よりファイルサイズが少なくなる傾向にあるのです。小さいだけならばいいのですが、画質もファイルサイズが小さくなった分劣ることがありました。なので、こんなこともあろうかと思ってTMPG4を残してあるウチの環境でビットレートの傾向を調べてみることにしましょう。
まずは、エンコード時間の計測です。Vsta32HomePre・PhenomIIx6 1055T・PxVC1100・GeForce9800GTといういつものPCでBSデジタルから録画した適当な30分のMPEG2(TMPGEnc Mpeg Editor 3でカット編集したためPS)ファイル、1920x1080のものをTMPG4とTMPG5のSpursEngineで出力したものをビットレートと速度で比較します。設定は6000VBR・インターレースの解除を行わない、リサイズもしない、29.97fps出力というもの。TMPG4のGOPはTMPG5のデフォルト250に近づけるために249にしてあります。どちらも"ビットレート制限を厳しくする"チェックを入れてあります。
TMPG4(グラフのMAXが25000!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/3c/d27c297671f5ddf4f953e7eeebb6cd07.jpg)
エンコード時間 21:14(1274秒)
TMPG5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/db/43bf4ddee0dfb3ae140f7eb580d5affc.jpg)
エンコード時間 25:01(1501秒)
TMPG5の出力はもう一つ安定していなくて、30分かかることもありましたが、一番早かった結果を書いておきます。それでも速度で言えばTMPG5比で一割五分ほどTMPG4が高速になります。また、TMPG4はかなり上限の指定を無視してビットレートを高め、AVGはなるべく守ろうとしているのに対し、TMPG5は一割ほどアベレージを抑えている上、上限も控えめ気味です。
これ以外にTMPG5+SpursはなぜかVBRだとビットレートを8000Kbpsまでしか指定出来ません。CBRならオーバー出来ますが、やはり厳密に守っているとは言い難いビットレートの動きが見られます。
以下は全てTMPG5+Spursで出力したものになっています。
CBR 12000Kbps
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/c7/92a1c68dfac58f25be4c4e0c6a1e41ac.jpg)
VBR 8000Kbps
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/fe/024335a5a718edb9365b0bbed0b2f655.jpg)
CBR 6000Kbps(グラフのMAXが10000までになっていることに注意)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ed/97561895999139d4a2732e1bcb550588.jpg)
と、VBRCBR関係ないビットレートの動き。指定した値を元にアベレージと上限を別に計算しているような印象さえ受けます。
うーん、現状ではSpursはTMPG4で使った方が良さそうですよ。
今日はこの後忙しいので追加アップ出来ませんが、"ビットレート制限"を外してみるとどうなるのかも調べてみたいです。
知っていたら済みませんです。
最初にcbrの設定で自分の設定したい最大ビットレート(vbrのときの)に平均レートを設定します。
それから、vbrの設定に変更し、欲しいレートまで平均レートをさげるというやり方で、当方ではできています。
おそらくTVMW5の最大はSpursEngineのマニュアルにしたがって1.5倍の指定になっているように見えます。
あと、VBVバッファサイズも重要なので合わせる必要があります。
ビットレートの割り振りは平均・最大・VBVサイズで決まります。