goo blog サービス終了のお知らせ 

あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

6Q10

2010-11-20 23:33:27 | ドラマにハマる

Q10の「はにかみMAX!」は、『セクシーボイスアンドロボ』のMAXロボと繋がってる?そうか、ロボット繋がりか…

今夜の『Q10』は僕のツボにはまったようで、途中から涙が出っぱなしの状態になっていた。病院で山本さんがうつ伏せで倒れこんだシーンからだったろうか、それを見た久保くんがクールさを失っていくところがせつなかった。影山くんと河合さんは、ラストである結論を出したが、ドラマということを抜きにして、「それでいいのか」と心配してしまった。

前回中尾くんがQ10を手に入れようとしたのを咎めた富士野さんは、今回は平太に対しQ10を思い通りにできるというものを渡していた。だが平太は、試しに1枚使ったきりで、残りを富士野さんに返してしまった。人は誰かのことを、自分の思い通りになるから好きになるのではない。富士野さんは、自分が期待していたように平太が行動しなかったことに苛立っていた。

藤丘くんが学校を去って行った後、3年B組のみんなが彼のアパートの下で『さらば恋人』を合唱する。そのシーンが第1回の「助けて下さい」に繋がっていくところが良かったな。藤丘くんがクラスからいなくなって穴があいてしまっても、彼はそこにいる。みんなの心の中に彼はいる。彼の困窮を直接助けることはできないけど、助けに来てくれる人はいる。警察に頭を下げ、クラスのみんなに温かい飲み物を渡す校長先生の言葉と行動に、今回もぐっときた。「常識破らなきゃ伝わらないこともあるんだから。やらなかったほうが良かったか?」という言葉が僕の心をじんわりと包んだ。

平太がQ10をこれほど好きになるのが不自然という言葉もWEBを見ていると引っかかるが、恋ってそんなものなんじゃないかな。まあ、そのスイッチをオフにしている僕が言うのもなんだが… ラストの「涙」をめぐる二人の会話でとどめを刺された。

次回の予告はなかったが、同じ年の河野プロデューサーや出演者・スタッフの皆さんがこのキラキラした物語を僕らに送ろうと頑張っているそのことにありがとうを送り、そして、次回を楽しみにしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年を重ねる

2010-11-20 18:51:17 | つれづれ
荒川の土手に行き、空を見上げていた。

真っ青でない分、傾きかけた日に照らされた雲が平坦さを取り除いている感じだ。

昨夜の舞台は、父親の誕生日を祝う中という設定だった。と、誕生日を祝ってもらって嬉しいのは何歳までなのだろうと思った。

まあ、今祝いたいひとがいるわけでもない…ということにしても、そこで悩むことはない。年を重ねることは悪いことではないのだから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他人事

2010-11-20 17:31:33 | つれづれ
いがみ合っているのか、それともじゃれ合っているのか。どちらにしても「ほっといてくれ」というのが彼らの本音だろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虫歯

2010-11-20 15:26:30 | つれづれ
あれこれやり残したまま家を出て歩き出した。

途中、本郷の路地裏でつけ麺を食べたのだが、つけ汁をスープで薄めて飲んだらお腹がいっぱいになり苦しいくらいだった。味は良く、太麺はもちもちした食感が良かった。

東大キャンパスを抜け、谷中に向かう途中で通ったへび道に店が増えていた。谷中銀座から日暮里駅まででも新しい店がいくつかあり、商店街の活気を維持している。

我が家の近くの商店街もそうだが閉じてしまう店が一軒でもあると、虫歯が広がりように寂れていく。ただ、嘆いてばかりいるのもどうだろう。ここには答えの一つがある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やけたトタン屋根の上の猫

2010-11-20 00:17:40 | 立ち止まる

新国立劇場の舞台『やけたトタン屋根の上の猫』を観た。

金曜の夜とあって、劇場はなんとなく華やいでいる。そんな中、客席に入っていくと大きな部屋の真ん中にダブルベッドと脇にバスルームという舞台がしつらえてあった。多少の予備知識は入れていたものの、どのような展開になるのか気持ちが高まる。

父親の死期が迫り、遺産相続を巡って家族の間に繰り広げられる建前や嘘。それが徐々に露わになっていく。戯曲を書くというのは人間の業みたいなものを煮詰めて濃厚にしていく行為なのだろうと、何度か見ていくうちにようやく感じられるようになった。

寺島しのぶさんの舞台を久しぶりに見て、やはしこの人は舞台女優なんだなあと思った。彼女と北村有紀哉さんとの掛け合いは、その裏にあるものを少しずつ見せながら激しさを増していく感じが鬼気迫ってきた。それよりも、北村さんと木場勝己さんとの親子二人がぶつかり合うシーンに圧倒された。

だが、何か物足りないものを感じた。前回の『ヘッダ・ガーブレル』と比べていた。大地真央さんの名演技もあったが、ヘッダの内面深くを描いた物語に対し、この作品では北村さん演じるブリックの内面世界がもっと描かれるべきなのではないかと思った。まあ、数少ない観劇歴からこんなことを言うのも偉そうだが。

僕のすぐ前に渡辺えりさんが座っていた。演出の松本祐子さんが席まで挨拶に来られていた。そんな席だからか、寺島さんと北村さんのやり取りのシーンでは二人の立ち位置に迫力が一層高まった。

やけたトタンの上であってもけっしてそこから逃れられない。セリフにあった「欺瞞」という言葉を胸に抱え、人間の業の深さを感じながら劇場を後にした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする