あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

気乗りしない時

2009-03-14 10:04:48 | 前に進む
傘をささなくても歩けるくらいの雨の中、それでも折り畳み傘をさして駅まで歩いた。

疲れているせいか、それとも、大勢の中で感じる孤独がいやだからか、これから打合せに行くのに気が乗らない。

まあ、そんなに長時間となる訳でもないだろうから、帰りに映画でも観ていこう。

そう、今日は『銭ゲバ』の最終回だし、遅くならないようにしよう。

と、ミルクスタンドでホットミルクを飲んだら、少しだけど前に行く気がでた。
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青春100連発!

2009-03-14 09:00:17 | 本を読む
一冊の本に、こんなに笑わされ、そして泣かされたのは久しぶりだった。
それより、「笑う」と「泣く」の同居の仕方がなんだかとても面白かった。

瀬尾まいこさんの『戸村飯店 青春100連発』を読んだ。
昨年春に出た当初から気にはなっていたものの、そのタイトルに何だかちょっぴり引いてしまっていた。結局今年に入りまとめ買いの中の一冊に入れたのだが、とんだ大当たりとなった。

さて、物語は大阪の下町(?)にある中華料理屋の、一つ違いの兄弟のある一年間を綴った内容だった。6つの章を、兄と弟の視点から交互に描いている。
兄の日常を描いていても、弟の思いを描いていても、それぞれ逆の視点からお互いの姿がうまく浮かび上がってくる。

終盤に思いもよらない展開となる。そこにぐっとくるものがあったが、これから読む人にもそこを味わってほしい。

今さら「青春」でもないが、それに似たようなことを今もやっているからだろうか、不思議と距離を感じなかった。だが、それははたしていいことなのか…

いずれにしても、最近読んだ本の中ではベスト3に入るだろうか。
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