1967年に登場した2ローターのロータリーエンジン搭載のFFセダン、NSU Ro80です。
60年代初期のピニンファリーナの一連のショーカーに似たフロント、プリンツ 4をも彷彿とさせるボディ断面、フェンダー峰線/ウエストラインと絶妙なスタンスをとりながら後ろへ流れるキャラクターラインなど見所満載のデザインです。
NSU Ro80 Tokyo 1970年撮影

60年代初期のピニンファリーナの一連のショーカーに似たフロント、プリンツ 4をも彷彿とさせるボディ断面、フェンダー峰線/ウエストラインと絶妙なスタンスをとりながら後ろへ流れるキャラクターラインなど見所満載のデザインです。
NSU Ro80 Tokyo 1970年撮影

http://987.blog.so-net.ne.jp/2007-09-01-1
世界初のロータリー量産車!ということで話題にはなったものの営業的にはハズレだったようで,結局NSU自体がアウディに買収され,VW K70へとある意味で"退化"してしまったのですね。。。
とはいえVWにとってはK70が初めてのFF車だったりするのですが・・・。。。
私は今から、30年前にこの車のテクニカルイラストを数多く描かれましたH.Schlenzigさんの所に一年半自費留学をしておりました。想像以上に多い過去のお仕事を見せて頂き、ミュンヘン郊外のお宅に通い、お邪魔だったと思いますが、横に座らせて頂き、基礎的な描き方を教えて頂きました。当時、先生は出たばかりのAudi100に乗っておられましたが、このRo80も11年間乗られて、楽しめたと。しかし、その間にロータリーエンジンは3回乗せ変えたそうです。ペリフェラルポートの正にレーシングロータリー!。さも燃費は、、、。
Audi80が出る頃で、少しお手伝いさせて頂いたのと、フォーミューラーVWのイラストを描かせて頂き、ドイツマルクのギャラを頂きました。その当時で先生は72歳でしたので、もうお亡くなりになったと思います。優しい先生でした。食卓にはいつもベルトケンプフェルトがラジカセから鳴っており、それを聞くと当時が懐かしく思われます。
毎日グラフの「世界の乗用車特集」なんかで
初めて見たときはスッキリしたデザインに
新鮮さとあっさりし過ぎて戸惑いも感じました。
異形ライトも6ライトも見慣れていませんでしたから
ROVER2000と比べてはるかに近代的。
当時ヒルマン・ハンターがスッキリしたデザインで好きでしたが
コイツははるかにシンプル感覚が進んでいました。
後のアウディ80の丸い6ライトはコヤツの手直しって感じがします。
異形ライト、ランチア・フルビア・スポルトのイメージもあります。全然違いますが(笑)
未だに街中でのRo80の写真のネガが見つかっておりません。
捜索チームでも編成しない限り発見は困難なようです。
おっしゃるとおりヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーの栄冠に輝きました。
しかしながらその後が芳しくなかったようで・・・残念ですね~
ミュンヘン時代の貴重なお話をありがとうございます。
やはりこの車はエンジンが鬼門だったのですね~
ベルトケンプフェルト「楽団」、なつかしい響きです。
当時はパーシーフェイス、マントバーニ、ヘンリーマンシーニ・・・数多くの「楽団」が活躍してましたね。
ハンターや後のK70の直線的なデザインに対し、この車はシンプルながらも有機的なライン使いが最大の特徴でした。
ランチア・フルビア・スポルトのイメージ、強いですねえ~全く同感です。