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4/2 Eg戦 ● : プポ氏のデータには新人は入っていない

2008年04月02日 21時50分01秒 | Marines08R-Season
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 ボビー野球の基礎には膨大なデータとそのデータ分析がある。 そのデータ分析に基づいて打線の組み替えを行ったり、戦略を立てたりしている。 所謂、セイバーメトリクスに基づく野球。 
 そのデータ収集・分析を行っているのがプポ氏。 そのプポ氏のデータ分析対象には、新人選手は入っていないのだろうか。。。


   


Gイーグルス戦 2回戦 (県営宮城 4月2日 13:00~)
マリーンズ(0勝) 3-6 Gイーグルス(2勝)
 


 (公式サイトより)

  ※ 詳細はこちら → 日刊スポーツ速報


【試合時間】 3時間03分 【審判】球審:柳田 塁審:秋村、鈴木、栄村
【投手】
 (マリーンズ)
   清水(右・●2敗)、シコースキー(右)、高木(左)、伊藤(右) - 橋本
 (Gイーグルス)
   永井(右・○2勝)、青山(右・3S) - 嶋
【本塁打】 橋本2号(ソロ125m、9回、永井)
【盗塁】 (マリーンズ) サブロー(4回) 西岡(8回)
     (Gイーグルス)  嶋(6回)
【失策】 (マリーンズ) シコースキー(6回)
【盗塁死】 (マリーンズ) オーティズ(6回)
      (Gイーグルス) 渡辺直(2回)
【捕逸】 (マリーンズ) 橋本(6回)
【今日のマリーンズ残塁】
   8
 (シーズン計83/11試合:平均7.55 昨日も書いたけど、あと一本が出ませんね) 

 
      

    
 今日のもっとも言いたいこと。 (なんかシリーズ化してますね。。。)


聖澤は俊足です。プポさん。
 

      


 初回ノーアウトで4点が入るなど得点が入った回は違うけれども、昨日と似たような試合展開。
 両チームとも打った安打数は同じ。 残塁も同じ。 ミスもある。 どちらかというとマリーンズの方が万遍なく打っている。 でも勝てない。
 日本野球におけるデータ野球の元祖・野村監督の前に、データ野球では圧倒的に長い歴史があり実績もある米国野球のデータ分析専門家・プポ氏が、完全に敗れた試合でもありました。 
 

【代走・聖澤】
 知らないものは準備ができない、ということなのかな。 

 6回裏Gイーグルスの攻撃。 先頭打者のリックがいきなりツーベースを放つ。 そのリックに替わって代走に出たのが聖澤でした。 鉄平のセカンドゴロの間に確実に塁を進め1死3塁となる。 
 それまでGイーグルスも初回に4点を取ったものの、その後はマリーンズに毎回のように得点圏にランナーを進められ、いつ打線が繋がり昨日のように一気に同点にされてもおかしくない展開。 そしてここは日本。 であれば、考えることは一つ。 この場面で考えられる野村監督の戦略はスクイズしかなかったでしょう。
 ここでマリーンズも初回以降は何とか粘り抜いた清水を諦め、投手交替をしました。 2番手・シコースキー。 シコースキーを登板させた意図はなんとなくわかるので、ここは問題ではないと思っています。 悪いのは、野村監督が6回という早い回で好打者のリックに替え、代走に聖澤を出した意味を把握していたかどうか。
 意外でも何でもないスクイズに、俊足の3塁ランナーが一気に本塁に突き進んでくることに慌ててボールを握れないシコースキー。 その動揺からなのか、ワイルドピッチ(捕逸)に、嶋に3盗まで許す。 その後のスクイズは読み切ったもののランナーを刺せないという失態。 結局、センター犠牲フライを打たれ万事休す。
 聖澤に対する準備がマリーンズバッテリー間で出来ていなかったことにより、セオリー通りの攻めであったにも関わらず自滅した格好となりました。

 私は、初回の清水の不甲斐ない投球よりも、この6回の対応が今日の敗戦の全てを物語っていたと思います。


    


 「ボビー語録」でもボビーがコメントしていたように、今日出場した打者陣はほとんどの選手、しっかりとバットは振れていたと思います。 10安打放っていますし、大松のように無安打でもボールはしっかり捉えていたりしていますので、決して不調ではありません。 まあ、不調のズレータと福浦がいないから、という話もありますが。。。

 ただ、ノーアウトで出塁したのは初回の西岡のヒットのみなんですよね。
 ちょうど『野球人の錯覚』(加藤英明、山崎尚志 著・東洋経済新報社)を読み終えたところなんですが、そこに興味深いデータがありました。 詳しくは買うか立ち読みするか(!?)してもらうとして、「0アウトランナーなし」から「2アウト満塁」までの全てのケースにおいて、どの程度の確立で得点できたかという分析データがあります(2005年のデータに基づく)。 0アウトで出塁したケースと、1アウトから出塁したケースでは、凡そ15~20%も得点できる確率が異なるのです。
 例えば今日の試合、5回表1アウトから根元がツーベースを放って1死2塁となっています。 「1アウト2塁」の場合、得点が入る確率は41.5%。 もし、これが0アウトでのツーべースだった(0アウト2塁)としたら、得点が入る確率は58.1%にまで上がります。 得点が入らないケースの方が圧倒的に少なくなるわけです。

 Gイーグルス・永井が、抑えることが必要な場面ではしっかり抑えた、ということも言えるのですが、マリーンズの打者陣には、回の先頭打者となった時、どんなことしてでも出塁する、ということに執着心をもってもらいたいと思います。


 


 さて、明日は 北京五輪代表候補の久保とやっぱり選ばれている岩隈の対戦です。
 (また確認不足です。。。いつもいつもすいません、まいまいさん。。。)

 格の違いを見せ付けようぜ!
 久保チュウ & 打撃陣!




 お願いだから見せ付けられてしまうのはやめてね。。。


野球人の錯覚
加藤 英明,山崎 尚志
東洋経済新報社

amazon.com

読んだのはこの本です 


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