NPO法人久留米地球市民ボランティアの会(KOVC) ・ こぶし

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砂漠緑化の旅③~2日目~

2008年09月02日 | KOVCニュース!
翌朝は快晴!・・・とはいかず、あいにくの曇り空でした。
朝食をとり、バスに乗って植林の場所まで移動。
なんとその途中雨まで降ってきたのです!
当然ですが、非常に珍しい雨らしく、現地の方にとっては恵みの雨。
私たちは小雨の中、作業することになりました。
(1日目は快晴の中で暑かったのですが、
2日目は雨のせいか、涼しいを通り越して寒く感じました)

さて、作業に取り掛かります。
作業方法は、最初に、現地のスタッフが説明してくれます。

まず、1メートルくらいの穴を掘ります。
大きく掘らずに、深く掘ります。大きく掘ると無駄に力を使ってしまうからです。
ただ、スコップをスムーズに動かせるくらいの大きさがいいらしいです。
1メートルの目安は、スコップを穴に入れたときに、
スコップが見えなくなるくらい。
因みに、1メートルというのは水の無い砂漠の話で、1メートル掘ると水分を含んだ土があるからです。
日本で1メートルも掘って植林をすると、逆に根が腐ってしまいます。

次に、穴に苗木を入れます。そして、スコップの先で水分のある深いところの土をそぎ落としながら、根にかけます。乾いた土をかけてはいけないらしいです。
根が隠れるくらい土をかけたら、スコップ取っ手の部分でその土をならします。
十分ならしたら、穴の周りの土を落としていきます。
このとき穴を大きくします。
それは、水遣りのときにたっぷり水をあげるためです。

水をあげる分の穴を残して、土をかけ終わったら、今度は足でならします。
あとは、やっぱり水をたっぷりあげれるように、穴の周りに山を作っていきます。
山が崩れないようにスコップで山を叩いて固めたら、出来上がりです。

午前中は、まだ作業になれず、周りの人に色々アドバイスしてもらいながら作業しました。
お昼ごはんは、砂漠でボンカレー!の予定でしたが、生憎の雨だったのでホテルまで帰って食べることになりました。

そもそも何故、砂漠でボンカレーなのか?
今でこそバスで移動できるものの、以前は植林するところまで約2時間も道具を持って移動しなければならず、わざわざ、戻ってご飯を食べるのは大変だったからだそうです。すると、砂漠で食べようということになったそうです。

しかし、最初はカレーではなくおにぎりを女性に握ってもらっていたらしいです。
それがカレーになったのは、当時の女性たちが
「私たちは砂漠におにぎりを握りに来たんじゃない!」
と主張したらしく・・・
そして、砂漠でボンカレーとなったのでした。
決して、ピクニック気分でそうなったのではないということでした!


続く。

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