みなさん、こんにちは。
ちょこっとご報告です。
12月3日、4日と大分県別府市で「第1回アジア太平洋水サミット」が
開催されました。
前日このBLOGでも紹介していただきました。
私はサミットに対して市民側からの意見を提言し、
政策決定に反映して頂けるように11月30日~12月4日まで
別府に篭って、活動をしてきました。
さて、今回の水サミットですが第1回ということもあり、
皇太子殿下、福田首相、森前首相などの要人、
そしてアルピニストの野口健氏などの出席により、
華々しくサミットが彩られ広報されていました。
別府市内を車で移動中に目に付いたもの。
新しくオープンした別府youmeタウンに飾られた
「私たちは”アジア太平洋水サミット”を応援します!」という
大きな横断幕でした。
「水サミットを応援します!」ってどういうことなんだろうか。
私は未だにユメタウンさんに、疑念を抱いて仕方がありません。
今回の水サミットにおける主要な話し合いのポイントは
水を売買できる投資の対象とすること。
「水はお金持ちでも貧しくても関係なく手に入れることが出来る」という
水へのアクセスを基本的人権としてみなす私たち市民会議実行委員会
からしてみれば、今回の水サミットは私たちと正反対のことを
やろうとしているのでした。
実際、今回の水サミット期間中に、企業や国際機関、コンサルタント間での
融資取り付けで莫大な金額が動いたという発言もあり、
またそのような話し合いは「SUMMIT(サミット)」=「山の頂上」という
こともあり成果文書も達成文書も、取り決め文書の大半は現時点で
明らかにされていないのです。
沖縄サミットでお祭りムードの中、莫大な税金が使われ
無駄な施設が作られ、その建設資金や維持費などが問われたことは
記憶に新しいことだと思います。
またサミット自体の形式についてはシアトル以降G8においても
その非民主主義的なやり方に全世界でNO!という声が大きくあがっています。
今回のサミットも日本がホストとして、莫大な金額を投資し開かれたという
開催上の実施運営、資金運用の不透明性の問題。
そして、私ども市民の有志の集まりである市民会議実行委員会が
サミットの市民参加を呼びかけたにも関わらず、必ずしも満足できる
十分なサミットの公開性と対等な議論の場を提供してくれなかったこと。
この2つの大きな問題は来年度の洞爺湖サミットにも通じる問題と
なるでしょうし、きちんと今回の活動も含めて反省し市民の目で
監視・提言を続けていきたいと考えました。
各紙に報道もしていただきました
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000712040004
詳細を知りたい方は私にご連絡ください。
うしじま
karma52fairway@hotmail.com