NPO法人久留米地球市民ボランティアの会(KOVC) ・ こぶし

身近に出来る国際協力や環境問題に取り組んでいます。お問合せはkovc2004@hotmail.comまでどうぞ!

【9月の予定】

2009年09月22日 | KOVCのスケジュール!!
KOVCでは、ミーティング、イベント参加、準備作業など毎月いろんなことをやっています。
9月は下記のようになっています。追加スケジュールは決まり次第ご案内します。
皆さんもKOVCでボランティア活動してみませんか。


9/ 1(火) …マイ箸ワークショップ*〈北九州市(穴生学舎)〉

9/ 4(金) … KOVCミーティング*〈えーるピア久留米〉

9/11(金) … KOVCミーティング*〈まんまる〉
 ※NPO法人成立記念日

9/17(木) … KOVCミーティング*〈えーるピア久留米〉

9/29(火) … マイ箸ワークショップ*〈朝倉市〉

9/29(火) … KOVCミーティング*〈えーるピア久留米〉

なお、日程や内容は変更することがありますので、問い合わせなど
初めて活動参加される方はご連絡頂けると助かります。

連絡先:野嶋(携帯 090-5027-7771)
E-mail kovc2004@hotmail.com

えこまり通信 第5号

2009年09月18日 | イケマリ☆ベトナム通信
 ダラットでの任期も、残り約半年となりました。協力隊2代目としてダラットで活動をはじめ、うちの職場にとっては約3年半の間、環境教育事業を行ってきました。しかしこれまで、なかなか予算の申請に応じてもらえず“いかにお金をかけずに事業を運営するか”頭を悩ませながら進めてきたのですが、最近になってやっと環境教育事業に資金を割り振ってもらえるようになりました。TFF(Trust Fund for Forestry)という、フィンランドやオランダ、スウェーデン、スイスなどがドナーとなっている国家プロジェクトの予算をいただけることになったのです!!職場の自助努力が見え始めたのか、はたまたこれまでの協力隊活動の成果なのか、、、とにかくこれにより5回の連続講座を実施できることに。今の時期になって、ようやっと活動が軌道に乗り始めた手ごたえを感じている、今日この頃です。

↟↟↟ダラット市 森林公園公社(その4)~住民ワークショップ@タヌン村~↟↟↟
9月初旬に連続講座の第1回目を実施しました。対象は、配属先が森の見張り役(違法伐採監視)として雇っている村の住民60名。5回実施ができるため1週間に1回、毎週続けての実施を提案しましたが、「参加住民に負担がかかる」「そのため来なくなる住民がいるかも」とのディレクターとTFFスタッフの配慮と懸念から1カ月に1回のみの実施となりました。

≪内容≫ 所要時間:2時間半(途中休憩あり)
1)これまで得た住民からの情報の共有
  以前、村を訪れ家庭訪問した際にインタビューした内容(収入源や生活の状況、違法伐採に関して考えられる
  原因や要因)を共有し、その状況から将来予想される村の状況を提示。

森の見張り役の中には、隠れて自ら違法伐採を行った人もいます。雇用の面だけでなく、森林保護に関する意識の向上を目指して始めた事業です。インタビューのやり方(前々回のレポート参照)については、同僚と共に相談しながら進めましたが、このやり方が正しかったのか間違っているのか、正直分からない面もあります。
 今回の情報共有にあたり私自身は個人情報の発表はその住民が嫌な思いをするのでは、と懸念したのですが、私のベトナム人同僚は「実際の名前を出さないと、講座参加者がその情報の信憑性を疑う」「インタビューした後に何もフィードバックがない事の方が、逆にその住民が嫌がる」との事だったので、同僚の言葉を信じ、インタビュー対象者とそこから得た情報は別々に示す形で発表しました。

2)森林の役割について
  これまでも森林の役割について、配属先スタッフが事あるごとに“森林の役割”について話をしてきているようですが、
  住民はどう感じているのか、彼ら自身が考え口に出して意見をあげてもらいました。

◎住民からの意見(要約):
・森林は、生活の源泉     ・森は貴重な共有財産  ・私たちの生活は森にとても頼っている
・森林は、空気をきれいに、涼しくする   ・森は人間が呼吸するための酸素を空気中に供給する
・水をきれいにする(川の上流、中流の水はきれい) ・森があるという事は、全てがあるという事
  漠然とした内容のものが多かったですが、たくさん意見を出してくれました。

3)森林保護地域での法律について
  ダラットレンジャーステーション(森林地域内に点在する、森の交番のような所)のスタッフにより、森林に関する
  法律や処罰法について説明。

講座準備中、配属先ディレクターより「法律に関して説明する時間をとりなさい」とのこと。講座の内容を8割がた練り終わっていたのに、、、しかも「40分使う」と。直前になってキモチ自棄にもなりながら、削って削って、なんとか入れ込みました。挙句に本番当日、その人の確認不足(PC文字化け)のせいで結局ここに1時間20分もかかってしまうことに。お陰で(4)の後に予定していた“悪循環な状況を抜け出すための今後の生活”について討議する時間がなくなり、次回に持ち越す破目となりました…。

4)悪循環な現状について
  パワーポイントを使って、森林地域付近に在住する人々の生活における悪循環な状況について提示。(以下参照)
  これまでタヌン村での講座の中で、住民の方々がまとめてくれた「気候変動表」や「森林資源変化表」も
  振り返りを兼ねつつ提示しながら、ダラットの経済状況について説明。
 
森林地域住民のほとんどが少数民族ですが、ベトナム語が得意でない事を考慮し、なるべく写真や図などを使って行いました。観光都市ダラットの持つポテンシャル(少数民族の伝統芸能や景観の素晴らしさ)の写真なども多用しました。

5)閉会のことば(TFFスタッフより)
  森林を保護しつつ住民の生活を保つことができるよう、共生の道を考える事の重要さなど、予算提供プロジェクト
  スタッフからのありがた~いお話しをいただきました。


ひとことまりこ
 私自身、配属先での活動の際、森林に関する啓発活動だけでなく、住民の生活についてもあわせて考慮する必要があると赴任当初から配属先に主張しているのですが、「専門業務で忙しい」「営林署なのだから他の問題は他のしかるべき場所で」「住民の生活が良くなっても違法伐採が減少する保証はない」といった主張の配属先ディレクターは、なかなか首を縦に振ってくれません。エコツーリズムやアグロフォレストリーの展開に、他の機関(農業センターなど)との共同講座を提案してみますが、職場の理解を得られるのはまだまだ先のようです。“住民と”というよりも“職場スタッフと”の活動の方が重点を占めている、私の活動です。

                               ↓↓ 以下、写真へつづく ↓↓

えこまり通信 第5号(画像)

2009年09月18日 | イケマリ☆ベトナム通信

 

上記「えこまり通信 第5号」の画像です。

 [ 講座、開始前 ]

住民対象の大きな講座は、同僚とともに正装アオザイで気合いを入れます。

 

 [ 講座、実施中 ]

今回、住民が自主的に考えたり発表する時間が少なかったのですが、皆さん真面目に聞いてくれていました。 まぁ、、大人ですからね。

 

 [ 悪循環なダラットの環境と経済状況 ]

ちょっと見づらいですが、実際のパワーポイントでは写真を多用しました。

 [ 講座、終了後 ]

うちの職場スタッフです。講座が無事終了してほっと一安心。(・・・私のメガネを勝手にかけてます)


【報告】8月のマイ箸ワークショップ

2009年09月02日 | マイ箸イベント情報と報告
 8月のマイ箸ワークショップは3ヶ所で実施しました。

◎8月19日(水)
大刀洗町は小学生1年生をはじめたくさんの子どもたちが集まってくれました。
いつもは自分たちで料理を作って活動しているのですが、この日は自分たちの
お箸を一生懸命作りました。自分で作ったお箸で食べる昼食はどうだったかな?

◎8月21日(金)
この日は少人数で和気あいあいなマイ箸づくりでした。そして同じ会場(南町の医療生協クリニック)で
平和をテーマにいろんな本や原爆の写真などがいくつも展示してしてあり私たちも平和の
大切さを勉強できました。ありがとうございました。

◎8月22日(土)
背振少年自然の家はJOCA九州主催「森と私たち サマーキャンプ」でマイ箸
づくりをしました。
参加の皆さんは留学生(インドネシア、イラン、ナイジェリア、ベトナム)の方々や
子どもたちも一緒にマイ箸づくりに挑戦してもらいました。
楽しんでもらえたようです!そして質問で「マイ箸の材料の竹はどこの竹ですか?」と
尋ねられましたが、外国産ではなく玉名市や田主丸町で取った来た竹です。

ところで今年の夏の豪雨は脊振の山々でも被害が出ていてその爪痕を見ました。
自然災害も恐ろしいですね。
今年の夏休みは皆さんどのように過ごされましたか?…のーじ




 写真は背振少年自然の家での様子です。