NPO法人久留米地球市民ボランティアの会(KOVC) ・ こぶし

身近に出来る国際協力や環境問題に取り組んでいます。お問合せはkovc2004@hotmail.comまでどうぞ!

カンボジア報告2

2012年12月13日 | いざ!カンボジア

9月13日(木)トゥールスレン博物館 

1975年4月から3年8カ月ものあいだ、ポル・ポトにより無謀な社会主義改革が強行された。スパイとみなされた人々は家族とともに捕えられ、ここで激しい拷問を加えられ、尋問を受けたのち、キリング・フィールドに連行され処刑された。元高校の校舎だった4棟の建物は、左からA棟・尋問室 各部屋には鉄製のベッドが残されています。B棟には、犠牲になった人々の写真が展示されている。C棟1階は、煉瓦で作られた狭い独房、2階には木材で作られた狭い独房、3階は雑居房が残されている。D棟には、残酷な拷問の様子を描いた絵や器具を展示されている。JICAと沖縄県による草の根技術支援により、展示法などの協力がなされていた。

キリングフィールド

プノンペンから12㎞ほどのチュンエク村にあります。トゥール・スレン刑務所に収容さ人々は、ここに運ばれ処刑され、遺体はこの村の129か所に埋められました。敷地内には遺骨を掘り出した際にできた大きな穴が無数にあります。大雨が降ると、地面に骨の一部や衣類が現れるそうです。入口の正面に慰霊塔があり、中には犠牲者の遺骨8985柱、衣類、頭髪が安置されています。犠牲者は、成人だけでなく、幼い子ども達も…掘り出された小さなスカートやシャツを見ると、悲しみでいっぱいになりました。


カンボジア報告1

2012年12月13日 | いざ!カンボジア

今年も残すところわずかになりましたね。カンボジアから帰国後、バタバタとKOVC FARM を発行しましたが、みなさまのお手元には届きましたでしょうか?記事の一部ではありますが、掲載させていただきます。

9月13日(木)JICAカンボジア事務所にて、小川紀子さんにお話を伺ってきました。


カンボジアでの復興支援から始まった活動は、現在、幅広い分野で人材育成などの開発協力へと… 2010年度実績で、技術協力・無償・有償などを合わせると日本はトップドナーでした。2011年からは、中国、韓国からの支援が上回ってきているとのことでした。現在、無償資金協力としては、国道の改修等に力を入れ、流通網の改善に努めている。米どころのバッタンバンでは、技術協力として、農業生産性向上プロジェクトや教育支援などに力をいれているそうです。NGOや自治体との草の根技術協力についてなどもお話していただきました。私たちにとって初めての牛銀行、他団体での牛銀行などの活動をお聞きしたかったのですが…現在、JICAカンボジアで把握している団体内で、牛銀行は行なっておらず、私たちの「牛銀行」に大変関心を示されたとともに、今後の活動状況を知らせてほしいとのことでした。

事務所の入っているビルは、大変見晴らしがよく、思わず写真を撮りまくってしまいました。あっという間の1時間でしたが、今後の活動にも参考になるお話でした。1カ月を切ってのアポイントにも関わらず、私たちの訪問に快く対応してくださった小川さん、本当にありがとうございました。図書館等の利用は、アポイントなしででもOKだそうです。プノンペンへお越しの際は、是非、足を運んでみてください。