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人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

朝風呂の後でラフマニノフのラプソディ

2021-03-15 08:55:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感89

私は朝風呂に普通に入る。
普通というのは、「当たり前に、何の罪の意識もなしに」普通に朝風呂に入るということ。


朝風呂のことをいろいろ調べてみると、みんな言いたい放題。


朝風呂入るなんて常識なし。お湯や燃料がもったいない。迷惑。時間がもったいない。何となくふしだらな感じがする。夜お風呂に入れば朝なんて入る必要なし。


まあ、いろいろ。朝寝、朝酒、朝湯というのは、昔から非難ゴウゴウだったからね。


だけど、

《朝風呂は、心身の健康に良い》


私は、長い朝風呂経験から、そう思っている。



雑感90

以下は、7年前に私が書いた短文。↓


私は、よほどのことがない限り、毎日朝風呂に1時間以上入る。


29歳の時からずっとそうしてきた。


その時々の体調に応じて、風呂で、腰割体操、爪もみ、お尻つぼめ、ちょっとしたアイソメトリックトレーニング、自己マッサージなどをするのが日課になっている。


しかし、それだけでは、1時間もいらない。


私はここで、「メールの下書きをする。ちょっとした文章を読む。携帯でインターネット検索をする。その日一日のスケジュールを組んだり確認したりする。勿論、歯磨きもするし、ひげ剃りやシャンプーもする。」


つまり、朝の1時間以上の風呂は、私の毎日を支えていると言っても過言ではない。


東洋整体では、風呂は、汗を出して、さっと出るのが健康に良いと教えているが、その観点からみれば、私の朝風呂は、乱暴きわまりない。


だけど、それが私の健康法であり、からだづくりであるのだ。


健康法やからだづくりで大事なことは、自分に合ったことを続けるということ。


冬の朝風呂はすばらしい。


朝風呂の後は、ぽかぽかして行動が機敏になり、やさしい気持ちが生まれてくる。


夏の朝風呂もすばらしい。朝風呂の後の流れるような汗を感じながら、リラックスした精神で、一日の始まりをからだ全体で感じることができる。


苦しいことやつらいことがたくさんあるけれど、朝の風呂が、心とからだに、活を入れてくれる。


あなたも、朝早く起きて、朝の風呂に入ってみたらどうだろう。





雑感91

朝風呂の後は、

ラフマニノフ ラプソディ



音楽は、言葉を超える

2021-03-14 16:27:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感85


お年寄りが元気な国
お年寄りも元気な国

シニアが元気なくに
シニアも元気なくに


「老人に冷たい国・日本」〜貧困と社会的孤立の現実〜

そんなタイトルの本が登場して、注目されている私たちの国。

国の矛盾や社会の弊害が老人に集中的に向かう現実をどうかしたいと考えている人は、たくさんいるはずだよね。


このブログでも少しずつ書いていこうと思っている。




雑感86


お年寄り、老人、高齢者、シニアは、どう同じで、どう違うの?

きちんと定義しないとまずいかな。

独居老人、ひとり暮らしの高齢者、おひとり様もきちんと理解しないとね。

(おひとり様っていう言い方は、人を馬鹿にしているようで嫌いだ)


これは、私とあなたの宿題。
ブログは書けば書くほど宿題が増えていく。




雑感87

エイジレス・ライフという言葉を内閣府が使って以来、よく目にするようになった。


年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送ること、という意味らしい。


「自らの責任と能力において」という文言をどう受け止めればいいんだろう?


何となく腑に落ちない。




雑感88 


音楽は、言葉を超える



歳を重ねる

2021-03-13 13:10:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感81

歳を重ねてくると、どうやって社会と接点を保ちつつ自分を伸ばしていくか、という大問題に直面する。


退職してしまって、「仕事人であることイコール社会と接点を持っている」という「当たり前」をなくしてしまったシニアの嘆きが聴こえてくる。


嘆きというより、惑いと自失してしまいそうなシニア群。


《どうやって生きていけばいいんだ》という声なき声。


これは歳を重ねてみないと、絶対に実感できない事実。


自分の歳や環境を認めて、立ち向かっていかなければ自失自壊してしまう惑いの年齢。


それを乗り越えて新しい自分を創っていかなければ、渇いた日々の連続になってしまう。


だから、挑戦。

だから、働けるうちは働く。

だから、六十の手習、七十の手習い。

じっとしてると枯れてしまう。




雑感82

振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない

そう言ったのは、寺山修司




忘れるな、忘れるな、愛することを忘れるな


そう言ったのは、くろほとき




言葉なんて覚えるんじゃなかった


そう言ったのは、田村隆一




今日は、風は強いし


みぞれもびちゃびちゃ降るけれど


ちょっと気取ってお出かけしてくるよ




雑感83

おーい、シニアよ。ため息ついたら一回百円だぞ!




雑感84

ミシェル・ペトルチアーニ
先天性の障害を克服し
独自のジャズ空間を創り上げた
フランス最高のジャズピアニスト
彼の演奏を聴いたことがあるけれど
非常に感銘を受けたのを覚えている

生きようと強く思って生きることの美しさが胸を打つ



いま終わる 一つのこと

2021-03-12 17:10:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感77

昨日、シニア学校の2年生が卒業した。 

寂しい。

コロナ禍さえなかったら、もっと学びの輪を広げることができただろう。

寂しく残念だ。



雑感78

しかし、この寂しく残念な事実を契機にして、何か新しい取り組みができないだろうか?


できるはずだ。

(実は、彼らとは、これからはネットを通じてオリジナルな方法でつながっていくことになる。

その具体的な方法の披露は、4月始めになるだろう。)



雑感79

昨日の夜、斎藤喜博の一つのことを思い出した。

〔斎藤喜博 
    教育者 歌人(アララギ派)〕


いま終わる 一つのこと

いま越える 一つの山

風わたる 草原

響き合う 心の歌

桑の海 光る雲

人は続き 道は続く

遠い道 遙かな道

明日登る 山も見定め

いま終わる 一つのこと




雑感80

I’ll Close My Eyes

瞳を閉じて

ブルーミッチェル



10年経っても「刻が止まっている」

2021-03-11 03:13:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感73

あの年の3月11日、私はまだ現役だった。山梨でも大地の大きな揺れは凄かった。

その後のニュースを見て、日本と日本人の行方を深く考えた。

数ヶ月後、「何もできない自分が何もできない自分を連れて」現地に向かった。

消失した街や潰れた自然を前にして、呆然として立ちすくんでいた自分を鮮明に覚えている。



雑感74

「止まった刻を進めるために〜東日本大震災十年」

岩波の図書2021年3月号に、山崎敦河北新報記者が、あの年の3月11日とその後の記者体験を綴っている。記者魂が迫ってくる。

その綴りの中に大川小学校のことがある。

「石巻市大川小学校では、津波で全校児童108人中、70名が死亡し、4人がいまも行方不明だ。引率していた教職員11名中10名も津波に巻き込まれ、犠牲になった」

大川小事故取材班を立ち上げてから、まだ真実は見えていない。

ずっと刻が止まっている。



雑感75

当時、知り合いの大学の先生(臨床心理)が、心のケア対策のために東北に入った。

「当たり前に在るべきものが潰れ、消失した」状況の中でのケア活動を聴いた。

その悲惨でつらいケアの報告も消えない記憶になっている。



雑感76

南相馬市の子どもたちが作詞し、音楽科の教諭が作曲した『群青』

今でも全国の小中学校でずっと歌い続けられている『群青』