手話通訳者のブログ

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豊洲問題と手話通訳問題

2016-10-22 07:29:25 | 手話
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http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%81%aa%e3%81%9c%e9%9a%a0%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%9f%e3%80%8c%e7%9b%9b%e3%82%8a%e5%9c%9f%e3%81%8b%e3%82%89%e5%9c%b0%e4%b8%8b%e7%a9%ba%e6%b4%9e%e3%81%b8%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%a4%89%e6%9b%b4/ar-AAjcC2m?ocid=spartandhp#page=2

上記からの抜粋
築地市場は東京都の計画通りであれば、今年11月7日に豊洲新市場へと移転するはずだった。ところが、「都民ファースト」を掲げて圧倒的な世論の支持を得た小池百合子都知事が、これに「待った」をかけた。土壌汚染対策で専門家会議が提言していた「盛り土」がなかったことが発覚し、建物下には、コンクリートで閉じられた「謎の地下空洞」があったからである。

結局、誰に責任があるのか、いまだにわからない。
手話通訳問題も、本質的に同じと言える。

ろう者のGさんは勤務先で上司と深刻なトラブルとなり、上司・社長も同席して話し合いを行ったが、コミュニケーションがうまくいかない。
社長の決断により、手話通訳者派遣を申し込むことになった。
手話通訳に行って話し合いに通訳者として参加し、無事、解決した。
帰ろうとしたとき、社長に呼び止められた。

「たいしさん、次にもしGさんと話し合うことになったら、通訳はたいしさんが来てくれや」
喜んで、と言いたいところですが、市の手話通訳者派遣制度では、手話通訳者指名は原則として禁止なので、私が来る可能性は1%ということになります。市の登録手話通訳者は100人いますから。
「そうなんか・・・実は、たいしさんは3人目の手話通訳者なんや。前の2人は・・・申し訳ないが、信用できん」
え・・・3人目・・・


豊洲問題と本質的に同じである。
社長からこの話を聞かなかったら、知らないままだった。
派遣者が本当に責任感を持って仕事に取り組んでいるなら、上記の話(話し合いは3回目であること、1回目も2回目も話し合いがうまく行かなかったこと)は、3人目の手話通訳者である俺に伝えるのが当然。
しかし、そうしなかった。
役所の人間は、くさいものに蓋をする。
極力、情報を出さないようにする。
これが、問題の本質を見えにくくする。



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