爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

カッとしない

2022-02-11 08:43:47 | 日記
一旦は自分の心にフッと思いが浮かぶと、もうその通りにしないと我慢しきれなくなって、なりふり構わず暴走して、折角の幸福な人生を台無しにしてしまう。

これが自由というものの、最も危険な点である。

いや自由じゆうと、自由を過大に認められて、教育されてしまった人の不憫な処である。

他人が自分に、ちょっと不快な事をする。

よく思えば何ら恐ろしい事では無いのに、すぐカーッときて、相手に失礼な言葉を見境なく浴びせてしまう。

その相手が親友であっても、愛すべき妻であっても…。

言論は自由がよいが、常に相手とぶつかって発火しない様に、お互いが軌道を守ってこそ、宇宙の心を持った「徳人」と言える。

人は考える。

では、考えるメカニズムとは何か。

良いか悪いか、プラスかマイナスかを検討して、良い面のプラスの事を選別して執る。

人は良い方のプラスの法を執りながら、成長して行く。

この「考える」行為は、人にしか出来ない貴重なものだが、人は一人の考えだけでは生きて行けない。

時には、他人の強烈な考えに介入されて、相手から支配され、恐怖のうちに制御される事だろう。

人の考えは、人を自由にし成長させるが、一方で人を制圧する過ちを犯す。

「本立ちて道生ず」

宇宙・自然の自律的な生命は、トラブルやパニックを起こさない。