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中谷防衛大臣が豪国防相と潜水艦開発で意見交換することを決定 日豪同盟実現に向けた大きな快挙だ!!

2015-10-31 00:00:00 | 報道/ニュース
日本がオーストラリアに売り込みを進めている潜水艦やその開発について、同国の国防相と意見交換を行うことが公表されました。

10月30日夜にNHKが次のように伝えました。
『中谷防衛大臣は、オーストラリアのペイン国防相と初めて電話で会談し、来週、マレーシアで開かれる国際会議に合わせて会談し、オーストラリアが導入する新しい潜水艦の共同開発を巡って意見を交わすことを確認しました。

オーストラリアでは先月、新しい政権が発足し、中谷防衛大臣は30日夕方、ペイン国防相と初めて電話で会談しました。
このなかで中谷大臣は、「安全保障の分野でアメリカを除けばオーストラリアほど緊密に協力している国はなく、さらに防衛協力を進めていきたい」と述べたのに対し、ペイン国防相は、「両国の防衛協力の発展のため緊密に連携したい」と応じました。
また、中谷大臣はオーストラリアが新しい潜水艦の共同開発国の選考を進めていることについて、「防衛協力の重要性を踏まえて選考のプロセスに日本としても対応したい」と述べました。
これに対し、ペイン国防相は、「日本の協力に感謝しており、来週会えることを楽しみにしている」と述べ、来週マレーシアで開かれる国際会議に合わせて会談し、オーストラリアが導入する新しい潜水艦の共同開発を巡って意見を交わすことを確認しました。』

これに関して、9月29日夜にロイターが次のように伝えています。
『豪潜水艦の共同開発候補に名乗りを挙げている日本が、必要な技術を移転し、現地で建造する本格的な検討に入った。競合するドイツとフランスに比べ、オーストラリア国内で造ることに後ろ向きとみられていた日本は、現地建造の姿勢を明確にして巻き返しを図る。

日本は豪州の技術者を訓練し、自力で建造できる水準まで能力を引き上げることを検討。三菱重工業 と川崎重工業 の造船所がある神戸市と、造船産業が集積する南オーストラリア州アデレードの両方で、数百人規模の技術者を指導することを想定している。

「設計段階から技術のトレーニングまで、日豪の技術者が一緒になって進めていく枠組を考えている」と防衛省の石川正樹審議官は述べている。日本は遠洋航海が可能な4000トンクラスのディーゼル潜水艦を建造・運用しており、「日本が持つ技術と経験を移転する」と同審議官は話す。

独力で建造する技術力のない豪州は、もともと要求性能に最も近い日本の潜水艦を輸入することを考えていた。しかし、豪州国外での建造は経済的なメリットがないとして、雇用の創出を重視する野党議員や世論が反発。今年2月、日独仏から提案を募って選ぶ方針に転換した。

3カ国は、1)豪州国内案、2)豪州国外案、3)折衷案──を11月までに提出することを求められているが、日本は独仏に比べて豪州で建造することに消極的だと現地で批判されてきた。安倍晋三首相と良好な関係を築いてきたアボット前首相が9月に退陣したことも、日本には逆風とみられていた。

「豪州が主体的に建造できて、きちんと運用、維持整備ができるよう最大限支える」と日本の政府関係者は言う。部材や部品を供給する豪州企業もできるだけ参画させる方針で、同関係者は「かなり思い切ったやり方を打ち出すことになるだろう」と語っている。

日独仏は来月上旬、シドニーで開かれる海洋装備の展示会にそろって出展する。日本は展示会場のほか、メルボルンでも豪州企業を集めて説明会を開き、現地建造に前向きなメッセージを発信する考え。「説明会では具体的な話をしたい」と石川審議官は述べた。』

潜水艦は、機密の塊です。
それは、潜水艦が高度な隠密性(ステルス機能)があり、かつ、敵国や敵勢力に対して報復能力を持ち、現代でも単独で戦闘が出来る艦船であるからです。

潜水艦の建造や開発を「共有」出来る国同士は、文字通り「同盟関係」そのものなのです!!
潜水艦の共同開発が実現するならば、日豪の同盟関係へ向けた大きな転換点となるでしょう。

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安倍首相が打ち出したTPPと日米豪印の防衛協力強化がもたらす効果は絶大 その理由とは??

10月30日に中谷防衛大臣が記者会見で明らかにしたところでは、11月2日から4日までマレーシアを訪問し、ADMMプラス(拡大ASEAN国防相会議)に参加することになりました。
その後、4日から7日までベトナムを訪問する予定です。

一見、よくある会談や会議のように見えるのですが、決してそうではありません。
安倍首相が打ち出したTPPと日米豪印の防衛協力強化がもたらす効果は絶大なのです。
その理由とは??

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