今でこそ、蔡英文総統の下で国際的な地位を向上させている台湾。
東京五輪で初めて、五輪の開会式で「台湾」と呼ばれた事に驚喜している台湾。
筆者も個人的な体験として、民主化前の台湾,戒厳令下の状況に関しては、それなりの体験談を含めて理解はしています。
少なくとも1980年代当時は、ある意味で中国大陸側の中共よりも抑圧が強いのではないか、と思われた時期もありました。
アマチュア無線での海外交信すら、スパイ行為と見做されていたのですから。
(その点は、当時の「中国大陸側の中共」は、現在と比べて少しはおおらかな面がありましたが)
新型コロナ対策や東京五輪で注目される台湾の映画異色作の「返校 言葉が消えた日」」が7月30日に日本公開されました!!
7月31日、zakzak by 夕刊フジが「【シネマパラダイス】ゲーム発映画と侮れない、ホラーの意義をとことん生かした異色作 「返校 言葉が消えた日」」の題で、次のように伝えました。
『台湾の大ヒットゲームを映画化した社会派ホラー。国民党による政権下の1962年、学校で起きた教師・生徒への迫害事件と、原因を作った密告の真相に迫る。2019年に台湾映画でナンバーワンヒットとなり、第56回金馬奨(台湾アカデミー賞)では主要12部門にノミネートされ、5部門受賞した。監督は最優秀新人監督賞受賞のジョン・スー。1時間43分。30日公開。
ある放課後、いつの間にか眠っていた女子高生ファン(ワン・ジン)が目を覚ますと、校内から人けが完全に消えていた。さまよううち、彼女にひそかに思いを寄せる男子生徒と出会い、2人は必死で脱出を試みるが-。
【ホンネ】人けのない学校、忍び寄る魔物の影、血の匂い…。少しずつ体感温度が下がり、恐怖が増大していく。安易なゲーム発映画と侮れない、ホラーの意義をとことん生かした異色作。当時の人々の鬱屈や恐怖を追体験させられ、そこに絡む恋心にグサリとヤラれる。 ★★★★ (映画評論家・折田千鶴子)
★5つで満点 ☆=星半分』
この映画に関して、台湾在住の日本人の方、「さとう 晨」氏がnoteにて、2019年9月29日に次のように記述されています。
『台湾にて9月20日より公開されている映画、「返校」。
時代背景は1960年代、蒋介石率いる中国国民党が戒厳令を敷き、強制政権下にある台湾。簡単に言えば、国家の完全統一のため国民の生活よりも国民が政府に対する絶対的忠誠を重視し、逆らう要素がある者は死刑!!と度を過ぎた粛清を行い密告を多額の報酬と引き換えに強制する、人としての自由を唱えるのが許されない台湾の「黒い歴史」である。
場所は翠華中学校、学生だろうが教師だろうがと関係なく等しくその粛清が行われている。
そして主人公、優等生だが宗教で狂った母、暴力をふるう父親という絵に描いた家庭崩壊している女子学生の方芮欣(以降ファン)とそんな時代の中でやはり強制的な政治的弾圧に疑問を感じる人々はおりその内の一人の男子学生、魏仲延(以降ウェイ)の二人。
ファンはふと目が覚めると廃墟のように変わり果てた学校の教室で一人目が覚める。恐らくウェイのほうもそうだったのだろう。そんな非日常的な空間と化したいつもの学校からいち早くも帰りたいが、家路へと続く橋は渡るというには難しすぎる状態。帰れもしない、だからといってじっとしてるのは恐ろしすぎる、そもそもここは本当に学校なのかと様々な不安の中で二人は偶然にも出会ってしまい、供にこの状況をなんとか抜け出す方法を模索するというのが主なストーリー。
(中略)
人によっては映画を鑑賞したあとその映画について帰り道のバスの中や電車の中で少し調べたりするだろう。この映画に関して言えば絶対にインターネット上で「返校」というワードで検索をかけてみてほしい。原作のゲームのことや俳優や女優さんの写真、現地台湾での盛り上がり具合等の様々な情報が流れてくるが、その中でも「返校」の最大の特徴である白色テロの時代背景だろう。ポスターに書いてある「你是忘記了,還是害怕想起來?」日本語だと簡単に「あなたは忘れたの、それとも思い出すのが怖い?」という風になるのだが、中学生でも国家の意思に反する恐れがあれば簡単に頭を撃ち抜く時代、映画のように薄暗く悪夢のように繰り広げられる展開は決してフィクションなどではなく二二一事件から始まり1987年までの間を生きた台湾国民の頭にトラウマとして、そして事実として強く残っている。自分は台湾で生活して早くも2年目を迎えたばかりだが常日頃、台湾人特有の自由を感じる生活にあんな過去があったのが本当なのか?と疑うばかりである。日本ではタピオカブームだ台湾旅行が流行りだしたりなんだのと明るく平和な話題が目立つ。しかし、事実として存在する黒い時代を乗り越えたからこそのこの自由な社会が成り立ち、張先生のような犠牲があって我々は今、せいぜい財布とカロリーを気にしながらタピっている。
この「返校」は優良ホラーコンテンツの一つでありそして、今の現代社会に必要な前向きに生きるための後ろ向きな教科書だ。恐怖の使い方は時に教育として使われる。それが暴力や権力による圧制であっては絶対にいけない、この「返校」のような一種の楽しめる恐怖としてあるのは限りなく正解なのではないだろうか。
fin.』
正に、日本公開は、時代の為せる技、そのものでしょう!!
この映画で描かれているような圧政や独裁政治はいわゆる、「特亜」「特亜3国」たる中朝韓をはじめ、世界の半数以上の国や地域に存在しているのですから。
新型コロナ対策や東京五輪で注目される台湾の映画異色作の「返校 言葉が消えた日」が日本公開!!
7月30日に日本で公開された「返校 言葉が消えた日」の公式ポスター
出典:映画公式サイト ツイッター
ヒロイン役の女子高校生、(ファン)方芮欣役の(ワン・ジン)王淨は14歳で小説家デビューし、若手の女優としても活躍している新世代の女優。
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次期戦闘機の開発が我が日本の防衛力強化に与える影響は想像以上に大きい①~日米英軍事同盟化~
日本の防衛は、多くの皆様もお感じになるように、文字通り、大きな転換局面を迎えています。
その理由は中露朝韓など周辺諸国からの脅威の増大、シーレーン、航空路に対する脅威の増大、テロやゲリラ、特殊部隊対処、いわゆる「ゲリコマ」対処や、宇宙、サイバー、電磁波対処、いわゆる「ウサデン」対応力などへの対処や体制作りが急がれているからです!!
本ブログではこのような情勢激変を鑑みて、今回よりシリーズで次期戦闘機の開発について取り上げたいと存じます。
1回目は、「日米英軍事同盟化」です。
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アマチュア無線での海外交信すら、スパイ行為と見做されていたのですから。
(その点は、当時の「中国大陸側の中共」は、現在と比べて少しはおおらかな面がありましたが)
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7月31日、zakzak by 夕刊フジが「【シネマパラダイス】ゲーム発映画と侮れない、ホラーの意義をとことん生かした異色作 「返校 言葉が消えた日」」の題で、次のように伝えました。
『台湾の大ヒットゲームを映画化した社会派ホラー。国民党による政権下の1962年、学校で起きた教師・生徒への迫害事件と、原因を作った密告の真相に迫る。2019年に台湾映画でナンバーワンヒットとなり、第56回金馬奨(台湾アカデミー賞)では主要12部門にノミネートされ、5部門受賞した。監督は最優秀新人監督賞受賞のジョン・スー。1時間43分。30日公開。
ある放課後、いつの間にか眠っていた女子高生ファン(ワン・ジン)が目を覚ますと、校内から人けが完全に消えていた。さまよううち、彼女にひそかに思いを寄せる男子生徒と出会い、2人は必死で脱出を試みるが-。
【ホンネ】人けのない学校、忍び寄る魔物の影、血の匂い…。少しずつ体感温度が下がり、恐怖が増大していく。安易なゲーム発映画と侮れない、ホラーの意義をとことん生かした異色作。当時の人々の鬱屈や恐怖を追体験させられ、そこに絡む恋心にグサリとヤラれる。 ★★★★ (映画評論家・折田千鶴子)
★5つで満点 ☆=星半分』
この映画に関して、台湾在住の日本人の方、「さとう 晨」氏がnoteにて、2019年9月29日に次のように記述されています。
『台湾にて9月20日より公開されている映画、「返校」。
時代背景は1960年代、蒋介石率いる中国国民党が戒厳令を敷き、強制政権下にある台湾。簡単に言えば、国家の完全統一のため国民の生活よりも国民が政府に対する絶対的忠誠を重視し、逆らう要素がある者は死刑!!と度を過ぎた粛清を行い密告を多額の報酬と引き換えに強制する、人としての自由を唱えるのが許されない台湾の「黒い歴史」である。
場所は翠華中学校、学生だろうが教師だろうがと関係なく等しくその粛清が行われている。
そして主人公、優等生だが宗教で狂った母、暴力をふるう父親という絵に描いた家庭崩壊している女子学生の方芮欣(以降ファン)とそんな時代の中でやはり強制的な政治的弾圧に疑問を感じる人々はおりその内の一人の男子学生、魏仲延(以降ウェイ)の二人。
ファンはふと目が覚めると廃墟のように変わり果てた学校の教室で一人目が覚める。恐らくウェイのほうもそうだったのだろう。そんな非日常的な空間と化したいつもの学校からいち早くも帰りたいが、家路へと続く橋は渡るというには難しすぎる状態。帰れもしない、だからといってじっとしてるのは恐ろしすぎる、そもそもここは本当に学校なのかと様々な不安の中で二人は偶然にも出会ってしまい、供にこの状況をなんとか抜け出す方法を模索するというのが主なストーリー。
(中略)
人によっては映画を鑑賞したあとその映画について帰り道のバスの中や電車の中で少し調べたりするだろう。この映画に関して言えば絶対にインターネット上で「返校」というワードで検索をかけてみてほしい。原作のゲームのことや俳優や女優さんの写真、現地台湾での盛り上がり具合等の様々な情報が流れてくるが、その中でも「返校」の最大の特徴である白色テロの時代背景だろう。ポスターに書いてある「你是忘記了,還是害怕想起來?」日本語だと簡単に「あなたは忘れたの、それとも思い出すのが怖い?」という風になるのだが、中学生でも国家の意思に反する恐れがあれば簡単に頭を撃ち抜く時代、映画のように薄暗く悪夢のように繰り広げられる展開は決してフィクションなどではなく二二一事件から始まり1987年までの間を生きた台湾国民の頭にトラウマとして、そして事実として強く残っている。自分は台湾で生活して早くも2年目を迎えたばかりだが常日頃、台湾人特有の自由を感じる生活にあんな過去があったのが本当なのか?と疑うばかりである。日本ではタピオカブームだ台湾旅行が流行りだしたりなんだのと明るく平和な話題が目立つ。しかし、事実として存在する黒い時代を乗り越えたからこそのこの自由な社会が成り立ち、張先生のような犠牲があって我々は今、せいぜい財布とカロリーを気にしながらタピっている。
この「返校」は優良ホラーコンテンツの一つでありそして、今の現代社会に必要な前向きに生きるための後ろ向きな教科書だ。恐怖の使い方は時に教育として使われる。それが暴力や権力による圧制であっては絶対にいけない、この「返校」のような一種の楽しめる恐怖としてあるのは限りなく正解なのではないだろうか。
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正に、日本公開は、時代の為せる技、そのものでしょう!!
この映画で描かれているような圧政や独裁政治はいわゆる、「特亜」「特亜3国」たる中朝韓をはじめ、世界の半数以上の国や地域に存在しているのですから。
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次期戦闘機の開発が我が日本の防衛力強化に与える影響は想像以上に大きい①~日米英軍事同盟化~
日本の防衛は、多くの皆様もお感じになるように、文字通り、大きな転換局面を迎えています。
その理由は中露朝韓など周辺諸国からの脅威の増大、シーレーン、航空路に対する脅威の増大、テロやゲリラ、特殊部隊対処、いわゆる「ゲリコマ」対処や、宇宙、サイバー、電磁波対処、いわゆる「ウサデン」対応力などへの対処や体制作りが急がれているからです!!
本ブログではこのような情勢激変を鑑みて、今回よりシリーズで次期戦闘機の開発について取り上げたいと存じます。
1回目は、「日米英軍事同盟化」です。
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