ことこと愛する日々

『ことことカフェ』@よしだあゆみのつれづれ日記
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あとは天にお任せ

2008-06-29 08:28:25 | 書道のこと
 きのう、師匠のお宅にて、かなの試験に提出する作品を選んでいただきました。

 夜通し書いて完徹した日もあったし、納得いくまで書いてベストを尽くしたつもり。
 ‘人事を尽して天命を待つ’の気分で、あとは天にお任せしました。達成感というよりは、天にお任せして手放せるってなんて気持ちがいいんだろう! という解放感に浸っています。

 師範試験の課題の3体のうちの2体は、短歌と俳句の創作作品を書きました。
 ↑写真の右の作品は短歌、左が俳句を書いたものです。

 ★短歌は、与謝野晶子の歌です。

 『遠近(をちこち)の 水(みづ)のおとより 夏の夜の しろく明けたる 山の家(いへ)かな』

 (大意 = 遠くの方からも近くの方からも聞こえてくる谷川の水の音が冴えまさり、短い夏の夜がしろく明けてゆく山の家よ。)

 ★俳句は、日野草城(ひのそうじょう:俳人(明治34年~昭和31年))の作品から。

 『松風に誘はれて鳴く蝉一つ』

 (大意 = しんとした真昼、松風の音がしきりにしている。その松風の音にさそわれるように蝉がひとつ鳴いた。)

 創作は、自由に書くことができる分、やはりむずかしい!!
 条幅という限られた大きさの紙のなかで、どの文字(漢字・かな)を選び、その字をどのように配置して構成していくか。自由とはいっても、暗黙のルールのようなものはありますし。
 かなの先生が雛型になるようなお手本を書いてくださり添削もしてくださったのですが、自分の作品としてかたちにするまでには相当書き込む必要がありました。

 
 ↑これが最終的に選ばれた3体。

 条幅の紙は100枚が一つの紙に包まれていて、100枚単位で一反、二反と数えます。
 今回の試験では、3体で一反強使ったから120~130枚くらいは書いたのかな。
 講習会では「師範を受けるなら、1体につき五反(500枚)は書きなさい」と言われました。卒倒しそうになりましたね。

 書きすぎてもよくない、とおっしゃる先生もいます。お手本を書いてくださったかなの先生は「あまり早くから書かないほうがいいですよ。書きすぎてもよくないので、のんびり書いてね」などとおっしゃってくださいました。
 実際、かなりの枚数を書いたあとで、その日最初に書いた作品や一週間前に書いた作品が一番よかった、なんてこともあります。一概に枚数を書けばいいというものでもないようで……リラックスして無心で書いたものがよい作品になることも多いです。

 だから、いかに力を抜いて書けるか。短歌や俳句の世界に入りこんで無心で書けるか、ということなのかなと思っています。
 こういうことは、書にかぎらず文章を書くことにも、スポーツなどほかのことにも言えるかもしれないですね。

 好きな映画『バガー・ヴァンスの伝説』(2000年/アメリカ・ウィル・スミス、マット・デイモン主演 )のなかにこんな言葉があります。

「誰でも自分だけのスイングを持っている。それはもって生まれたもので、大切にしないと、それは体のどこかに埋もれ見失ってしまう」
「その‘場’に調和するショットは一つ。頭で考えずに手で感じることです。手のほうが頭より賢い」

 これはゴルファーが主人公の映画ですが、書道をしている自分にもとても響いてきた言葉だったのでメモしておきました。
 枚数を重ねてくると、あれこれ考えてしまって筆がうまく動かなくなるときがあります。そういうときにはこの言葉を思い出して、「この作品に調和する書き方は一つ。手のほうが頭より賢い。考えないで手にお任せ!」と筆を持ち直して紙に向かいます。
 頭より手のほうが賢い。ほんとうにそう。体のほうがちゃんと書き方を知ってるんですよね。

 それでもやはり、枚数を書くということにももちろん意味があって。一時的に集中して100枚単位の枚数を書くと、それも師範試験のためにあれこれ苦心しながら作品を仕上げると、腕が上がるのはたしかのようです。
 わたしも、毎月のお稽古の数十倍の量を書いてみて初めて、ようやく、かな特有の線質・運筆の緩急・連綿線の流れの大切さ、行と行の調和などのあれこれが少しわかってきたかな……と思えるように。
 いやはや、書は奥が深いです。。。

 『ことことカフェ』次回のイベントでは、自分が描いたアート(絵)と向き合えますよ。
   7月@アートセラピーの会。ご参加お待ちしております♪

6月@お茶会 ご報告

2008-06-28 21:43:18 | 『ことことカフェ』カフェイベント情報
 おそくなりましたが、6月22日(日)の『ことことカフェ』@6月お茶会のご報告です。
 当日、雨のなかお越しくださったSさんとふたり差し向かいで、ゆっくりお話しできたお茶会となりました。
 雨だったので当初予定していたカフェではなく、駅ビルの中の茶店に入ることに。Sさんの最寄り駅の近くにもあるお店で一度入ってみたいと思っていた茶店だったそうで、そんな偶然もあって結果オーライでした。

 Sさんとは、「こどもた」メーリングリストでお知り合いになって以来8年のお付き合いです。

 「こどもた」メーリングリストというのは、1冊目の本『「子供を持たない」という生き方』を出させていただいたあと、感想を寄せてくださった方たちと子どもをもつ・もたないについて意見交換がしたいという想いから立ち上げたメーリングリスト(メール会議室)でした。
 女性にとって子どもを産み・育てるとはどういうことなんだろう? 子どもをもつ・もたないについての想いや考え・悩みや戸惑いを、非公開・会員制のスタイルで、プライベートな事柄までふくめて真剣に語り合いました。
 '98年からの8年間、「こどもたML」で意見交換をしたり心の交流に力を注いだことは、何にも代えられない貴重な経験になっています。

 Sさんとも「こどもたML」のときからのお付き合いですが、それでもお会いするのは2002年のオフ会のとき以来、2回目でした。
 Sさんは、いつもだんなさんとの仲のよさを感じられる心のこもったメールをくださる方で、Sさんのメールを読むととても温かい気持ちになれます。
 そんなSさんとは以前から二人でお会いして、じっくりお話をしてみたいと思っていました。Sさんもそう思ってくださっていたとのことで、今回はそれが叶ったのでした。

 お話をしてみると、おたがいに子どものことについては心から納得できていて、いまは人生の第2ステージのようなところに入っていること、また、これからのテーマにしていきたいことも共通していました。
 そういう意味でも心の深いところに触れるお話ができて、とちゅう何度も鳥肌が立ったり、温かい気持ちで満たされたり……。「心に沁み入る」というのはこういうことをいうのだなぁと思える対話でした。本当に楽しくて幸せな時間をすごさせていただき、Sさん、どうもありがとうございました。
 Sさん曰く、「じつは、きょうのこの時間だけぽっと空いたんです」。今回のお茶会では、Sさんとふたりでこのタイミングでお会いすることに意味があったんだね、としみじみ話しました。

 お話が楽しくて2時間夢中になり、日本の神様カードも書の豆色紙も用意はしていったのですが時間がなくなってしまいました。書の豆色紙のほうはお会いした記念に……ということで、その日にわたしが感じた漢字一字を書いてお送りすることにしました。

 Sさんにお会いして、「こどもたML」をやって本当によかった! と思うと同時に、これからも一人一人の方と顔の見える心の通い合うお付き合いをしていきたいと、あらためて思いました。

 7月のお茶会は、7月27日(日)に開きます。
 月一定例のお茶会にご参加の方が一人というのも、その日その方とお二人でお会いすることに必ず意味があるのだと思います。
 一人だと悪いかなとか、人数が少ないと緊張するかなと思われる方もいらっしゃると思うのですが……どうぞご遠慮なくお気軽に、お茶会やカフェイベントへご参加のお申し込みをしてみてくださいませ。いつでも心から歓迎いたします。

 7月@アートセラピーの会のほうも、ご参加お待ちしています♪

あきらかに腕の問題

2008-06-22 22:47:02 | 日々のできごと
 我が家で咲き始めた同じユリを、きょうは夫が撮ってくれました。
 きれいです!

 うーん……なんでこんなに違うんでしょう。
 カメラは、少し前に渡辺謙がCMに出ていたキャノンの「EOS 40D」というデジタル一眼レフを使っているんです。まちがいなく腕の問題ですね。

「なんでこんなにきれいに撮れるの? あたしのは何を撮っても暗いんだよねぇ。絞りの問題かなぁ。マニュアルモードで撮ってる?」
「いや、オートだよ。あなたさ、ちゃんとモードとか使ってる?」
「え、モードなんてあったっけ? なにもいじってない。焦点だけ合わせて撮ってた」
「だからだよ、ここに花のマークとか山のマークとかあるでしょ」
「ほんとだ、ここにあったんだ。ぜんぜん気づかなかった」
「絞りとか、以前の問題です。お話にならない……」(呆れ顔)

 いつも暗い写真でごめんなさい。これからはできるだけ夫に撮ってもらうか、ちゃんと取説を見てカメラの勉強もしようと思ってます、ハイ。

           
 さてさて、きょうは『ことことカフェ』@6月のお茶会でした。
 参加してくださった方がお一人でしたので、ふたりでじっくりお話をすることができました。
 おたがいに心の深いところに触れるお話ができたという実感があり、ハートに響く貴重な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます!!
 もう少しくわしいご報告を、近日中に書きたいと思っています。

 おかげさまで大変ありがたいことに、7月のアートセラピーの会へのお申し込みもいただいております。
 まだまだ残席あります。アートセラピーが気になっていらっしゃる方は、この機会にどうぞいらしてくださいね。心からお待ちしております!

7月@アートセラピーの会

2008-06-21 01:58:52 | 『ことことカフェ』カフェイベント情報
『ことことカフェ』@7月のカフェイベント
『自分にOK! ~アートセラピーの会~』
   ※どなたでもご参加いただける企画です! まだまだ残席あります♪

 ●開催日時 : 7月13日(日) 13~16時
 ●場所    : 「リトリート」さんのミーティングスペースをお借りして行ないます。
            (りんかい線・品川シーサイド駅)

 ●参加費  : 5,500円 (材料費込、お茶・お菓子付)
 ●持ち物  : メモを取りたい方は筆記用具 (アートの材料はこちらで用意致します)

   アートセラピーは、絵の上手い下手はまったく関係ないとのこと♪
     どなたでも例外なく描いていただけるシンプルな内容になっています。


 ●講師の方のご紹介:
  アートセラピー&ヒプノセラピーサロン『リトリート』 みにる さん
   
  4月に、みにるさんのプライベートサロン「リトリート」さんが企画されていた
  「美人オーラを咲かせるヨガとアートのワークショップ」に参加させていただいて、初めてお会いしました。
  パステルを使った「ヒーリングアート制作」と、ヨガのインストラクターさんによる「ヨガ体験」の2本立てのワークショップで、どちらも気になっていたものだったので、楽しく興味深く参加させていただきました。

 ↓これが、その日にパステルを使って描いた絵。
  下手でもだいじょうぶってことがわかっていただけますかね~(*^^*)
 
  

  5月29日のブログでも書いたように、みにるさんはほんとにナチュラルな方!
  お会いすると、肩の力がふわぁっと抜けていくのを感じます

★みにるさんのプロフィール&メッセージ:
  IT系企業での会社員生活を経て、レイキ、カラーセラピー、カウンセリングなどさまざまなセラピーを幅広く学び、2006年からヒプノセラピストとしての活動をスタートしました。

  現在は品川にサロンスペースを持ち、ヒプノセラピー、アートセラピーを中心としたセッションやワークショップを主催しています。
  自分という存在を大切に扱い、価値を認め、愛を持って受け入れることは、幸せに生きるために欠かせません。そして、そのように自分自身を受け入れることは、生きるうえで直面するさまざまな出来事を乗り越えていく強い力を与えてくれます。

  けれども、自分(の意識)の大部分は無意識の領域から成り立っているために、なかなか理解しづらいという側面を持っています。そして、無意識の領域にある自分自身のさまざまな面は、良いところばかりとは限らないために、その全てを受け入れることは簡単ではありませんが、それをやり遂げると、心が大きく広がり、それまでは感じられなかった価値観や可能性、力を持つ自分を実感することができます。

  ですから、全てのセッションにおいて、クライアントの方々の無意識の領域にフォーカスしていくことを重視しています。

  心を軽く強くして、最終的にはセラピーなどに依存せず、自らの力で幸せな人生をクリエイトしていただきたいという思いを信条として、日々、セッションをさせていただいています。

 アートセラピーが気になっていたという方、ご自分の無意識を知ることに興味がある方、
   さいきん自分にきびしくなっているなぁとか自信がないなぁと思っている方も、
   この機会にぜひアートセラピーを体験してみませんか♪
   お友だちをお誘い合わせの上、どうぞお気軽にお越しくださいね♪


 ご参加をご希望の方は、下記をお書き添えの上、
    kotokotocafeayumi@mail.goo.ne.jp までご連絡ください。
   くわしい場所のご案内などは、直接メールにてお返事させていただきますね。
   (1)お名前
   (2)当日ご連絡がとれるご連絡先
   (3)このイベントに興味をもってくださったきっかけや、簡単な自己紹介などもお書き添えくださると、とてもうれしいです
  ご質問などもありましたら、お気軽にお書きくださいね。心からお待ちしています

『ことことカフェ』コンセプトはコチラをどうぞ↓       http://blog.goo.ne.jp/kotokotocafeayumi/e/bddd5230d5f438ec101e87816d1852ea

2年目のユリたち

2008-06-20 15:56:52 | 日々のできごと
「黄色いのはぜんぶ咲いたよ」
 夫が今朝、ベランダを見て報告してくれました。
 先日から咲き始めたユリたち。今朝もまた2つ、大きな黄色い花を咲かせてくれました。

 所沢の西武球場の隣に「ゆり園」があり、昨年そこで3種類のユリを買ってきました。

 プロ野球好きの我が家。夫が広島出身でコアなカープファンなので、結婚してからわたしもカープファンになり、いまでは選手の応援歌まで歌えるほどのカープファンになっています。
 昨年、西武との交流戦を西武ドームに観戦に行った日、8点くらい負けてしまっていて、夫は「もういいよ、帰ろう」とテンションがた落ち。
 気分転換にと、帰りに立ち寄ってみたのが「ゆり園」でした。


 想像をはるかに超える50種類・40万株のユリが咲き乱れる風景はとても美しく、カープが負けたローな気分を吹き飛ばしてくれたのでした。

 ユリには大きく分けて「すかしゆり(透かし百合)」と「ハイブリット」の2種類があるそうです。
 「すかし」は上向きに咲き、茶碗型で花びらと花びらの間に隙間があり、芳香はほとんどありません。5月下旬から6月下旬にかけて咲きます。
 そのあと6月中旬から7月上旬頃に咲くのがやまゆり系の「ハイブリット」で、下向きに咲き、甘くてかぐわしい芳香があります。

 昨年わが家にやって来たユリは、‘すかし’のセラダとパルディソルと、‘ハイブリット’系のスターファイターの3種類。
 いま咲き始めているのは‘すかし’のセラダとパルディソルです。どちらも鮮やかな黄色で、眺めていると元気になれます。


 昨年は買ってきた株を4鉢に植え替えて花を楽しみ、ほとんど手入れをしないまま冬を越してしまったので、ことしは咲いてくれるのか心配でした。
 花が咲いているうちは痩せている球根も、葉が枯れるまでの期間が長いほど土のなかで太っていくのだそうです。葉が緑のうちに花や葉を切らないように…という注意書きだけを守って見守っていました。
 冬には葉が枯れ、枝まで枯れて折れてしまったのでだいじょうぶかなと思っていたのですが、土の下ではちゃんと球根が育っていてくれたんですね。
 春には新しい芽が出てきて蕾がふくらみ、ことしも花を咲かせてくれたので、なんだかとてもうれしいです。

 ‘ハイブリット’系のスターファイターはまだ蕾のまま。濃いマゼンタピンクに白い縁どりのついた花を咲かせてくれて、甘い香りを漂わせてくれるのを楽しみに待ちたいと思います。

 7月@アートセラピーの会、ご参加をお待ちしています♪

女流歌人・伊勢の歌

2008-06-19 09:48:32 | 書道のこと
 ゆづりにし 心もあるを たまかづら たむけの神と なるぞうれしき

   (大意 = さし上げたいと思っていたこの私の大切な玉鬘(髪飾り)が、旅の安全を願う神様(道祖神)の役割を演じてくれたとは何とうれしいことでしょう。)
 ――【石山切(いしやまぎれ)・伊勢集】より――
 
 この歌を詠んだ女性は、平安時代の女流歌人・伊勢(877年頃~940年頃)。
 父・藤原継蔭が伊勢守であったため「伊勢」とよばれ、「古今和歌集」には小野小町の18首をしのぐ22首が選ばれたほどの名歌人でした。
 17歳頃から宇多天皇の后・温子(藤原基経の娘)に女房として仕えました。のちに宇多天皇の寵愛を受け皇子をもうけるものの皇子を幼くして亡くし、温子もこの世を去ったあと、宇多天皇の皇子・敦慶親王との間に娘をもうけました。その娘も、女流歌人として有名な中務です。
 のちの紫式部の源氏物語は、この家集「伊勢集」に依るところが多いのではないかと言われているそうです。

 師範試験の課題の3体のうちの1体は、【石山切・伊勢集】のなかから選んで臨書することになっています。
 歌の意味が気に入っているのと、作品の構成的に三行書きで見栄えがすること、「心」と「神」という良い言葉も入っているのでこの歌を選びました。
 特に「神」の字はこの作品の見せ場にもなります。


↓書道をするときは、こんなふうに部屋いっぱいに道具を広げてやっています


 書いたら並べてみて……原本に忠実かどうか、作品としての構成、行と行の調和、墨の濃淡、線質や連綿線の流れ、運筆の緩急などもチェック。


 ↓この2枚はなんとかかたちになってきましたが――

 まだまだ書きこむ必要がありそうです。

 6月22(日)のお茶会(14~16時)は、予定通り開く予定です

 7月@アートセラピーの会、ご参加をお待ちしています♪

6月を乗り切れば

2008-06-18 00:08:14 | 書道のこと
 書きたいことはたくさんあるし、やりたいことも次から次へと思い浮かび、手紙を書きたい人やアクセスしたい人、会いに行きたい人もたくさんいるのですが。

 とにかく6月末までは書道に集中し、かなの師範試験に出す作品を、納得いくまで書きこんで仕上げることを最優先にしようと思います。

 泣いても笑ってもあと2週間――。
 この6月を乗り切れば、7月からは、やりたいことを次々とかたちにするための時間をつくり、動き出すことができると思うので。

 美しくてよい作品を書き上げられるイメージと、7月からの楽しくて幸せな未来のイメージを思い浮かべながら……あと2週間、集中します!

 6月22(日)のお茶会(14~16時)は、予定通り開く予定です(^^)。

 7月@アートセラピーの会、ご参加をお待ちしています♪

今後はオリジナル色を

2008-06-16 00:37:47 | 『ことことカフェ』について
 梅雨の中休み、らしいですね~。梅雨どきの晴れた日は、拾いものをしたような得した気分になれます。
 洗濯日和の日曜日、ここぞとばかりに洗濯機をまわして干しまくりました。
 お天道様ってありがたいですね~!

 さて、コンセプトと屋号だけを決め、想いと勢い先行で始めた『ことことカフェ』。
 これまでは‘思い立ったが吉日’方式で、興味のあるテーマで講師の方を探したり、この方に講師になっていただいたら楽しそう! と思える方とご一緒に……という方法をとってきました。
 講師の方とご一緒におこなうイベントは、7月に決まっているアートセラピーの会で3回目を迎えます。

 6月は梅雨どきということもありますので、イベントとしてはお茶会のみとさせていただき、一度、心を落ちつけて整理をしてみようと思っています。
 これからは、思いついたテーマを次々に……ばかりではなく、『ことことカフェ』のイベント企画の基本の柱=骨格になるようなものをつくっていきたいなぁと思っていたりします。

 具体的には、わたし自身がご提供できる知識や技術とこれまで経験してきたこと+いま興味のあることなどを組みあわせて、講師の方をお招きしないオリジナルの講座やカフェイベントなどを中心に据えていくことを考えています。
 誰かやどこかの真似ではないオリジナル色を強く出していきたいですね。これは『ことことカフェ』でしか味わえない! と思っていただけるような時空間をご提供できるように……。

 それと、自宅でおこなうカフェイベントは会員様(面識のある方)限定とさせていただいていましたが、今後は、もっと多くの方に気軽にお越しいただけるかたちにしていきますね。
 気兼ねのいらない‘おうちカフェ’スタイルを大切にしたいので。

 やってみたいことやアイデアがどんどんふくらんでいます! あれこれ考えている時間はとっても幸せ!

 ブログにコメントを書き込んでくださる方々、mixi経由でメッセージをくださる方々、ブログをいつも読んでくださり感想をメールで送ってくださる方々、カフェイベントのお知らせを読んでくださり「毎回行きたいと思っているよ」と声をかけてくださる方々の言葉が本当に励みになっています。いつもありがとうございます!!
 これからの『ことことカフェ』も、どうぞ長い目で見守っていただけましたら……と思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

ことことカフェ』コンセプトはコチラをどうぞ♪

一番大切な人に

2008-06-13 06:13:21 | とても大切なこと
 先日、書道のことでどうしたらいいものかなと迷ったので、きのうのブログに書いたように胸に手を当てて考えました。それで一度答えが出たのですが、それでもまだもやもやしていたので、さらに胸に手を当てて考えました。
 そうしたら、一つの答えが返ってきました。
「○○(夫の名前)に相談してみたら?」
 書道のことだから、夫に相談するつもりはなくて自分で答えを出さないと、と思っていたんですよね。
 そういえば、これまで書道のことで夫に相談することってなかったなぁと。
 初めてのことだったけれど、神聖な自分からの提案どおり、夫に相談してみました。

 これこれこういう状況で、どうしたらいいかなぁと迷っているんだけど、どう思う?
 
 夫はいつも冷静に状況を判断できたり物ごとを俯瞰で見られる人で、それがときにクールすぎて見えたりもするのだけれど、たぶんわたしのような女にはとても合っているのだと思うのです。(妻がアップダウンの激しいタイプだから、夫が冷静かつ論理的にならざるをえない、とも言えるのだけれど。)

 夫は、わたしが感じていることを的確に感じ取って、すぐに「答えは決まっているんでしょ」と言いました。それは、わたしが一度目に出した答えでした。
 でも、それだとまだもやもやしているから、少しこうしてみたらどうかなと思ったりもしてるんだけど、どう思う?
 夫、
「そこは俺にはわかりません! そこはあなたでなきゃわからないことでしょ」
 たしかに。これは多分にニュアンス的なことなので、実際にお稽古をしている身でなければわからないことなんです。
 でも、彼のすごいところはここだなぁと思ったのです。
 わからないことはわからないと言い切る。当てずっぽうな推測とか曖昧なスタンスで意見を言わないところが、ね。ほんとに彼らしい!
 そして彼に「わからない」と言い切ってもらったことで、不思議なことに、わたしの心はスーッと一つの道を選びとることができたのです。

「そうか、そうだよね……。やっぱりこうしよう! 迷いを捨ててこう決めれば絶対だいじょうぶ!!」
 迷いや不安が完全になくなり、その日から作品づくりに再び集中することができるようになりました。

 今回はとても貴重な体験をしました。
 相談した人に「こうしたら?」と具体的なアドバイスをされたわけでなく、「それはあなたでなければわからないことだ」とはっきり言ってもらったことで、気持ちが決まったなんて……初めてのことかもしれません。

 と同時に、わたしはこれまで、夫に相談せずに「自分で答えを出さないと」と思い込んでいたことがたくさんあったなぁと、思い起こしました。
 「彼に心配ばかりかけてはいけない」「彼にまでつらい想いを背負わせたくない」という気持ちもあったし、苦しんでいる自分をぶつけたくないとかドロドロの心の中まで露わにしたくないという変なプライドだったり、「この気持ちは誰にも(彼にも)わかってもらえない」と意固地になっていたところもあったのだと思うけれど。
 でも、一人で抱え込んでばかりいないで、もっと素直に夫の胸に飛び込んでなんでも相談すればよかったんだ、と。
 それを証拠に、今回「わかりません!」と言い切った夫だったけれど、わたしが迷っていることを整理もつかないままに相談したこと、なんだかうれしそうだった。

 そっか、彼はわたしに相談されること、すごく喜んでくれているんだ。
 きっと、あの頃の不安やさみしさやつらさや苦しい想いも、もっと分かち合いたいと思ってくれていたんだろうなぁって……。じゅうぶんに分かち合えないことや、わたしがときに相談さえできずに一人の殻に閉じこもってしまっていたことに、彼もさみしさや不甲斐なさを感じていたのかもしれないなぁ……。
 なんて書いていたら泣けてきました・・・。
 そっか。
 相談しなくて、相談できなくて、ごめんね。これからは、なんでも相談するからね。

 結婚13年半も経ってから、こんな大事なことに、はたと気づいています。

 もしかしたらあの頃のわたしと同じように、いま一人で悩みを抱えている人、自分で答えを出さないといけないと思っている人がいるかもしれないですね。
 でも周りを見渡してみたら、相談できる人がきっといると思います。
 一番愛していて一番失いたくないパートナー、一番大切な友だち、一番そばにいる家族……だから相談できないと思っているかもしれないけれど(失いたくないと思っていれば尚さらですよね。でも)、逆かもしれません。その人たちは相談してくれるのを待っているのかも……だとしたら、勇気を出して打ち明けてみたらとても喜んでくれると思うんです。
 ありのままの自分をぶつけても、きっとだいじょうぶ。
 一番大切な人には、なんでも相談してみましょう! わたしもこれからそうします。


『ことことカフェ』7月@アートセラピーの会、くわしくはコチラをどうぞ♪

6月@お茶会、7月@キャンドルナイトのほうも、ご参加お待ちしています♪

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胸に手を当てて

2008-06-12 21:18:25 | とても大切なこと
 「胸に手を当ててよく考えてごらん」
 子どもの頃、母がよく言ってくれたことを思い出します。子ども心にもどうしたらいいんだろうと迷ったり、心がざわついて落ち着かないようなとき、母に訴えると、そう言ってくれたものでした。

 いまでも何か心にひっかかることがあったり、これはどうしたらいいのかなと思ったりしたときには、胸に手を当ててみます。
 胸と胸のあいだの少し上のところにハートのチャクラがあるので、そこに両手を重ねて当て、心を鎮めて無心になって問いかけてみます。
 かならず、納得できるような答えが返ってきます。

 答えてくれるのは、わたしのなかにある神性。天や宇宙とつながっているいわゆる「ハイアーセルフ」とか「高次の自分」などと呼ばれている神聖な自分というものがいて、そのハイアーセルフは何でも知っているんですよね。
 でも呼び方などはどうでもいいことで。とにかく心の根っこ、心の深いところへ降りていって、真剣に尋ねれば何でも答えてくれるんだとわかってきたことが大事なのです。

 わたしは信仰している宗教などはとくにありませんが、いまは自分の神性を心から信じられるようになっています。これまでに自分自身とたくさんの会話をして実践して失敗もくり返した結果、愛に根ざした神性にしたがって生きていけばだいじょうぶ! と思えるようになりました。
 ほかの誰かに傾倒することもなく依存することもなく執着することもなく、自分は自分と思えることはとても心強いことだなぁと思います。

 日々こころ明るく、詰まりのない状態にしておくことを心がけていれば、いつでも神聖な自分とつながることができる。つながることができれば、またさらにクリアになれるというよい循環をつくれます。
 こうすれば自分を見失うことはない、という自信があれば、いつものんきでいられるんだなぁということもわかってきました。なんといっても、のんきが一番! 
 やることをやったら、すべて天に任せてしまえばいいのですから。
 「人事を尽して天命を待つ」――いい言葉ですよね。

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