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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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イーゴル・マルケヴィッチのハルサイは名演奏!

2022年05月14日 | クラシック
今日は「クラシック」
久しぶりにソフトのブログを書く。

「イーゴル・マルケヴィッチ指揮のハルサイ(春の祭典)SACD」
を購入してみた。

初期のステレオ録音である。
 
【収録曲】
1.イーゴル・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
2.ピョートル・チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 作品71a
3.ピョートル・チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」

【演奏】
フィルハーモニア管弦楽団
イーゴル・マルケヴィチ(指揮)

【録音】
1959年1月10,12,13日、2月17日(1)
2月17,18日(2,3)
アビー・ロード第一スタジオ、ロンドン

マルケヴィッチとフィルハーモニー管弦楽団のSTEREOでEMIに残した録音は
この3曲のみ。

私は、クラシックの中ではストラヴィンスキーの春の祭典が1番好きである。

タワーレコードから発売されているSACDハイブリット盤
他社より音が良く値段も安いのがいい。
解説書も満津岡信育氏による詳細な解説 で10Pと多い。

このレコードは、セラフィムから廉価盤として出ていたようだ。
UK盤は、中古でも高額?


本国EMIのマスターから96kHz/24bitでWAVデータデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング


ジャケットの絵もなかなか良いと思う。
余談だがカラヤンはジャケットに自分の顔写真は好まなかったようだ。
私も最近は、絵画のジャケットの方が好きである。

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 と
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」のジャケット


今回はグリーンレーベルにはなっていなかった。
CDケースは、エソテリックのようで高級感は有る感じ。
しかし、CDはセンターの穴のはめ合いがきつく取りづらいのが難点。



私は、そんなにクラシックに詳しい訳ではないので今回の指揮者イーゴル・マルケヴィッのことは全く知らなかったというか興味がなかったのだ。

ストラヴィンスキーもイーゴルというのだなと思った。
生まれは、今TVで良く聞く「キエフ」、出身地はスイス
1912年~1983年没 フランスにて70歳で亡くなっている。
日本にはよく来日されていたようだ。



ストラヴィンスキー「春の祭典」の名盤を調べてみた。

名曲名盤500には、なんと4位に入っている。



不滅の名盤1000には
「永遠に聴き続けられるであろう特別な名盤」と書かれている。




感想
まず、出だしのファゴットの音色というか録音いうか生々しく聴こえる。
CD層でも何回か聴いてみたが、SACDの方が楽器の周りに響きの空間を感じさせる。
1959年録音で、少しは古さも感じなくわないが、下手なSACDよりよっぽど音は高音質である。
CDとSACDを比べるとSACDの方が一つ一つの楽器に空間と響きを感じるのでSACDの方が良い。
石井式リスニングルームで聴くとウッドベースの重低音もしっかり感じ取れるし、大太鼓、ティンパニーの低音も生々しく響く。

イーゴリ・マルケヴィッの指揮は、野性的で強烈なエネルギーを感じる。
1959年と古い時代に楽譜から衝撃的な解釈が出来るのがすごい。
テンポも良いし迫力がある。最近の録音盤よりやはり古くても演奏が良い盤の方が何回でも聴きたくなる。私は、珍しく買ってから4回も聴いてしまった。飽きない!
なぜ、こんな名盤に目がいかなかったのだろう。レコードは何十枚もあるから仕方がなかったのだろう。

ブログをなかなか書けなかった私にペンを持たせた名盤であった。

「くるみ割り人形」「ロメオとジュリエット」 の方も、音・演奏も良いと思った。


では、また。












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