今日は「オーディオ」
年末最後の試聴会「Maranzs 10シリーズとB&W 801D4 Signature試聴会」に行ってきた。
マランツから今までになかった高額な10シリーズが発売になったのでかなり聴いてみたい装置だし、それがお店で試聴出来るので良かった。
今回の試聴会は2部になっていて、
1部が「Maranzs 10シリーズの解説」時間 1時間30分
講師がサウンドマネージャーの尾形好宣氏
2部が「B&W 801D4 Signatureの解説」時間 1時間30分
講師がシニアサウンドマネージャーの澤田龍一氏
という滅多にないお二人のサウンドマネージャーがお越しになりお話が聞けた。
今回は流石マランツ、カタログが用意されていた。

今回のシステム
再生ソフトは、CDとデータのみ。

これが、新製品のプリメインアンプ MODEL 10
D級アンプ
色はシャンパン・ゴールド (ブラックもある)
価格 2,420,000円
重量 33.7㎏
生産は、日本の白河オーディオワークス で製造している。
リモコンは、残念ながらブラックのみである。SACDプレーヤーの操作もできる。
デザイナーの要望で、内部にもイルミネーションの照明が点くらしいが私は要らないと思った。

こちらは、SACDプレーヤー SACD 10
価格 1,980,000円
重量 33㎏
DACはマランツオリジナルのディスクリートDAC
DAコンバーターがすごくPCM信号を11.2MHz/1bit DSDデータに変換している。
CDトレーは、DENONとマランツは共通と思われる。CD盤を乗せるトレー溝が浅く丸みがあるので滑りやすいのが気にかかる。トレーは金型で製造されるので、なかなか変更できないようだ。
ヘッドフォンアンプまで付いている。プリメインアンプのみでは、ダメなのだろうか?

こちらは、ストリーミング・プリアンプ LINK 10n
価格 2,200,000円
重量 33.3㎏
DAコンバーターは、SACD10と同じものを積んでいる。

スピーカーは、B&W 801D4 Signature
価格 7,370,000円
標準の801D4の改良型であるが、かなり値段が高くなった印象。
マランツの開発には、標準の801D4を使っているそうだ。仕事にはこれで良いということ。(尾形氏の話)

今回は、バイワイヤリング接続で行われた。

アンプは、初め1台で試聴してから、後半2台のバイアンプ接続にした。
感想
音質は、クッキリした明るく、押し出す印象。
これは、想像だがスピーカーもアンプなども全て新しいのでエージングが影響しているのではないかとも思ったりする。また、そうであってほしい?
アンプを2台のバイアンプにすると音場が広がった感じになり、これを聴いてしまうと1台に戻れなくなってしまう。
私は、高額なプリメインアンプでフォノイコライザーもヘッドフォンアンプも付いているから、この2台使いはコスト的に賛成できない。価格も、4,840,000円にもなる。フォノイコライザーは、オプションで追加する形になっていたら良かったかもしれない。
この2台使いを見ると、やはりセパレートアンプの方が音が良いというようにも思えてくる。プリメインアンプのメリットとして場所を取らない点もあるのに、なぜプリメインアンプを最大4台まで繋げる考えを持つのか理解できない。ヴォリュームなど無駄なパーツが増えるだけで勿体ないと思ってしまう。
セミナーが終わってからアンプ1台にしてもらい、私物のCDでいつもの曲をかけてもらった。
やはり、高域に偏った明る過ぎる音質なのでエージング不足ではないのかな?
JAZZもクラシックもである。
サウンドマネージャー澤田氏は、スピーカーが変わると違うという意見もあった。
今年は、各メーカーから200万円を超えるプリメインアンプが発売になっているので、だんだん価格的に麻痺してきた!!
では、また。