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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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タクトシュトックの試聴会に行ってきた

2024年11月20日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

2回目の試聴会として株式会社タクトシュト(TAKTSTOCK)の試聴会に行ってきた。TAKTSTOCKは、なかなか試聴する機会が無かったので今回聴くことが出来てよかった。

セミナーは、社長の庵 吾朗 さんで若い方でした。クラシック音楽がお好きということ。いつものセミナーと異なりマニアックなお話で面白かったです。
時間は、休憩を挟んで2時間以上。

今回のシステムもかなり高額品でした。

今回のシステム


プリアンプ カノア・オーディオ HYPERION P1
価格 ¥2,750,000 税込

真空管プリアンプ 
重量 29kg

カノア・オーディオ社は、1995年にスロバキア共和国東部のプレショフに設立.。カノアの意味は、ラテン語で"音" 。
カノア・オーディオは、ODMと言って「設計、開発から製造までの一切を請け負い、完成した製品を依頼されたブランドに納入している」
従って、他社ブランドの製造をいくつも請け負っている。

来年には、AB級の真空管インテグレーテッドアンプも発売予定 だそうだ。


真空管モノラルパワーアンプ カノアオーディオVIRTUS M1
価格 ¥6,600,000 税込(ペア)
重量 40kg

このパワーアンプの特徴は2つある。
1つは、トライオードモード(55W)とウルトラリニアモード(110W)をスイッチひとつで切り替えられる こと。

2つ目が、リアパネルのスイッチによって、音楽再生中に「フィードバック接続」と「ゼロ・グローバル・フィードバック接続」を瞬時に切り替える事が可能 で聴き比べが出来てしまうことだ。
この、2つを組み合わせて異なるサウンドを楽しむことが出来る。


パワーアンプを2台並べるとかなり場所を取る感じ。
なので、最近は高額なプリメインアンプが出てきている。


スピーカーは、ドイツのジャーマン・フィジックス HRS-130
価格 ¥4,950,000 ペア 税込
外装によってもっと高いものもある。

ボディは、八角形になっていて25cmウーハーは一番下で下を向いている。
密閉型

HRS-130の特徴として360度に広がる無指向性 で低域も含まれている。
無指向型のため角度調整は必要がなく、どこの位置で聴いても同じバランスに聴こえるのがすごい!!


レコードプレーヤーは、英国ロンドンのヴァルテレ SG-1PKG
価格 ¥5,830,000 税込

本体に触るとアクリルが揺れる。
アクリル樹脂は、流し込み成形で出来ていてコストがかかっている。

このプレーヤーの特徴としてターンテーブルシートがアクリルでフラット面ではなく点でレコード盤を支えているそうだ。バキューム方式とは真逆とのこと。



これは、付属モータードライブ TEMPO 
レコードプレーヤーのモーターに確実に電力を供給し、制御する。


搭載アーム Super Groove PTA HB
カートリッジは、MC XtraX MC
価格 ¥1,375,000 税込

特徴としてステンレス製のリングの存在 がある。
このリングとカウンターウエイトとの相対的な位置関係により、アームとカートリッジの共振周波数と有効質量を変化させる事ができる。
同じ針圧でも全く違うサウンドが再生されるといこと。


感想
今回のシステムも高額で合計金額がケーブルなしで約21,505,000円を超えている。もう音の感想と言ってもハイエンドな音しか言えないですね。

あえて気になった点を上げれば、スピーカーでオーケストラの音場というか、各楽器のバランスが分かりにくいと私は感じた。スピーカーが360度で聴こえているのが良くないのかは分からない。メーカーの方はコンサートでもハッキリ分からないと言われていたが、レコードでは左側はバイオリンで右側はコントラバスなどとハッキリ分かると思うのだが?質問の趣旨が正しく伝わらなかったのかな?

もう1点は、「春の祭典」を聴いた時の大太鼓がズシンと肌で感じなかった。ウーハーが小さいからか試聴室の特性かは分からない。自宅だとかなり身体に感じるのだがな?

試聴会が終わってから、先ほど説明したパワーアンプの「フィードバック接続」と「ゼロ・グローバル・フィードバック接続」の聴き比べをしてもらった。電源を切らずに切り替えできるのがすごい。
音質は、無帰還では帰還より音がハイレゾのようなクッキリしたように感じた。後は、好みということらしい。

真空管の装置は修理などにお金がかかるとも聞いているのでその点が気掛かりでもある。

文句なしに音は良いのだが、欲しくても手が出ないのが困ったものだ。

では、また。









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