岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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サウンドピット創業祭2023に行ってきた

2023年07月11日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

サウンドピット創業41周年記念
「名古屋特選品オーディオフェア 創業祭」に私は4年ぶりに行ってきた。
昨年も開催していたが、まだコロナが落ち着いていなく不要不急の外出を控えるようと言われていたので残念であったが行くのを止めていた。

いつもより開催日が少し早く、まだ梅雨時で7月8日も雨の予定だったので行くのを渋っていたが、まったく雨が降らなかったので良かった。

しばらくぶりの名古屋市中小企業会館「吹上ホール」 である。
ご覧のように曇りである。

まだ、夏休み前なのでいつもよりは人が少なかったように思えた。
会場には10時にならないと入場出来ない。

講演は朝10時30分から始まった。

左側がサウンドピットの社長
右側が本日講演の「土方久明 先生」である。

今回からは、マスクは自由だったので熱くなく楽であった。
メーカーさんもあまりマスクをしてなかった。


土曜日の講演は午前と午後の2回。
再生装置のスケジュールがびっしりと書いてある。


午前の部

午前中だけで14機種の聴き比べ
講演は1回で約2時間超えであった。


再生装置がびっしりと並んでいる。
CD再生、アナログ再生、ファイル再生を聴いた。
ステレオサウンドのDSD11.2MHz(ホルストの惑星)も初めて聴けて良かった!!


午前の使用スピーカーは、2種類。
① B&W 801D4 Signature  
 FYNE VINTAGE Fifteen


始めにB&W 801D4 Signatureで試聴。


次のスピーカーは、FYNE VINTAGE 15
15インチ同軸ユニット搭載。 

まだ、日本に輸入されて2週間くらいだそうでエージングがまだされていないようだ。しかし、思ったよりしっかり音は鳴っていたと思う。


午後の部


午後の講演
14機種のアンプ聴き比べ(アイウエオ順)

各メーカーのパワーアンプ
1曲ごとに各メーカーで接続し直して試聴。
ケーブルは、他社のものを借りてもOKである。
これが大変でトラブルも発生する。
各メーカーさんが助け合って接続をしていて、ご苦労様でした。



使用スピーカー
① Sonus faber Amati G5 
② MAGICO  A5


7月に発売になったばかりのSonus faber Amati G5
本日、初公開!!


前回のアマティと少しかデザインは変わっていないが、ユニット等が変更されている。
価格はかなり上がってしまった。

バックのバズレフも上側のスリットが無くなっている。
自分は、以前のデザインの方が好みではある。
音色的には、やはりアマティの音色であった。
自宅のアマティでは、最近も音が良くなった(ツイッターのエージングかも?)のでエージングに5年かかっている。
ノアの社長さんは、私に「どんどん音がよくなっていくから」と言われていました。


各アンプをメーカーさんの説明付きで変えていく。
準備に当然時間がかかっているのに、本場の説明には1曲しか再生してもらえないのは少し気の毒な感じだった。


アナログではハムも出たりいろいろ不具合があったが、これだけの機材が横並びに繋がっているので仕方がない。
レコード再生で何曲目と途中に針を落とすのが大変そうだった。


ファイル再生では、データが飛ばなかったりトラブルも付きものであった。


午後後半のスピーカーは、MAGICO  A5
密閉型スピーカー。

MAGICO A5の音色は、アマティとも違い音像が引き締まった印象だった。


感想
コロナも落ち着いてきて、元の生活になり大変良かった印象だった。
各メーカーさんも楽しそうに作業をされていて、試聴会が明るい雰囲気になっていた。
展示会は以前より縮小されてきたと思った。以前は3日間あったと思う。
相変わらず来客者の年齢は高い。もっと若い人に高音質、爆音でビートルズなども聴いてほしい。
土方先生の解説は、分かりやすく選曲も良かった。音量は爆音しすぎの点はあった。
レコード盤は、JAZZのオリジナル盤やクラシックはテラーク盤が多かった。
テラーク盤のストラビンスキー「春の祭典」をかけた時には、バスドラムが生々しくズシーンと鳴り響いていた。聴いていてもう少し広がりが欲しかった。部屋が展示室なので仕方がないのだが。

各メーカーの音色であるが、アンプを交換しても思っていたほど違いがないようにも思えた。重心の低いしっかりした音は、全てのメーカーで発揮されていた。やはり、音色はスピーカーが大きく影響している。
これだけの高額なハイエンド装置でもオーケストラの弦音(倍音)が期待してたほどではなかったのが考えさせられる点ではあった。
また、真空管アンプの小さな出力でも爆音で再生していた。
各メーカーの商品は、何百万円のものばかりなのに以外と「トライオード」のプリアンプ(未発表品)とパワーアンプの組み合わせが同じような音色と迫力が出ていたのには驚いた。真空管アンプではあるし、価格もお値打ち感があると思う。

講演中は思わなかったが、終わってみて各メーカーの音はそれぞれすごいのだが1メーカー、1曲で全部異なるソースで進んでいくためメーカーの音質違いが分からないため、どの装置が良かったと判断ができなかった?

今回の講演試聴会以外にも別部屋に各メーカーのブースがあり音は聴けるのだが、1つ1つの部屋ではないので音確認には無理があった。

オーディオが好きでいろいろな展示会など行くがそれはそれで楽しい。
しかし、どの装置の音が良いかを判断するのは難しく感じる。

では、また。