今日は「オーディオ」
アイレックス株式会社が輸入しているブランド「AUDIA」のプリアンプとパワーアンプのデモ機が入荷していたので勉強がてら試聴しに行ってきた。
アイレックスは2010年7月 に設立した新しめの輸入会社である。
いろいろ扱っているブランドはあるようだが、今回はその中の1つ「AUDIA」がお店に入荷してきた。
私は、オーディオショーでは聴く機会が無かったと思うので、どんな音が鳴るのか興味が沸いた。

今回のシステム
視聴会ではないので、いろいろなシステムが並んでいる。
AUDIAは、イタリアのハイエンドメーカー。

正面の黒いのがモノラル・パワーアンプ FLS8

プリアンプ FLS1
価格 1,650,000円
AUDIAは2024年12月に値上げしたようだ。
以前は、1,320,000円から1,540,000円だったようなので2回値上げしたのかな?それにしても25%高くなってしまった!!
私的には、165万円が普通の価格と感じて麻痺してきた??
FLS1の上位機種だと4,290,000円になってくる!!


品番 FLS8
価格 1台 2,090,000円 2台で4,180,000円
AB級アンプで8Ω 400W
重量 45kg

スピーカーが、フランコ・セルブリンの Ktema
価格が値上りして 5,148,000円
スピーカーケーブルもどこのメーカか聞かなかったが、見ただけで高級そうだった。

今回は、SACDプレーヤーがCHというブランドのD1.5で再生することになった。
これだけでも、価格が6,050,000円もするのだ!
感想
再生ソフトは、CDで行った。
AUDIAの音色は、あまり経験したことがないような滑らかな音でモノラル・パワーアンプの影響と思うが音場が広く、奥行き感も感じる。絹のような音。楽器の余韻というか響きが綺麗である。空気感を感じるとも言うべきだろうか。
ラックスマンの良く言われる絹のような音やアキュフェーズの柔らか音とも違う。
お店の方に言わせると「海外製品は国産と聞かせ方が違ますね。でも、海外製品は、高くなりすぎてます」とのこと。
最近、国産でもアンプに味付けるのではなく、原音を忠実に再現する方が良いと良言われているので、この海外品の音は味付けなのだろうか?
しかし、AUDIAのコンセプトに「音源信号をそのままアンプから出力する 」とはあり、基本理念には「いかなるコンポーネントも音声信号に色付けしてはならない。 」とはある?

今回、スピーカーが Ktemaだったので、 Ktemaの音色か分からないと思い、リクエストとしてアンプとSACDプレーヤーをマランツのMODEL10に交換して試聴させてもらった。
結果。
音場は狭くなり、音色はいつも良く聴いているハッキリした音になった。マランツでも倍音は綺麗に鳴ってはいるが、AUDIAのような楽器の空気感のような余韻が少ないと感じた。従って、スピーカーKtemaの音色が支配してたわけでもなかったことが分かった。
また、SACDプレーヤーもCHとマランツでは価格が3倍くらい違う点もあるので難しい。
これが、超ハイエンドの違いか、海外と国産の違いか?まで今の時点では結論が私には出せない。1つ言えることは、パワーアンプを2台使いにするとAUDIAでもマランツでも音場が広くなることが分る。
国産の良い点の1つとして、故障や修理の安心感があると思う。
また、デザインや工業製品としての完成度が素晴らしいことだ。
価格も海外製品よりは安い。
それにしても、音は良くても価格がどんどん値上げしていき、なかなか手が出せなくなってきてしまった。無理して買えなくもないと考えしまうことがあるが、車より高いものを買うことが贅沢過ぎるとも思い、心の中で葛藤してしまう。
今回のAUDIAの空気感の中で楽器が鳴っている感触は気になるなあ。
では、また。