岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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カール・ベームの「田園」CDとSACDの比較

2024年04月07日 | クラシック
今日は「クラシック」

カール・ベームの「田園」については以前(2020年1月28日)に投稿していて、もう4年も経っていたのかとビックリした。
その時点ではSACDを購入していなかったので比較が出来なかった。
最近スピーカーの音も良くなってきたのでもう一度試聴して感想を書いてみた。

こちらが、2016年に発売になったCD

曲目
1.ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
2.ベートーヴェン交響曲第8番

CDは、こちらのにカタログ載っている。

右下にHRのマークがある


DSDでリマスターされている
ADD盤


HRカッテイングは、176.4kHz,24bit。
2016年以降のカタログを見てみたが、HRマークは書いていない?なぜだろう。

最良のマスターとは、ドイツ・グラモフォンのマスターテープと思いたい。


レーベル面はグリーンカラーになっている

音質
4年前に聴いた時には、以前のCDとまるで違った音が出たのでビックリしたのである。
スピーカーのエージング不足もあったようで、弦の音色がきつくキンキンしていた。
しかし、4年も経ちスピーカーの中域と低域が増してきたのでキンキンな音も滑らかになってきた。


こちらは、エソテリックのSACDハイブリット盤

曲目
1.ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
2.シューベルト交響曲第5番

CDとは、なぜかカップリング曲が異なる。

2016年のCDがあまりにも音が変わったので、発売日をすでにすぎていたがお店に残っていたSACDを購入してみた。


エソテリック盤は、レーベル面がグリーンカラーになっていない。

音質
エソテリック盤は、マスターテープが日本にあるものをリマスターしていると思う。従って、過去のアナログレコードの音質である。
中域が太く、全体的に力強く押し出している印象だ。
今回のCDより音場が狭く聴こえる。
ティンパニーはCDより奥行感を感じない。


CDとSACDの比較
2016CDは、解像度が良く、各楽器が鮮明に配置したように聴こえ、奥行感もある。弦の音色も聴いたことがないような綺麗な音質。ティンパニーの姿が分かりやすい。
「田園」の第5楽章になると音に感動して、私は鳥肌が出るのではなく、頭に電気が走るように感動する。
SACDは、昔から聴いている音質がして、ただレコードより聴こえ方が鮮明になっているくらいだ。
CDの方は、恐らくドイツ・グラモフォンのマスターテープをリマスターしているので、まったくレベルが違う感じだ。
HRカッテイングのCDが後に発売しているCDも継続して出ているかは分かりにくい?
また、「田園」以外を聴いていないのでHRなら今回のような音質かどうかも私は分からない。

後から高額なSACDを買ってみたが、今となってはCDで十分、いやそれ以上に高音質に変わったという感想。楽器の音質がすごくいい。音場も広い。
リマスター次第ということになるか?
今回の田園については、私はCDのリマスター盤が好みである。
他のクラシック音源もこのくらい高音質にしてもらいたい。
ポピュラー音楽やロックと違いクラシックはなかなか音が良い盤が少ないと感じている。

余談だが、CDもオーディオ装置が高級になってくるとこんなに音が良いと感じることがあるのでCDに頑張って欲しい。
ビートルズなんか、これだけ世界で音質が追求されているにも関わらずSACD盤は存在しないのはどうなんだろう。CDで十分ということだろうか?

では、また。