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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

音楽関係やオーディオの記事を紹介

SERGIO MENDES & BRASIL`66

2018年10月19日 | JAZZ

みなさん、お久しぶり。

なかなかブログに時間が取れなくって申し訳ないです。

本日は「JAZZ,Bossa Nova」

ポルトガル語で

Bossa 隆起、こぶ」

Nova  新しい」

それで「新しい感覚」という意味になる。 

 

現代のリズム、ボサ・ノヴァの決定盤はこれだ!!

「セルジオ・メンデスとブラジル‘66」

1966年作品 2000円 (キングレコード)

 

古いレコードで今もよく聴くレコードだ。

死んでまったく聴かないレコードが多い中、こんなに聴いているレコードも私的にはめずらしい。

ということはボサ・ノヴァの名盤で全曲いい曲がいっぱいなのだ。

 

 帯を付けたときのジャケット。

見開きジャケット

 

このレコードは1968年に発売になったもの。

50年も経っている。

 

セルジオ・メンデスの奥さんは「ボサリオ」というグループ(ヴォーカル)の
「グラシーニャ・レポラーセ」

 

セルジオ・メンデス

ブラジル、リオデジャネイロ州ニテロイ 1941年2月11日生まれ 77歳

まだ、まだお元気。

 

帯がない写真ジャケットは、全体がわかってよいね。

なかなかいい写真と思う。

 

 1968年3~4月に来日したようだ。

 

来日といえば2018年11月に東京、大阪のビルボードライヴで行う。

チケット代 14,500円 13,500円 結構高いね。

 

 裏ジャケット

いかにも日本風。

外国人マニアにはおもしろいかも?

 

 曲目

10曲しか入っていないので、レコード・カッティング的には条件がいい。

A面 12分9秒

B面 13分31秒

 

なにせ曲が楽しくていい!

当然「マシュ・ケ・ナダ」は名曲

ビートルズの「デイトリッパー」もよい。

 

この時代のブラジル‘66がした録音が好きだ

セルジオ・メンデスのピアノがスピーカー右側にはっきり録音されているのがいい。

パーカッションもオーディオ的にすぐれている。

最近のレコーディングは楽器が多いし、コンピューター的でボサノヴァらしく聴こえないのは私だけ?

やはりJAZZのように少ない楽器編成で楽器そのものの音質が聴こえた方がよいのだがなあ。

だから、オーディオ・マニアにはJAZZ好きが多いか?

 

見開きジャケット

写真を撮っていて気が付いたというか普段あまりじっくり見ないので「緑色のメンバー写真」がくっきり分かる。

 

左側が曲解説

さすが50年も前のレコードなので、私のレコードの中ではめずらしく黄ばみシミが少しある。

 

右側が歌詞カード。

訳はなし。

当時は訳なんてないのだ。

だから、ヴォーカルも楽器の一部のようなものと考えていた。

 

 最近、帯だけに興味が出てきた。

当時はビートルズでも帯をレコード会社に送ると「1枚LPがもらえる」というキャンペーンがあったりしたので送ってしまい帯がないものがある。

ある時、なんでこのレコードに帯がないのかな?というものがあったが「そういえば昔送ってしまったな!」というものがあった。

子供だったから判断が難しかったし、帯に値打ちがでるなんて当時はだれも思わなかったよ。

 

ヴォーカルの二人(アメリカ人)

たぶん左が「ジャニス・ハンセン」

1942年10月10日~2017年10月4日死亡(白血病) 74歳

私も亡くなったことは知らなかった。残念。

 

右側が「ラニー・ホール」

1945年11月6日 72歳 シカゴ生まれ

なんと旦那さんがトランペットで有名な「ハープ・アルパート」なのだ!

 

ということは、今回のレコーディングの時は20~22歳ぐらいの声ということになる。

 

 当時のレコードはかなり重量盤。

 

A&Mレコード

Aは「ハーブ・アルパート」

Mは「セルジオ・メンデス」

 

 

レコード盤の刻印番号は「SDLBT 314 C 5」になっている。

原盤かどうかは調べていない。

 

 ただ日本ジャケットの番号は、オリジナル番号を黒塗りして消し「AML 15」に変更してある。

 

 

 当時良く買った4曲入りコンパクト・レコード

「コンスタント・レイン」

「ザ・ジョーカー」も名曲

 

ジャケット写真がLPより笑顔で顔もはっきり分る。

なんか、ヘアー・スタイルが真面目そうで1960年代を感じる!

 

4曲入りコンパクト・レコード

セルジオ・メンデスはイケメンだね。

 

 

オーディオの話。

スピーカー「ソナース・ファベール AMTI」を購入してから5か月ぐらいたったが、エージングが進み

音にパンチが出てきた。

音楽が楽しい。

クラシックの弦音も良くなってきた。

搬入されたときは、50点しか評価できなくダメな音だったが今は80点ぐらいに変わった。 

マショ・ケ・ナダ」を聴くと昔なら感じ取れなかったヴォーカル・楽器の質感がはっきり聞き取れる。

また、「指パッチン」の音が始めに入っているが、飛び出てくるようにはっきり聴こえる。

ダメなスピーカーでは引っ込んでおとなしく聴こえる。

CDではレコードのようなすっきりした音が出せない。

少しこもった感じになってしまう。

SHM-CDでもダメだ。

当分アナログ・レコードはやめられない。

速くCDの音がレコードを超えてほしい。

レコードは傷もつくし、雑音も出る。ストレスになる。

中古レコードの見極めが難しい。

良い音を出すのにあるていど各部品、装置にお金を掛けないとCDを超えられない。

安い装置が出て若い方もレコードを聴くようになったようだが、レコードがめずらしい点もあるのかな?

いい音でレコードの良い音を聴いている方は少ないかもしれない。

1970~1980年代でも良い音で聴いている人は少なかったはずだろう。

オーディオ・メーカーでもそう言っている。

 

では、また。