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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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ビリー・ジョエル「ストレンジャー」のLPオリジナル盤?

2023年09月11日 | ロック
今日は久しぶりに「ロック」

今回はレコードを紹介したいと思う。
若くして亡くなった友人が生前譲ってくれたレコードの中にあったもの。
レコード全体は状態が決して良くなかったし、今回のレコードはUS盤だったので始めは全く期待していなかった。
ほとんどのレコードが日本盤だったのに、なぜこのレコードのみUS盤を彼が買ったかは永遠の謎となってしまった。

そのレコードとは、ビリー・ジョエルの名盤「ストレンジャー」だ。

まず、レコードをクリーニングして聴いてみるとあれ?音がいいぞ!と感じた!
それと、ユーチューブでUSオリジナル盤の紹介をしていたので改めてこのレコードを調べてみた次第。


それがこのレコード。
扱いが良い方では無かったので綺麗ではない。
今まで自分が買ったUS盤は音が悪く、盤質も悪いので海外盤にはあまり興味が無かった。



裏ジャケット


裏ジャケットの左上に曲目などが記載してあるが、曲目の下にあるメンバーの写真説明の文がある。


この部分が写真説明。
この文章があるジャケットは「セカンドアルバム」かも知れないと言われている。しかし、当時プレスが2か所で行われていたようなのでどのジャケットを使用したかが疑わしい?


また、裏ジャケットの右上にバーコードが無いものはオリジナル盤とも言われている。


次に内袋だが、あまり状態が良くないね。


内袋の裏側に歌詞があるものが初回品と言われている。
次はライナーノートになったかも知れない。


レコード盤のラベル。
US盤
品番 AL34987
コロンビア盤
1977年盤?

あれ?左側に品番JC34987と有るのは何?
改めてジャケットの背を見てみるとJC34987と印刷してあるので商品番号ではある。
レコード盤は1つにいろいろな品番があるのでややこしい。



A面には、
ALー34987-3Cと刻印がある。
3Cの3は、マスターテープの番号と思う。


A面には「STERLING]の刻印がある。
STERLINGは、サンタマリア工場にあるプレス工場。
この刻印があるレコード盤は音が良いと思う。
家には、日本製なのにSTERLIN盤がある。渡辺貞夫やサイモンとガーファンクルなど。


B面には、
ALー34987-4Fと刻印がある。
4Fの4は、マスターテープの番号と思う。

当時プレス工場は、「STRLING」の他に「MASTERDISK」というのがあり
そちらのマスターテープは1と2らしい? 


B面のSTERLING刻印下には「TJ」の文字がある。
TJとはカッテイングした人で「Ted Jensen」という方だ。



音質
今回のレコードがオリジナル盤と言って良いかは自分には分からないが初期盤とは思う。
音質の方だが、初めて針を降ろした時にすぐ感じた。
まず、ピアノの音が締まってしかも重量感があり綺麗。
ベース音も締まった音で変に膨らんだ低音ではない。この重い低音は、他のレコードでは再現出来ていない。
今まで、ビリージョエルの音は少し硬めでこれが70年代の音とも思っていたが、それが今回のレコードで覆された!



自宅にあるアルバム「ストレンジャー」を聴き比べしてみた。

自宅にはこの「MOBILE FIDELITY」の45回転2枚組盤がある。
音は、少しソフトな感じがする。
やはり、ベース音が違う。
オリジナル盤の鮮明な音質を聴いてしまうと戻れなくなってしまった。

時々思うが、レコードは45回転盤が必ずしも音が良いとは限らないと思うようになってきた。33回転盤の方が音が良いものがあるということは、カッテイングが違うからだろう。


これも自宅で良く聴いている4曲入りLP。
ストレンジャー1曲のみ今回のアルバム曲。
音質は、溝も広いのでこれはこれで良い音とは思うがオリジナル盤の澄み切った音とはならないので日本にあるマスターテープの質やカッテイングの違いなどがあるのだろうね。


こちらは、昔買ったまだ20bit MasteringのCDである。
装置にはよるが、やはりCDは音圧というか、締まった太い音質を感じてしまう。レコード盤は全体的にスッキリした広がりの音場を感じるので聴きやすい。
CDには、最新のリマスター盤がありそちらの音がかなり良いらしいとのことなので期待したい。


では、また。



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