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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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ソナス・ファベール のスピーカー「Serafino G2」を聴いてきた

2023年10月04日 | オーディオ
今回は「オーディオ」

ソナス・ファベールから9月1日に発売されたばかりの
新製品 スピーカー「Serafino G2」を聴く機会が1日だけあったので行ってきた。



こちらが、Serafino G2
写真では分からないが色は新色の「グラファイト」という黒目の色である。
私は茶色の「ウェンゲ」が好み。

セラフィーノはアマティより小さいサイズのスピーカー。
価格がかなり高くなって
¥4,290,000
なかなか普通の人では買えないスピーカーである。
自動車より高いのだ。

Amati G5も高くなって¥5,940,000
これだけ高くなってしまうと他社のスピーカーも視野に入ってくる。

今回の試聴システム
アンプ類はいつもの「CH」というブランド。


CHのパワーアンプA1.5

CHのプリアンプ L1

CHのSACDプレーヤー D1.5

アンプ類はCHブランドなので申し分ないでしょう。
今回の試聴はCDのみで聴いてみた。




トッププレートのデザインも変更された。
以前は、sfのロゴマークに丸のリングがあってかっこよかったと思う。
木目が光の加減で変わってくる。
写真では色目が茶色に見えるが実物は黒い色。


高域ツィターは、28mm
中域スコーカーは、150mm
低域ウーファーは、180mmが2基

ユニットが全て新設計
スコーカーの中心が以前と形が違って見える。


バフレフのポートが3つから2つに変更されている。
気流の流れを変えてノイズを抑制している。
2基あるウーファーのすぐ後ろにある設計。


試聴結果
新製品のスピーカーではまだ鳴らし込めていないので、それを前提で解釈して欲しい。
家のアマティでも5年目でようやく音が良くなってきたということなので。

まず、クラシックで交響曲を聴いてみた。
いつもアマティを聴いているので、どうしてもサイズ感で弱みがあるがこれは仕方がない。
中音域が太く重厚感があり、これは素晴らしいと感じた。
弦楽器は太く聴こえた方が有利に働いた感がある。
パワーアンプがCHなのでこれも影響したのだろうか?
しかし、音場は少し狭く聴こえた。あくまでも、今回の試聴システムではということ。
高域の楽器はもう少し明瞭に聴こえても良いと思う。

次にポップス、ロック、JAZZを聴いてみた。
中音域が太く聴こえるので、高域の張り出しが幾分弱く感じる。
メーカーでは、今回のスピーカーは以前よりハイファイ調になったと言われてらしいが今回のシステムでは感じ取りにくい。

今回の音をある方は、1つ1つの音にまとわり付いているように聴こえるという表現をしていた。
私はベールが被っているとまでは感じないが、もう少しハイファイ調になって音が前に出てきて欲しい思った。
音楽は楽しく聴こえないといけない。
エージング不足やケーブルによる音が影響するので本来の音ではないとは思う。

価格の件だが、何でも値上げしているので言っても仕方がないが、セラフィーノも前の機種は3,135,000円なので1,155,000円のアップになっている。
アマティは1,650,000円のアップ。
セラフィーノが4,290,000円なら旧アマティが同じ価格なのでアマティを買った方が良いような気がする。
他社のスピーカーのように新製品の音を聴いたら絶対旧製品は買えないなぁと思ったらなかなか旧製品には手が出せない時もあることはある。

今回の試聴は、搬入されてお店のシステムやケーブルを使用してセッティングされたこともあり、なかなか本来の音をお客様に聴いてもらうのは難しく感じる。
短い時間で試聴した感想なのでセラフィーノを検討されている方は自分の耳で聴いてみて判断してほしい。

では、また。









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