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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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太陽の塔/テーマ館ガイド

2018年03月24日 | 日記

1970年「日本万国博覧会(大阪万博)」
「太陽の塔」内部再生
が2018年3月に完成しました。

48年ぶり。

家に「テーマ館ガイド」が奇跡的に残っていましたので、紹介します。
長い人生の中で、古い欲しかったものがなぜか分らない内に無くなってしまうのにこれは残りました。

当時は、子供だったので「太陽の塔」の意味や「岡本太郎」が訴えたかったことなど理解しようともしていなかった。

初めての万博で、まだ戦後から時間も経っていない時代なので「建物のデザイン」「外国人」など見るものなんでも新鮮であったと思う。

これから日本が変わっていくという事を世界に知らせるチャンスでもあった。

私も細かい事は当然分っていないので、ブログもなるべく「ガイドブック」の中に何が載っていたか?少しでも見ていただけるよう写真を多くしました。

 

6年ぐらい前に「太陽の塔」を見に行った時の写真です。

この時に内部の改装があるなんて、まったく知りませんでした。

「黄金の顔(未来を象徴している)」
に「電気」が点いている!

 

正面の顔は「太陽の顔」(現在を象徴している)

 

塔の中心には直径12mの「太陽の顔」

やはり「太陽の塔」は、今もかっこいいという気持ちが薄らえていなかったので、お土産として買ったものです。

後ろが「黒い太陽」(過去を象徴している)

緑の炎をゆらめかせて燃える!

 

「テーマ館ガイド」の表紙

 

「テーマ館ガイド」の裏表紙

 

ガイドブックの値段 50円

 

テーマ

「人類の進歩と調和」

 

岡本太郎は、後に「人類は全く進歩していない」と語っている。

「調和とは、ぶつかりあうこと」と岡本太郎はいう!

 

 

サイン

英語のサイン

 

編集委員長 「岡本 太郎」

編集委員 「小松 左京」 
     「平野 繁臣」 (平野さんは、岡本さんの奥さんの弟と思います)

 

プロデューサーは、「岡本太郎」になっている。

10億円で依頼されたそうです。

 

 

「太陽の塔」の大きさ、材質などが書いてある。

 当時で3億円ぐらいかかっているそうです。

 

「太陽の塔」内部イラスト

このイラストを元に岡本太郎は「太陽の塔」の意義を説明する。

 

 

「テーマ館」のイラスト

人の流れが分る。

 

「記念スタンプ」が押されている。

 

 「太陽の塔」内部

「生命の樹」

 

岡本太郎は「生命の樹」は全体で一つの生命体だ!

人間はその一部なんだ、しかもクロマニオン人で止まっている!と語っている。

 

 

 地下の「地底の太陽」(太古の太陽)がある。

 過去の世界に光を放射している。

 大きさ 全長11m 直径3m

 

祈り(神々の森)
出会い(人間の森)
知恵(道具の森)

 

単細胞生物 

「アメーバ」
(アメーバは現代人にとってのノスタルジー)


「三葉虫」
「海ゆり」
「べん毛虫」
などがいる。

岡本太郎は、この「単細胞」を一番重視していた。

観客に初めに見せたかった!

 

魚類時代、三葉虫時代 

海の生物

 

両生類時代、爬虫類時代

「プロントザウルス」
「メソザウルス」
「マストドンザウルス」
「トラコドン」
など。

 

哺乳類時代

「ゴリラ」
「マンモス」
「チンパンジー」
「オナガザル」
「テナガザル」
などがいる。

 

 人類

原始人
「クロマニオン人」
「ネアンタール人」

 

 エスカレーターでデッキに行く

 





生命の歌

 

 「母の塔」

 

世界

生活

 

 

 

 

宇宙

人間

 「いのちのうた」

 

 「自然」

 

 「心の森」

岡本太郎が世界の民族お面、人形を集めるよう指示した。

「アフリカのコマンデ族の木彫」

 

 「ミクロネシアの島国 ニュ-ギニアの仮面」

 

 この仮面を岡本太郎は、
「人間が神や目にみえない力と交信し人間を超えた存在となるための道具だ」
と考えていた!

 

「生命のエネルギー」

 

 

 「生命の樹」

 

 

一番天辺

太陽

 

「ゴリラ」

当時は、頭などが機械で動いていた。

今回の再生では、頭が無くなっていたが、あえて作らなかった!

平野暁臣さんいわく
「半世紀という時間の厚みをどこかに刻みたかった」と言われている。

 

 「マンモス」

恐竜は、今回の再生品は当時よりリアルな恐竜に仕上げた!

 

 

 「トラコドン」

 

「人間」

「縄文土器」に触発された岡本太郎は、人間が今回一番のテーマであったであろう。

 

本質

人間とは何か?

人間の幸せ

生き方

生きがいとは何か?

 

「世界」

「戦争」

「人間」

「家族」

 

「家族」

 

「生活」

都市の姿

 

地上展示

「現在」 「調和の世界」

 

「太陽の塔」は、正面に両手を広げて大屋根を支えている。

「母の塔」は、人間の限りない優しさと豊かさを象徴する。

「地底の塔」は過去の世界に光を放射。

「青春の塔」は、若さのよろこび、躍動する生命力をあらわすモニュメント。

 

「調和の広場」には、

人種・国籍・肌の色・環境も違う人間が群れつどう。

 それこそ「人間の調和」を感動にあらわす、「祭り」の最大の喜びである。

 

 

当時は、分らなかったいろいろのテーマが、今の時代になって少し分るような気にさせてくれた再生プロジェクトのような気がする。

生意気に今「岡本太郎」の作品がかっこよく、良いデザイン作品と分かった気にさせてくれた。

「太陽の塔」が訴えたかったことは、これからの時代に分ってくるのだろうか?

縄文土器のエネルギーを持ちたかった岡本太郎も天国から
「お前たち何も進歩してないじゃないか!心を爆発させろ!」
と叫んでいるような気がする。

「芸術は爆発だ!」

「音楽は爆音だ!」

 

間違った文章も書いてしまったかもしれません。
お許しください。

楽しんでいただけましたか。

 

では、また。

 

 

 

 

 



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