窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ヤチボウズ

2022-06-02 19:41:57 | 根室の風景

谷地坊主。

谷地とは湿原のこと。根室地方の湿原ならどこでも見られます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

              ★ ヤチボウズ ★

つぼを逆さにしたような株の形。名前の由来は、その様子がお坊さんの頭に

似ているからです。

春は水辺だから他の植物より早めに芽をだします。エゾシカにとり雪解けの

あとの新芽は栄養価が高くありがたい。どのヤチボウズも芽の先を食べられ

ています。

カブスゲなどスゲ植物の株は、冬、地面が凍結すると霜柱のように株ごと盛り
上がります。そして翌春、雪解け水などで盛り上がった株の土がえぐられて
根元が細くなります。
この繰り返しにより、数10年かかって高さ40-50cmに生長し、大きなかたまり
つくります。
 
 
このヤチボウズはまだ若いかも。

 



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