窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

凍った川が緩む

2020-04-06 20:02:18 | 根室の風景

3月に入り気温が上昇。雪が融け、氷が解け、野付湾を覆ていた氷が河口を除き

ほぼ融けました。真水が凍り純度がいいせいで融けづらいのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

             ★ 川の氷落ち ★

その前に川の氷が割れだしました。水温が上がり、結束していた氷に素が入り

割れやすくなったのです。しかも河口は潮位の影響を受けます。水が引いたり

満ちたり上下するものだから、自分の重さでひびが入ります。

満潮で押し上げられ、割れ目が広がり、分割されていきます。次に潮が引きだす

ゆっくりと流れ出します。

流れていくうちに分割された氷はそれぞれが別々に流れていきます。形がいろ

いろなものだから、スピードの違い、ぶつかり、引っ付きと海の方へ行きます。

海にはまだ氷がスクラムを組み待ちかまえています。流れてきた氷は体当たり

して海の氷の結束を壊します。

引き潮なので、水位が下がって行き、川から流れてきた氷は下に入ります。

入った氷は浮力が起きて上の氷を押し上げることになります。

繰り返すうちに河口周辺の海氷が開きだします。次々に流れてくる川氷が力を

発揮して行きます。

川開き、海開きが完了して行きます。そこはオオハクチョウやカモたちの憩い

の場になります。