窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ハマシギ(Dunlin )がやってきました

2020-04-03 17:17:52 | シギ・チドリ

いよいよやってきました。シギ・チドリの先陣をきってハマシギの群れ66羽

が姿を見せました。

長距離移動の本命、シギの渡りが始まってます。わくわくします。

おばんです。小太郎でごじゃります。

      ★ ハマシギ(Dunlin) がやってきました ★

南の地方で越冬してきたハマシギの渡りが始まりました。野付湾で冬を過ごして

きた30羽ほどの群れはすでに北へ移動してます。

ハマシギは北極海に面したツンドラ地帯で繁殖するシギです。寒さに強いのです。

場所によっては数千羽の群れになり渡って行くシギですが、野付湾ではせいぜい

200羽ほどです。ただ集まらないだけで群れが分散して干潟に入っています。

調査によるとそれぞれの群れは同じ個体で構成され、群れの交流はないので繁殖

地域ごとに集まっている群れがやってきてると思われます。

広い湾内の干潟を群れごとに集まり、採餌しています。

   砂浜に降りると羽の色が砂色に紛れ、完全な保護色になります

満潮になってくると半島の砂浜にやってきて、休みます。砂浜にもゴカイはいる

ので砂に嘴を差し込み、こまめに移動しています。

ただ、干潮時にたくさんのゴカイを食べているせいで、砂浜では窪地に入り込み

風を避けて休んでいます。暗くなったときに歩いて見ると休んでいた浜から急に

飛び出していきます。

これから4月下旬まで次々に群れがやってきます。