窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

亜種ヒシクイ、しばらく滞在します

2020-04-01 17:20:53 | コクガン・ヒシクイ・ガン類

東北から道南、十勝と移動してきた亜種ヒシクイたち。雪解けが進んだ牧草地

ひとまず滞在しています。秋にねぐらにする河口のヨシ帯や牧草地の中に

ある湿地池はまだ凍っています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

        ★ 亜種ヒシクイ、しばらく滞在します ★

彼らを追いかけ牧草地を巡り、姿を確認して行きますが、なかなか見つかりません。

彼らは賢くて、人目につかないような牧草地に丘陵に降り、道路からではなかなか

見つかりません。

頼りになるのは声と飛んでくる群れの追跡です。降りていく場所を確認すれば、

近くに多くの個体が静かに牧草を食べていることがあります。

彼らはとても静かです。降り立つと無言でひたすら出始めた牧草の新芽を齧り

とっています。

3月20日にたくさんの群れがやってきました。22日に探しに行ってもいま

せん。野付湾の近くの牧草地にはかなりの数のヒシクイが降りていました。

標津湿原に行ってみると雪解けが進み湿地ぽくなっている場所に集まっていま

した。

もしかするとこのあたりで夜、集まっているのではと思う場所です。野付湾の

当幌川河口の氷落ち待ちです。

29日に牧草地に行ってみると朝8時ころまでに次々と群れが飛んできました。

河口が開いてねぐらが確保できたようです。

すでに落ち着き、黙々と牧草を食べる様子はのどかなものでした。