窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

陽だまりの丘

2019-10-29 13:22:37 | オオハクチョウのいる風景

オオハクチョウが集結しています。10月に初めに姿を見せ、13日には多数のオオハクチョウが

デントコーン畑でくつろいでいるのを見つけました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

               ★  陽だまりの丘  ★

毎年カウントしている野付湾や風蓮湖を巡ってみますが、今年はたくさん集まっている様子は

ありません。今年に限ることではなく、ここ5年ほど利用してるオオハクチョウが減って

きている傾向があります。

理由はデントコーンの栽培面積が増え、畑に多くのオオハクチョウが集まっているのです。

しかも、ねぐらを近場の沼などにして、遠くの野付湾や風蓮湖にしていないのです。実際、

早朝に向かうオオハクチョウの数が4、5年前に比べると減っています。

今年、集まってくるデントコーン畑の周辺で早朝観察しているとオオハクチョウが東西南北

の違う方向から群れになってやってきます。推察ですが、ねぐらに利用している沼が複数

あり、やってきている雰囲気です。

気づいたのです。オオハクチョウはすぐに餌場に行かず、集合する場所があるようです。

「陽だまりの丘」と名付けた牧草地の丘陵地。見通しが良く、滑走して飛び立つには恰好

な場所を選び集まってきます。太陽が上がってくるまでの1時間ほど、ゆったりとくつろ

いでいます。

他に亜種ヒシクイやカモも集まってきます。確かに遠くが見通せ、寄らずに通過して行く

群れを観察することができる情報基地にもなります。

8時前には家族単位で飛び出し始め、数が減って行きます。2羽から10数羽が次々に飛び

立って行き、普通の牧草地になり、静かになります。