窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

タンチョウの若鳥がたくさん集まってきました。

2019-10-19 20:00:15 | タンチョウのいる風景

台風19号の強力さを前に、酪農家は素早くデントコーンの刈入れを行ないました。

数年前に刈入れが遅れ、丈が伸びたデントコーンはことごとくなぎ倒されました。

おかげで機械が上手く刈り取れず、苦労したからです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

      ★  タンチョウの若鳥がたくさん集まってきました。  ★

 

その時、タンチョウをはじめオオハクチョウ、亜種ヒシクイ、オナガガモ。ヒドリガモたちは

ものすごく喜んだと思います。トウモロコシの実がたくさん畑に残されたのです。

酪農家は泣いたが、鳥たちはホクホクだったのです

最近の刈入れ機械はすごく良くなり、デントコーンを見事に収穫して行きます。機械も優れて

いるが、操作する人の技量が上がり落穂を作らなくなってきています。

それでも機械に弾き飛ばされ畑に落ちている実はあるようです。

台風一過。畑に出かけてみるとオオハクチョウばかりではなく、亜種ヒシクイとタンチョウが

たくさん集まっているところがありました。刈入れが上手くいかなかった畑です。

前日降った雨が地面に吸い込まれずに残り、水たまりができているところに30羽以上の

タンチョウが集まっていました。周辺を見渡すとその数130羽以上を数えました。

麦を借り入れたときは、せいぜい20羽ほどでした。それに比べたらすごい数です。

羽色をチェックするとほとんどが頭頂がの赤みの発色が悪く、翼の風切り羽の先に黒い斑が

見られる4歳くらいまでの若いタンチョウです。

仲良しさん同士、4、5羽ほどで行動していた小さな群れが集まってきています。130羽と

なれば周辺、しかも相当遠くからやってきています。

若き群れの情報伝達は相当早く、多くの仲間を引き寄せるのです。それまで、縄張りを持って

いる大人のペアの脅威に神経質のなって移動してきた若者たちが集うとゆったりとして、しかも

接近して食事をとってる風景はこの時期だからの光景です。

冬季の餌場での光景ではなく、豊かな秋の豊饒たるゆったりとした風景です。