ハマシギの群れが到着しました。繁殖地としては最も寒い地域、北極圏のツンドラ地帯で
殖するシギ。渡って行くのも遅いけど、帰ってくるのも遅いハマシギ。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ハマシギの群れ ★
干潮が始まると休んでいた場所から飛び立ち、群れで今日の採餌場所を探し回ります。
ゴカイが多い野付湾の干潟は彼らにとりこの上なき良き環境です。干潟に出て待っていると
急に目の前をハマシギの群れが高速で飛んでいきます。20羽ほどの群れから200羽以上の
群れが干潟の上を飛んでいるのが分かります。
広いのでどのくらいの個体がきているのか分かりませんが、かなりの数になると思います。
干潟に降りてしまうとしばらく飛び立たないので、引き潮が始まるころから動きを押さえます。
飛び立った群れが方向転換して翼の裏の白い羽色が光ると遠くからでも見つけることができます。
ひと群れを見つければ他の群れの動きが見えるようになります。次々に四方の群れの動きを
見つけられます。
干潟で待っているとスーイッという風を切る音が後方から聴こえてきます。もちろん前や
横からも来ます。なんと気持ちのいい、活気のある音でしょう。
10月という季節はカモやガン、オオハクチョウと北からやってくる鳥たちから元気をもらう
季節です。