葦はまだ新芽が出てきません。一見冬景色。まだ夏羽が完成していないオスが縄張り
つくりに頑張っています。
4月はハシブトガラスの夫婦が面白い。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ハシブトガラス、何してんの ★
川の河口。干潟になってきたら夫婦が来て砂に潜っているアサリをほじくり
出している。
近くで見ているとオスがやたらに寄ってきて、カラスダンスを見せてくれる。
メスに見せているのかな、威嚇してきてるんかな、あれこれ考える。
ハシブトガラスのくちばしは各人各様、頭も変化に富んでいる。おでこの
でっぱりが目立つ奴、目だったんやつ、いろいろ。
日ごろは神経質で近寄りがたいが、近寄りたがりがたまにいてくれる。
そんな時はラッキーだと思い彼らと対峙する。愉しい。
野付半島では夏鳥のアオサギがやってきました。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ぞくぞく北上してきています ★
野付半島は北極圏に渡る鳥たちの中継地だけではありません。夏季に繁殖する鳥
たちの棲息地でもあります。
アオサギが増えてきています。後背地の森で繁殖するアオサギが続々やってきて
います。干潟に集まりお腹を膨らますと営巣地へ向かいます。
森の中には数百のアオサギが集まる場所があります。
本州の繁殖地に比べると人の迷惑にもならず、餌場も豊富。本州のアオサギさん
どんどんやってきて頂戴。
3月に入り、オオハクチョウやコクガン、オナガガモ、ヒドリガモなどのカモ類
の北上が目立ちますが、小鳥たちも北上してきています。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 小鳥たちの渡りが始まってます ★
マヒワやアトリ、ベニヒワの群れが目立ちます。が、ツグミもぱらぱら姿を見
せています。
ツグミと言えば北陸の能登半島から朝鮮半島に渡り、繁殖地を目指す群れが知
られています。
野付半島にやって来るツグミは、おそらく千島列島を北上して行くコースをと
っている個体群です。
雪が少なくなり、地面が見えだすのが早い野付半島にはいち早くやってきてい
ます。
ツメナガホオジロの群れに出会った。今季は30羽以上の群れになっている。
毎年見かけるが、いつもユキホオジロの群れの中に混じっていることが多い。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 地吹雪のツメナガホオジロ ★
今季は雪が少なかった野付半島。極地から渡って来た彼らにとり広範囲で
採餌ができたようだ。
ハマニンニクの種や地面に落ちた草の種を拾って食べる彼らにとり、雪が
少ないと地吹雪で吹き飛ばされ地面が露出してくれるのは、ありがたい。
警戒心が強いのでなかなか近寄れない。私だけなのか分からない。
上空は快晴なのに風が強く地吹雪になった日、彼らが雪面に降り、風に耐えて
いる現場に出会った。
ハマニンニクの根元にうずくまり、風上に向かい、姿勢を低くし、頭を下げ
ている。風の強弱に合わせ、頭を下げたり上げたり。
こんな時はさすがに逃げない。
おかげで強風時の彼らの姿を観察できた。さすが北極圏だ暮らす鳥。
忍耐強い。