徒然刀剣日記

刀剣修復工房の作品・修復実績と刀剣文化活動のご紹介

鶴岡八幡宮

2011-06-05 18:54:18 | 徒然刀剣紀行
先日、久しぶりに鎌倉の町へ出かけました。
目的は、鶴岡八幡宮で祈祷をお願いするためです。

昨今の鎌倉は、近年最多の観光客が訪れているといいます。
市の観光課によると、行楽シーズンの好天や2年ぶりの花火大会、猛暑による海水浴客の増加などが要因なのだそうです。
当ブログでも取り上げましたが昨年3月の大銀杏の倒壊や、11月のオバマ米大統領の鎌倉大仏訪問などの話題も、注目度の向上に貢献したことが想像できます。

そんな鎌倉の歴史は古く、学生時代に1192年→イイクニ作ろう鎌倉幕府と学んだのは皆さんも同じだと思います。ちなみに最近の中学では、鎌倉幕府の成立は1192年ではなく、1185年と習っているそうです。
根拠は、1192年は源頼朝が征夷大将軍に就いた年であり、頼朝は1185年に軍事行政を司る役職「守護」や、税金徴収をする「地頭」を任命する権利を得ていることから、その時点で幕府の制度を整えているということらしいのです。

いずれにしろ鶴岡八幡宮は、武家の守護神なのです。
刀剣職人としては、当然祈祷をお願いする場合、鶴岡八幡宮にお願いします。



一般のお参りではなかなか見ることがない本宮控室の美しい柱



本宮控室から見た大石段周辺



美しい金弊と息長鈴