江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

50歳一刀貫の剣道挑戦記!~百七本目!

2018年12月24日 | 一刀貫の剣究室

昨夜は今年の稽古納め、江少剣納会大会でした。さて年に何回もない、そして今年の集大成となる試合。一体何をしようかとずっと考えていました。今年の集大成として、どんな技を試してみようか。そこで思いついたのが、先日の稽古で教えて頂いた小手でした。
実は私、小手の打ち方が全く分かりませんでした。練習はしてみるものの、いつも竹刀にガシャ、っと当たってしまいまともに小手に当たりません。それを先日連盟の稽古に参加させて頂いていた時に、範士八段の先生に一発で指摘されました。「なんじゃその小手は!小手は面を真っすぐ打ちに行って、そこからスパっと、竹刀を走らせて打つ!」この言葉で、なんかぱぁぁあああっと理解出来たんです。これまでは小手を打とう小手を打とうと、体も竹刀が曲がってしまっていたんですね。そうじゃなくて、真っすぐ面を打ちに行ってそこから相手の竹刀をギリで越してスナップを効かせて竹刀を走らせる!なるほどー…と、そのように打ってみたら。これが当たるんですよ。そうこの小手を、試してみたらどうだろうと。先生方相手に面打ち合っても、まず勝てない。それならこの小手なら、有効的かもしれない。・・・よしこれで行こう!と。素振りをしながらイメージを膨らませて、昨日の試合に挑みました。

果たして始まった個人戦、真ん中を攻め、それを嫌がって竹刀を抑えてくるタイミングを狙ってみました。真ん中にぐ、っと出て面に竹刀を向かわせ、そこから一気に相手の竹刀を越えて振り下ろす!!と、スッパーーン!見事、小手一本。自分で言うのもなんですが、会心の小手でした。ああこれで今年を締めくくれるなあと、その瞬間思いました。その後小手を返され、延長でまた小手を取らせて頂き。何と勝ちを頂きました。ありがとうございました。しかしその後の試合では、調子に乗った小手を見事に抜かれて、きれーーーに面を頂きましたw。

試合後、先生に「色が出ましたねえ」と言われて、もう全くその通りだと思いました。最初の小手は会得した技を「試す」つもりで打ったもの。だからしっかりと考えて構えて、真っすぐ打てたと思います。でも2本目は既に勝ちたい欲が出て、曲がっていました。そして負けた試合では、完全に色気が出て「試す」ことよりも「勝気」が出ました。それを先生に完全に見透かされました、お恥ずかしい話です。自分をコントロールする事は、本当に難しいですねぇ。

・・・江少剣には、息子が10年以上、お世話になりました。その間ずっと試合場の外から、応援をし続けていました。でも心の中では、いつかきっとあの試合場の白線の中で、江少剣の素晴らしい先生方と試合がしてみたいと、ずっと思っていました。先生と試合で竹刀を交えられるなんて、考えただけでにやにやしちゃうくらいの、そう、大きな夢でした。それが叶って、これは想像すらした事がありませんでしたが、トロフィー貰える日が来るとは、本当に思いもしませんでした。正直ちょっと、涙出ました。続けてきてよかった。

剣道の何たるかは、もちろんまだまだ全然分かりません。でも私なりの剣道とは、辛い稽古を乗り越える事、特に夏のあの辛い稽古を乗り越える事。そして、続ける事、と思っています。今はヘボでも続けていれば、何かきっとすごい物が見えてくるかもしれない。

先生方、一年間本当にありがとうございました。今年もたくさんの事を教えて頂きました。来年もヘボなりに真剣に取り組んでまいります。どうぞこれからも、よろしくお願い致します!

明かるく楽しく元気よく!

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