江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

52歳一刀貫の剣道挑戦記~百三十八本目!

2020年07月25日 | 一刀貫の剣究室

本来今頃、オリンピックで日本中大盛り上がりだったんでしょうねえ。一刀貫は、チケット発売開始した瞬間にオリンピックを諦めて(笑)パラリンピックを申し込み、見事新国立競技場での陸上決勝チケットを2日分4枚当てて楽しみにしておりましたので非常に残念ではあります。せめて来年、オリンピック・パラリンピック開催できるといいのですが…。

さて皆さんオリンピック・パラリンピック、お好きですか?スポーツ大好き!一刀貫は夏冬を問わず大好き!で毎回楽しみにしております。今日はオリンピックを来年はきっと開催するぞ!祈念!という事で、これまで一刀貫が大好きだったオリピックシーン4つをご紹介。

1:決まったー!ニッポン金メダル~!!
はい、2004年アテネオリンピックの男子体操団体。これを挙げる人も多いのではないでしょうか。最後の鉄棒、そこまでの演技は完璧!あとは着地を決めれば・・・でぐるぐる~っと回り始めた、あのシーンで。あの、名アナウンスが被ります。「伸身の新月面が描く放物線は!栄光への!架け橋だぁ~っ!決まったぁああ!ニッポン、金メダル~!!」いや、思い出すだけで涙出そう。

2:全然良くなさそうな銀メダル
前々から、夫婦そろってアイススケートの浅田真央さんの大ファンだ、という事は公言して参りました。彼女の演技の中でも思いで深い物の一つがやはり、2010年バンクーバーでの物でしょう。最大のライバル、キムヨナとの戦いで、キムヨナの007に負けてしまいました。演技自体は完璧でしたので、これはもう判断した審判の価値観の問題だよなと私らは納得してたんですが。
演技直後のインタビュー(酷な事をしよる…)。これほど悔しくて悔しくて、でもそれを必死に抑えているインタビュー後にも先にも見たことないです。そして涙ながらに気丈に受け答えしていた真央ちゃんが最後に「銀メダル獲れて良かったと思います…」と同時に大粒の涙をボロボロボローっと。「いや全然良かったと思ってないだろ!!」で、私も涙腺大爆発で泣けましたわー。

3:卓球「三姉妹」銀メダルの瞬間
我が家は結構卓球も好き(ピンポンレベルですけどw)で、昔から良くスポーツセンターに行っては家族で楽しんでおりました。当時14歳だった石川佳純ちゃんが既に有名人で、その頃から応援してた(佳純ちゃんモデルのラケット持ってたw)んですが。舞台は2012年ロンドンオリンピック。卓球女子団体のメンバーは平野早矢香さん、福原愛さん、石川佳純ちゃんの三人。愛ちゃんはまあ、日本人なら知らない人はいないくらいの有名人。もう一人の平野早矢香さんも、非常にプロっぽい雰囲気を持った人でとても好感度の高い三人だなあと応援しておりました。
そして迎えた準決勝、シンガポール戦。そこまでのシングルで2-1としていた日本、最後のダブルスは平野さんと佳純ちゃんのペアでした。そしてとうとう、日本卓球界初の銀メダルが決まったその瞬間。平野さんと佳純ちゃんが、がっちりと抱き合うんですよ。はいおっさん一瞬で涙腺大崩壊。今でも大好きなシーンですねえ。

4:道具を愛する人が好き
最後は前回、2016年のリオオリンピックでの事。女子ウェイトリフティングの日本の第一人者、三宅宏実さんが見せた演技がとても印象的で大好きです。ひどい腰痛に悩まされながらも、最後は逆転で銅メダルを手にしました。ステージで満面の笑顔で声援に応えると、次の瞬間。三宅さんは自らが上げたバーベルに走り寄って、半ば抱き着きながら感謝をするんですね。「あなたに勝たせてもらった、上がってくれてありがとう」と言わんばかりの感謝あふれるその姿にそうですおっさんは涙腺大爆裂です。
道具を大事にする人、大好きです。そして一流の選手ほど、道具をにこだわりそして道具を愛していますね。見習いたいものです。

こう見るとナゼかおっさんは女子の演技に感動しやすいようですねw。すぐに涙腺が爆裂してしまうので、テレビ画面が見にくくて困ったもんです(苦笑。
皆さんはどんなシーンがお好きですかねー。来年、これらの思い出に勝るような素晴らしいオリンピックが開催されること、心から祈るばかりです。

そういや剣道はオリンピック競技には…なるわけないですね。永遠に日本が金銀銅独占ですw。

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52歳一刀貫の剣道挑戦記~百三十七本目!

2020年07月18日 | 一刀貫の剣究室

本日より、「52歳一刀貫の剣道挑戦記」と名前が変わりました。はい本日無事、誕生日を迎える事が出来ましたありがとうございます!このシリーズももう6年になるようですw、剣道の腕前はさっぱりですが、どうぞ引き続きお付き合いください (涙目。

さて今回は「動画で格闘技を見てた」シリーズの、最終回にしようかと思います。とある格闘家が、いじめについて語っていたのを見ました。非常に難しい問題だとは思いますが、今回はいじめについて、私の見解を少し述べたいと思います。

その格闘家はまず、「自分はいじめられたこともいじめたこともないので、いじめってどういうものか良くわからない」と話しました。実は私も同様で、いじめる(相手に精神的なダメージを与える?)事がどうして面白いのかイマイチ理解できない所があり、双方の気持ちを本当には分からないかもしれません。

その上でその方は、「無視される、仲間外れにされる、一人でいなくちゃならない?みたいな事?そんなのいいじゃん、俺はいつも一人だったし一人が好きだし。気にしなければいい」と続けました。

この意見にも私は同感、というか共感しました。別にいじめられたわけではなく、私は結構一人が好きでしたし、一人でする趣味もたくさんあります。それでぜんっぜん辛くなかったし、楽ちんです。そんな事で辛い思いをしている子がいるならば。友達ってそんなに必要でしょうか。大人になって何十人もの友達に囲まれてる人って、多分ほとんどいません (仕事などの仲間、はいる場合が多いですが。それがもし自分だったら、と考えると。まぁ面倒でしょうがないですね。冠婚葬祭に誕生日やら年賀状やら、いつもそんな事に追われなければならない。
だから少なくとも、たくさんの友達と一緒にいる事だけが良い事で、それから外れた自分はダメ、みたいな考えは間違っていますね。仲間外れにされたから人生楽しくない、なんてのもどうかと思います。一人でも楽しい事たくさんあります、それを見つけ出してくれれば、と思います。

ここで一つ、私的見解を加えたいと思います。「それは、もはやいじめではない」という事です。

ニュースなどを見ていると、「苛烈ないじめによって…」のような悲しいニュースを見聞きします。いつも思うのですが、それはもはやいじめという範疇ではないだろうという事。誰かに身体的な危害を加えたなら、傷害事件です。ネットの書き込みなんかは見なければいいでしょうが、言葉によって直接的にひどい精神的ダメージを与える事も、傷害の罪に問われます。また物を盗ったり隠したり、は窃盗事件。壊されたりなら器物損壊事件です。
それらを「いじめ」としては扱わない社会的な風潮、をまずは作る事ではないかといつも思います。面白半分、ちょっとからかっただけ、等という言い訳は一切無用、結果を見てそれが傷害にあたるなら当然罪を償ってもらいます、という空気を作る事。「子供だから許される」なんて事は無しです。マスコミが簡単にそれらの事を「いじめ」とは呼ばない。教育現場でもそういう指導をする。何なら警察が学校に出張ってそのように説明(教育ではなく説明)し、場合によっては補導する場合もあるので、としっかり理解させる事。等の対処をすべきではないかと思います。それでも加害を続けるようならば、加える側にその場を立ち去ってもらうべきではと私は思います。

さて最後にその格闘家はこう締めくくりました。「そうだ、いじめられてる子は格闘技をすればいいよ。自分を変えればいい」

これにも、私は賛同します。周りを変えようとするより自分を変える方が早いでしょうし、自分の意志で出来る。そしてそれに伴って、周りも変わってくるかもしれない。

私はもちろん、剣道を勧めます。先日の記事で、幼少期に少し痛い思いをした方が良いと書きました。そういう意味でも、格闘技に柔道、レスリングなどなど、それらもとても良いと思います。ただ多分とかく子供の時は、それらは身体的な能力や体格に、結構左右されてしまうのかなと(実際試合では厳密に階級が分かれてたりしますよね)思います。その点剣道は、あまり運動能力やパワーに頼りません。多分上手さ・強さは、ほぼほぼ=稽古量、だと思います(耳痛w。背が高い方が有利かというと、そうとも言えないんですね。身長180センチの私が、150センチ程の女性剣士にまるで歯が立たないのが良い例だと思います(泣。でもそこが、剣道の面白さ痛快さ不思議さ、そして何とも言えぬ魅力!なんです。

小さい頃は細くて泣き虫だった子が、素晴らしく格好良い剣士に育っていく姿を何人も見てきました。今はこんな状況なので稽古はままなりませんが。鬱屈とした毎日を過ごしているならば、ぜひ江少剣の門を叩いてみてください。たくさんの素晴らしい先生方と仲間達が、両手を広げてあなたを待っていますよ。

(今回の記事も私の極私的な意見で書かれています、ご了承ください)

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51歳一刀貫の剣道挑戦記~百三十六本目!

2020年07月12日 | 一刀貫の剣究室

さて昨日は、格闘技の動画を見ていていくつか気づいたことがありましたというお話でしたが。今日も動画視聴の続きなので連投致します。でも今日は「それはちょっと違うのではw」と思ったこと。

昨日、格闘技での1拍子の攻撃はどうやら相手に良く当たる(ただ攻撃力は高くない?のかも)らしい、というお話しをしました。そして剣道は基本全ての攻撃が1拍子。であるなら、格闘家の方々も剣道の要素を体験して参考にされたらいいのではないかなぁ、と思ったんですね。そこでもしやと思って、調べてみたら。これが、見つかりまして。非常に有名な格闘家が、剣道家を呼んで体験してみる、という物。ほうこれは興味深い、と思ってみてみたのですけど。

剣道家は学生チャンピオンだかの、相当の実力者。が、防具を付けて、60センチくらいの黄色いウレタンの棒をもって、格闘家は指ぬきグローブで、対決。どっちが先に攻撃を当てられるのか…

 

  ん?

異種格闘技戦?のような様相を呈しており。そして勝ったのは格闘家。次にはそのウレタン棒同士で戦ってみよう、となり。ここでもなんと勝ったのは格闘家…という事で。いやいやいやあれ?ちょっと違うくね?とw。いや別に全然剣道家を擁護するつもりないんですけど、他のスポーツには中々ない剣道の特異性、独特な足捌きとか前にドン!と出る感じとかを、もうちょっと研究するような内容なのかなと思ったもので。大体その、異種格闘技戦ってどこまで意味があるんですかね。サメとトラ、どっちが強いかって。そりゃトラを海にぶち込んだらサメに一瞬で食われるでしょうし、陸に上がったサメなんて人間だって勝てる。5mも離れてしばらく眺めてればいいw。つまりちゃんとそれぞれのステージで戦ったら話にならない…ってまあ、超一流同士だからそれはわかってるんですかね。そりゃYoutube動画ですもんね。視聴者は格闘技も剣道も知らないような一般人がほとんどで、そういう人たちに「ウケ」なければならないとすれば、こういう作りになるんですかねえ。でもなんかちょっと、違うかなぁと感じました。

それともう一つ。その動画は剣道対決で、どうもテレビ番組だったようなんですけれど。70代の八段の先生がいらっしゃって、その先生を、番組ではなんと「横綱」と呼んでるんですよw。いやいや、アメリカの番組ならまだしもいくらなんでも剣道の先生を横綱呼ばわりは無いだろw。と既にちょっと噴き出し。んで相手はというと、これまた学生チャンピオンクラスの20代のつわもの。なんとこの番組、八段の先生と四段の学生をガチの一本勝負で挑戦させるという内容だったようで。つまり色んな競技の達人を呼んで横綱と呼び、若い有力選手に挑戦させてみる、というコンセプトのよう。
だからスタジオのコメンテーター達は「四段が八段に勝てるわけ無いだろw、せいぜい頑張れよ若造w」みたいな空気だったんですけど。試合は何と言うかまあ、学生が「どうしよう…」感を終始感じさせながらも、面を一本。の瞬間、スタジオの空気が固まりまして「あれ!?勝っちゃった!?」な雰囲気。その直後「下剋上達成~!!」のコール。いやいやいやw、なんだそれww。女性コメンテーターは涙流して「感動しました!」とか言ってるしw。試合後のインタビューでは、八段の先生の「とても良い剣道をしますね、そのまま精進してください」というようなコメントに「負けて悔いなし、という事ですね!」というインタビュアーw。スタジオ拍手ーー!!

うーーーん、芳ばしいw。

いやまあそれはあの、そうなんだけどさ。でもあの少なくとも、下剋上!とか、感動で涙が、ってのはちょっと違うんじゃないかってw。

どちらも一般向けの「番組」という事で、面白さ優先?で作られてたようですが、剣道をちょっと曲げて伝えてるようで気になりました。しかしあの先生、良くご出演されたなあ…ってきっと、番組に騙されたんでしょな。

では、また!

(今回の記事も私の個人的な意見で書かれています、ご了承ください)

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51歳一刀貫の剣道挑戦記~百三十五本目!

2020年07月11日 | 一刀貫の剣究室

中々収まってくれないコロナ禍、やはり自宅にいる時間が多くなりますよね。みなさん、ネット動画なんかを見る時間が増えたのではないでしょうか。私は普段はあんーまり、Youtubeチャンネルなどは見ないほうなのですが、最近まぁ剣道動画などをちらちら見るようになりまして。先日ちょっとした流れで、格闘技の動画を見ていました。これが、結構面白い。総合格闘技にキックボクシング。元々格闘技は嫌いではなかったのですが、最近はほとんど見ておりませんでした。ほー、最近はこんな選手がこんな感じで活躍してるのかぁ…なんて感じで眺めてたのですが、色んな事に気が付き始めました。

気が付いたこと1:強い選手ほど姿勢が良い
テレビ放送されるような試合に出ている人というのはもう、格闘家の中でもわずかのトップクラスの選手なんでしょうが、皆さんホントに姿勢が良い。そして試合中、打撃中でも、それが崩れない。最近のスーパーヒーロー、那須川天心選手や朝倉海選手は、本当に立ち姿が綺麗で、ふと剣士の姿と重なりました。ああなるほど、当たり前かもだけど。どんなスポーツでも、一流になればなるほど、姿勢が良いものなんだなぁと改めて気が付きました。あれ、何だろう目から汗が。

気が付いたこと2:めっちゃ当たるハイキック
とあるタイ出身の選手の試合を眺めてました。タイには国技で「ムエタイ」があり、とても強い選手が多い国です。そしてムエタイはキックボクシング的な素地を持っていて、キックがものすごく強いのが特徴です。その選手もまたキックを得意としていたのですが…そのハイキック(側頭への上段蹴り)が、めっちゃ相手に決まるんです。
相手もトッププロですから、当然避ける技も一流。でもその選手のハイキックは、面白いようにパンパン決まる。そして見ていて、ナゼか「これは避けられないわ」と感じでしまうんです。それは、何でなのか…と考えたら。ノーモーション、なんですね。
つまりその選手は相手に向かってファイティングポーズを取っている、その姿勢を全く崩さずにハイキックを放てるんです。相手はその選手の目を見、その周りをぼんやり眺めてその範疇のすべての動きから情報を得ているんですね。ちょっとした表情の変化や筋肉の動き、等で攻撃を予測して防御に移る。ところがその選手、見えている範疇の動きがほとんどない。つまり反動のない、1拍子でのケリが飛んでくるので相手は避けられないんです。どのスポーツでも「反動をつける」事で次の動作に力を加えます。野球のピッチャーやバッターだと、「よ、っこら、しょ」の三拍子ですかね。これが格闘技だと「よ、しょ」くらい。1.5拍子くらいかな?それがこの選手は、1拍子でキックが飛んでくるんです。そう、剣道でもこの1拍子が大事とされますよね。その大事さを、リアルに格闘技の試合で認識できました。しかし剣道はさらにそれを、竹刀という道具を使ってほぼすべての打突で実現しないといけない。ここでまた剣道の理念「剣の理法の修練による、人間形成の道」という言葉が頭に浮かびました。なるほどなあ。

気が付いたこと3:強い選手には種類があるけれど…
試合に強い選手といっても、種類があるんですね。撃つのが強い選手、撃たれ強い選手。寝技が得意だったり、それらがそんなに強くなくてもポイントを稼ぐのが得意な選手だったり。でも全員に通じる事があるな、と感じました。それは皆さんものすごく鍛えていること…もですが、ものっすごく考えているという事です。試合後のインタビュー等を聞いていると、どの選手も相手の分析がものすごい。本当に細かいところまで分析し、試合中はそのデータに秒単位で変化させて対応していく。それでなければ勝てない、と聞きました。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」は、本当だなぁと思いました。

他にも「パンチを打つときは肩甲骨から打つ」とか「減量している本当に辛い時こそスパーリングをやって、フラフラになった最後に出る一撃こそ、試合に勝てる一撃」など。剣道にも通じる気付きがたくさんありました。まあ痛々しいのは嫌い、という方も多いと思いますのでぜひ!とは申しませんが、もし格闘技を観る機会があったら、そういう目線で見てみると面白いかもしれません。

ああ、ある格闘家が言っていました。「自分より強い選手と戦うのは全く緊張もしないけれど、格下と戦うのは本当に緊張する」と。格上の相手とはベストで戦って、勝つだけ。負けても失う物はない。でも格下の相手には、負けるわけにいかないという思いが出てしまう、との事で。なーーるほど格上との試合こそ、チャンスなんですね。

となると俺にはチャンスしかないじゃないか!(前向きw

一日も早くいつもいの稽古が出来る日を取り戻すために、皆で感染防止、頑張りましょう!

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51歳一刀貫の剣道挑戦記~百三十四本目!

2020年07月04日 | 一刀貫の剣究室

随分とご無沙汰してしまいました、一刀貫です!皆さまお元気でしょうか。2月になってコロナ禍の影響で江少剣でも稽古ができなくなり、まさかこんなに長引くことになるとは思いもしませんでした。やっと収まりつつあるか!?と思ったらまた感染者増。少しづつ稽古を再開させる動きもあるようですが、完全に元通りの稽古が出来るのは、いつになる事やら…。

さてこのコロナ禍の中みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。今回から何回か、私がこの所感じたこと等を綴ってみたいと思います。

最初に、残念なお知らせ。M村先生が、この7月にお仕事の関係で地元の関西に戻られることになりました。同年代の剣士からは伝説とまで呼ばれた、名剣士。素晴らしく美しい剣風をお持ちでありながら大変ユニークなお人柄でもあり、人間的に大変尊敬しておりました。自主練を行って頂いたり、個人的にも大変お世話になりました。M村先生は実践派でありながら理論派でもあって、色々ご指導を受けながらする稽古は大変楽しくて毎回とても楽しみでした。本当に、ありがとうございました。ご自身の剣道もきっと素晴らしく昇華されて行かれるでしょうが、素晴らしい指導者にもなられるでしょう。このような状況でなければ、最後に心行くまで稽古お願いしたい所でした。それが出来ない事が本当に残念、痛恨です。いつかコロナ禍が済んで、江少剣に出稽古に来ていただいた際には、ぜひまたお願いしたいと思います。

さて。皆さんウガ店長のYoutubeチャンネルはご存じでしょうか。香川県にある百秀武道具店の店長さん(自ら剣道六段)の剣道に関するチャンネルです。剣道に対する真摯な態度、考えに加えて大変ユニークな性格でらして、とても興味深いチャンネルになっています。ぜひご覧になってみてください。
https://www.youtube.com/channel/UCpLvbq2No4EXdnhQZOs56Yg

GW中はライブで子供たちに参加させて毎日素振り1000本、10日で10000本を目指す!というような企画もやっていました。私も最後の最後だけ一緒にやってみたりw。
毎回とても楽しい動画を公開されているウガ店長ですが。過去の動画をパラパラと見ていたら、一つ見落としていたものがありました。それはウガ店長には珍しく「皆さん助けてください」というものでした。

果たして動画をみてみると、視聴者のお母さんからの手紙の紹介でした。息子は中学生で、小学生から剣道をしているが試合に全然勝てない。仲間にも先生にも申し訳なくて仕方がない。本人に止めたらと進言しても、本人は楽しいから続けたいと言っている。という内容に、どう返事したら良いのか分からない(と、おっしゃりながらしっかり答えてらっしゃいましたけどw)、皆さん助けて下さい!という事でした。実際はもっと長い手紙で、どうやら仲間も疎ましく思っている、先生にも叱られている?というような内容でした(詳細違うかも、ご興味のある方は動画をどうぞ。

ふうむ。私がまず思ったのは、この手紙の中の登場人物で、息子君が一番人間出来ているな、という事です。そりゃフザけてだらだら続けるのは(それでも続けた方がいいと思いますけどね)あまり良くないかもしれませんが、好きで真摯に剣道に向き合い続けたいという人に、何の問題があるのだろうか?と思います。それを心配したり、いわんや非難したりなんて。ナンセンスも甚だしい。ただこの問題は、本人よりもお母さんの方を思いやると、ちょっと感覚が違ってきます。やはり負け続けるわが子を見ているのは、辛い部分もあるのでしょう。

コメント欄には好意的な意見がたくさん寄せられ、効果的な稽古方法や、自分も弱かったけど続けたら今は勝てるようになった、頑張ればいつか勝てるよ!など応援メッセージがたくさん並びました。私もおおむね、同じ意見でしたが。ちょっとだけ違うことも感じました。まあもう5か月も前の動画なのでコメント書き込みはしませんでしたが。それは・・・

「負け続けるのって、そんなに悪い事かな?」という事です。

そりゃ勝ち続けるのはカッコいいしとても良い事だと思います。でも少年時代にしっかり負けておくことって、私的には結構良い事だと思うんです。それだけでも、大人になった時の「負け」に、心折れずにそれなりの対処が出来るようになる気がします。さらに「それでも続ける」ことが出来ればもっと素晴らしいし、究極は「カッコ良く負ける」事が出来るようになったらこれはすごい事ではないかと。「勝って格好良く、負けても格好良く」なんて出来たら素晴らしくないでしょうか。試合に勝ってキラキラと輝き、勝ちっぷりを良くするのは簡単。でも試合に負けても気持ちよく、負けっぷり良くするのは中々、難しいものですよね。そこで得られる物って、結構大きい事な気がします。だから親御さんはそんな風に割り切って、負けて心折れそうになってたら手を貸してやる支えてあげる。そうでなければ応援して見守ってあげる、で良いのではないでしょうかね。

これは蛇足かつ偏見かもしれませんが。少年時代に「攻撃されてちと痛い思いをする」というのも、実は結構大事ではと思うんです。大人になって、しょうもない争いごとに巻き込まれなくて済むようになる。相手の攻撃の痛みにある意味「慣れて」おくと、反射的に打ち返すような反応をしなくなります。そういう意味でも、剣道って良いと思うんですよね。やはり相手に攻められて、時にヘンな所打たれてものっすごく痛い思いもしますしね(苦笑。でもそこに悪意は一切ないわけです。だから「許さなければ」ならないわけですね。いやむしろ「痛い」という顔する事すら、相手に失礼、我慢しなければならない。ですから大人になって少々肩がぶつかったり心がぶつかったりした時に、少なくともそこに「悪意があるかどうか」の判断をする余裕が出来るように思います。そして「許せ」れば、諍いは起きません。他の事でも良いと思いますが、色々な理由から私的には剣道が一番良いのではと思いますね。

おっと、久々に更新したら長くなってしまいました。今回はこんなところで。上記意見は極私的なものです、何卒御了解ください。ではまた!

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