kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

ガイアの夜明け「ショッピングセンター戦国時代」

2009-04-16 13:36:09 | 日記
 接客が命的なことをいっていた人がいたけど、どうなの?
 たいてい、じっくり選びたいときにはつきまとい、必要なときにはいないというのが店員である。というか欲しいものが店内を見渡しておおよそ見当がつくという商品配置のほうが重要な気がする。そもそも入店するや否やマンマークされたらかなわないと思う。うまく客が相談したいという空気を読み取ってかけつける店員がよいというのは贅沢な話か。
 覆面調査員によるチェックというのも、どうなのか。だいたいああいう人達って”買いたい”という雰囲気を出してないわけで、しかも店員を値踏みするような質問をして、結局何も買わないわけだから、店員側も反省しようもない。ライバル店にいって、こういう所が良かったという報告のほうがいいような気がする。

 それとカリスマバイヤー的な人の話もあった。
 個人的な経験から言えば大会社のバイヤーというのは、納品時期やら納期やら品質/条件に関係なく、とにかく安くしろ勉強しろまけろというだけだから、まったく最低の連中だと思っていたが、あるいはそうでない時代になりつつあるのかも知れない。



喫茶店で激論は似合わない

2009-04-15 00:51:49 | 日記
外では、まちがいなくBSデジタルが視聴できないほどの雨が降っている。と思ったら止んできた。

さて、「喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな」(斎藤孝 倉田真由美 2004年)
を読んだ。とくだん内容について語るつもりもないが、タイトルが気になったのとブックオフで105円だったんで買ったという、よくある話だ。

話をもたせるとはどういうことなのか。
ひょっとしたら、ヘーゲルが案外くわしく書いているかもと思い、読んでみた。


精神現象学(長谷川洋訳)
日常の衣食住の生活をぬけだして教養へと一歩足を踏み出すには、一般的な原則と視点に立つ知識を獲得し、事柄一般を思考できるまでに訓練を重ね、根拠をあげて事柄の是非を判定し、具体的で内容ゆたかな対象を明晰にとらえ、きちんとことばにし、真剣に判断をくだせるのでなければならない。(3ページ)

明確なヒントではないが、どうやら衣食住に関する話題を仕入れておけば、なんとかなるのかも知れない。

お笑い芸人が出ているテレビをたまにみると、けっこう筋道がたった話かたをしているし、脈絡のない話方をする俳優のたぐいも巧みに誘導していたりするから、ああいうのも参考になるだろうとは思う。でもテロップ等演出がうっとうしいからラジオかな。




分業による協業へ立ち返れ

2009-04-14 02:19:41 | 日記
「ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法」(福田和也著)

何となく気になったのでもう一度読んでみた。

タイトルと今の時代からして最初に想像したのは、さまざまな道具やら場所やらを駆使して、大量のテキスト文書を作成しまくり、それをどう編集したり、分量を削りなどしてまとめあげていくのかという試行錯誤が書かれているのではないかということだった。

ま、実際のところ、いろいろなアイディアの書きとめかたといったところだ。それはそれで、読み物としても面白いのだけれど。

本書に限らず、情報収集法というのは、街歩きでも何でも、これは必ずチェックするという部分を詳細に記述して欲しいと思う。どういう風にデータを貯めて活用していくのかという著者自身のデータベース使いこなし術というのが知りたいわけだ。贅沢な注文なんだろうけど。

結局、知的生産術のたぐいの本は、個人の幅を広げる方法であるとか、話上手、ネタが多彩というような人物磨きにとどまり、チームを編成して手分けして情報を収集、分析し、チームの個々の面々の特性を活かして問題解決にあたるというようなことに全然関係ないような人の本であることが多い。

ま、印象論にすぎないが。



現代の狂書日記

2009-04-10 13:13:06 | 日記
成功本50冊「勝ち抜け」案内(水野俊哉、2008年)

個々の「成功本」に賛同するかどうかはともかく、ひとりの著者が一定のフォーマットに従って、本の概要、解説、感想、評価を行っているため、リズムよく読み進めることができると同時に、本をどうダイジェストするのかが分かる得する本。

スティーブン・R・コーヴィー「7つの習慣」は本書でも評しているように訳文が読みにくく、私自身は内容も全然覚えていないが、簡潔にまとめられているので、なるほどそういうことかと素直に感心する。

ちなみに個人的に「7つの習慣」で役に立った部分は、「代数を学んでからでなければ積分を理解することはできない」(265ページ)というところ。自分のメモには「代数、積分265ページ」としか書いていないので、うろ覚えだが(それを糧に覚えた線形代数と微分積分はいまのところ数学コンプレックスの解消以上の役割は果たしていないが)。

この「「勝ち抜け」案内」、私自身の当初の目論見としては、知的生産術のたぐいではおよそ触れられていないであろう人を使う技術、とくに人を使っての(ファーストハンドの)情報収集についてヒントが得られないかなと思って熟読してみたのだが、その部分では役に立ちそうにもなかった。とはいえ面白い本であることに変わりはない。

欲を言えばその成功本のタイトルを真似たような本について言及して欲しかったと思う。例えばカーネギーの「人を動かす」に対しては、「人を動かす人」だとか「人を動かす人になれ」なんていうタイトルの本もまとめて欲しい。ていうかタイトル集を時系列にまとめたやつだけでも想像の翼が広がるというものだ。

本書の巻末には1997年から2007年までのビジネス書ベストセラーリストがあって、「こういうヤツいたよなぁ、ブックオフ105円コーナーの常連だよねぇ」などと考えるのは実によい暇つぶしになる。



桜とユーフォリアと

2009-04-08 23:49:58 | 日記
忍池では、オバサンが鳥たちに向かって「エサあげられなくてゴメンネ」的なことを熱心に話しかけていた。
「LPGすごかったなLPG」と何やら興奮気味に話しているオジサン、どうもWBCのことらしい。
なんだか、みんないろいろ我慢しているものがスパークして奇妙な幸福感に浸っているみたいだ。