kosakuの雑念

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テロ事件と自動詞と他動詞

2016-07-05 17:34:34 | 日記
バングラデシュのテロ事件は開発援助のあり方などの諸問題はさておき、とても残念なことだった。

亡くなった日本人の遺体が本国に搬送されることの報道で、なぜか[遺体が帰国する]みたいな表現を新聞やテレビで見た。

確かに[無言の帰宅]という言い回しはあるが、勝手に言い回しから派生する表現を自作するのはどうなのか。メインイベントをメーンイベントとと未だに表記を直さない新聞社の頑固な精神はどこに行ったのか(笑)

[ドアを開けた]と[ドアが開いた]では意味が違うのだから、普通に情報を伝えて欲しいものだ。

多角的な視点を持つのはよいことなのか

2016-07-03 23:47:13 | 日記
角田光代『坂の途中の家』読み終わった。主人公は裁判員の経験を通して得たであろう新たな他者を見る目は今後の人生に苦痛を与えるのではないかなどと色々と考えさせられる作品だった。

自分の経験から言えばとあるメーカーの配送部門から営業部門に移ったときのことを思い出した。

配送部門のときは良い得意先とは、労いの言葉をかけてくれたり、応対が丁寧だったり、お茶をご馳走してくれたりといったものだった。

しかし営業部門になると良い得意先とは、売上、利益、回収、有形無形の取引コストといった端的に言えば、手間に見合った利益をもたらしてくれるのかという視点に変わる。

配送サイドからみて良い得意先であっても営業サイドから見て良い得意先とは限らない。

それが分かって良いことだったのかどうかは未だに分からない。







同一労働同一賃金について

2016-07-02 12:56:41 | 日記
正社員が抜けた穴を非正社員で埋めていたら、非正規だらけになった職場は多い。そこで問題になるのが賃金格差なわけだが、正社員だけがしていることといえば、事務所のカギの開け閉めくらいであって、それで時給2000円で非正規がカギの開け閉めをしないから時給1000円では不満が出るのも当たり前である。

一昔前は正社員ならではの仕事の能力や責任感があったと思うのだが、自己研鑽に励み真面目に会社のことを考えて行動する社員ほどあまりに不合理な格差に嫌気が差して会社を去って行き今残っているのはカギ係くらいしか差別化要因がない人たちになったというところか。

同一賃金にしてカギ係はその手当を支給すべきだろう。

とはいえカギ係の人ほど目一杯ローンを組んだりしててアレなことが多いわけだが(笑)