kosakuの雑念

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テポドンは結局、失敗なのかよ

2009-04-06 01:29:45 | 日記
 テポドン騒動、むかしコンコルド開発は英仏が大型超音速爆撃機を作る技術があることのデモンストレーションであるとの論を聞いた事を思い出した。爆撃機の兵器体系としての有効性の議論はともかくとして、実際のところ兵器として使うには爆弾を積まなければならず、とにかく難しいのは爆弾を投下することにより急激に機体重量のバランスが崩れることである。その他にも、空中給油機とのランデブーやら、電子装置やら、対空火器による損傷を前提とした操縦系統の冗長性やら大変らしい。

 テポドンも、長距離弾道兵器開発製造能力のデモンストレーションとみる意見も随分あるが、コンコルドと似たようなもので、どう考えても、国威発揚以外に何もないだろう。ミサイルと人工衛星打ち上げは技術的に同じなんていうのは、こじつけであろう。

 それはともかく1発を打ち上げに3週間もかかる装置が軍事的に意味があるとはとても思えない。せめて固体燃料ロケットにしてくんないかな。
 そうかと思えば、実はノドンが大量にあるとかいう根拠不明のハナシも出てくる始末。それにしてもノドンは話に上るたびに、何故か射程距離がどんどん延伸している印象だが、もともと300kmくらいの最大射程のロケットがどんな改良したら1,300kmになるのかさっぱり分からない。

 日本の自治体の対応もよく分からない。
 コンピュータで通信して、文面をハードコピーして、いろいろな人からハンコもらって、拡声器で呼びかけって、あんたそれおかしいでしょう。